テラーノベル
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繋がった手と、めぇめぇバギーのお散歩
莉犬くんの人工呼吸器の音が静かに響く病室。数時間が経過したころ、ようやく莉犬くんのまぶたがピクリと動きました。
1. 目覚めと、もどかしい再会
るぅと
るぅと
その様子を見ていたころんくんが、ベッドの柵にしがみつきます。
ころん
早く近くに行きたくて、ころんくんはベッドを降りて駆け寄ろうとしますが、足に力が入らず何度も転んでしまいます。それでも必死に立ち上がり、ぴょんぴょんとジャンプして莉犬くんの顔を見ようと頑張りました。
ななもり先生がころんくんの目線に合わせてしゃがみ、優しく諭します。
ななもり
それを聞いたころんくんの瞳が、みるみるうちに涙で溢れました。
ころん
不安が爆発してしまったころんくんは、その場で手足をバタバタさせて暴れ始めてしまいました。
2. 莉犬くんの「強い」返事
さとみ
さとみ先生がひょいっところんくんを抱き上げ、背中を優しく叩いて落ち着かせます。
さとみ
すると、それを見ていた莉犬くんが、かすれた小さな声で、精一杯の力を振り絞りました。
莉犬
その短くも元気な返事に、全員が驚いて莉犬くんを見ました。
さとみ
さとみ先生が提案すると、ころんくんは涙を拭って一生懸命考えました。
ころん
莉犬くんが動かなくても済むように、自分が歩いて一緒にいられる「お散歩」を選んだのです。
3. 特別な「めぇめぇ」の乗り物
ジェル
ジェル先生が感動したようにころんくんの頭を撫でました。
ななもり
ななもり先生が、医療用の多機能バギーを持ってきました。るぅと先生が莉犬くんをそっと抱き上げ、バギーに座らせます。
るぅと
莉犬くんがコクンと頷くと、ななもり先生が冷えないように、莉犬くんの腰のあたりまで優しくお布団をかけてあげました。
さとみ
さとみ先生が用意したのは、羊のデザインがあしらわれた可愛らしい子供用車椅子でした。
ころん
ころんくんの目がキラキラと輝きます。
ジェル
ジェル先生がころんくんを抱っこして、めぇめぇ車椅子に乗せてくれました。
4. 暖かな光の中へ
さとみ先生とジェル先生がころんくんのバギーを押し、ななもり先生とるぅと先生が莉犬くんのバギーを慎重に押します。
ころん
莉犬
声は出せなくても、莉犬くんは隣に並ぶころんくんを見て、とても嬉しそうに微笑んでいます。廊下を渡る二人の小さな背中を、4人の先生たちは温かい眼差しで見守りながら、ゆっくりと中庭へ向かうのでした。
コメント
4件
みぅちゃん感想だけでもありがと〜!!これからの展開楽しみにしてください!!みぅちゃんもこれから無理しないで頑張ってね!!
第4話、読み終わりました…。 莉犬くんが目を覚まして、ころんくんが必死に「りぬくんっ!」って呼ぶところ、もう胸がぎゅっとなりました。声が出せない莉犬くんが「うんっ!」って返事した瞬間、やっぱりこの子は強いなって思いました。 めぇめぇの車椅子でお散歩、ころんくんの笑顔が目に浮かんで、涙が出そうになりました。先生たちの優しさも含めて、すごく温かい回だった…🤍