小学6年生の理一郎は、久しぶりに休みだった両親と揃って近くの公園にピクニックをしに来ていた。
理一郎
ポチ
ポチ……理一郎の犬。
理一郎
ポチ
タッタッタッタッタッ……
理一郎
母
理一郎
ポチ
そう言った理一郎は、遊具の沢山ある場所から静かな野原にいる家族の元へと向かった。
理一郎
ポチ
母
ポチ
父
ポチ
理一郎
ポチ
母
ポチ
父
ポチ
理一郎
ポチ
父
理一郎
そう呟いても、理一郎は 中々足を踏み出せそうになかった。 弁当を食べたいが為でなく、 もっとも他に理由が……
ポチ
理一郎
理一郎が目にした光景。 それは恐怖に顔を歪めながら 走り回る ポチの後ろを、白い服を着た少女が不気味な笑みを浮かべながら追い掛け回している光景だった。
チラッと両親の方を見たが、やはり少女には気づいておらず仲良く喋りながら弁当を頬張っていた。
翌日、どうしても昨日公園で起きた出来事について気になった理一郎は 昔からある地域の図書館へ行き あるひとつの新聞記事を手にって 読んでいた。
〈9歳の少女、公園で遊んでいた所を犬に噛まれて死亡〉 当時9歳だった、前原コヨミちゃんが○○県○○区の○○○公園でひとりで遊んでいた所を散歩していた飼い主の犬が何らかの理由で突然暴れだし、コヨミちゃんの首に噛み付いたと言われています。救急隊が駆け付けた頃には既に息を引きとっていて即死だった思われます。飼い主は『申し訳ない事をした』と話しているそうです。
理一郎
理一郎
そう言えばコヨミちゃんの首、 何か変な傷があったな。 犬に噛まれた痕のような傷……
理一郎
コメント
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テラーを間違ってアンインストールしてしまい、この垢にログイン出来ず、アカウントがまた1からになってしまいました😭 作品はこれにて終了したいと思います。今まで読んで下さった方、リクエストして下さった方本当にありがとうございました アンチなどのコメントはご了承ください。