普通の子だよ
アリス
…
茶鬼
ごめんね。私もすぐ…そっち行くから…
茶鬼
ついたらさ、またカウンセリングしてね。小さな先生
スッ…(ナイフを自分の腹に向ける)
赤鬼
茶鬼ッ!
茶鬼
ッッッ
赤鬼
良かった。まだアリスは気絶してるだけだな…
茶鬼
どうした…
赤鬼
は?何がだ
茶鬼
白鬼は…
茶鬼
白鬼はどうした?
赤鬼
あー。あいつな
赤鬼
すっかりリリーナにやられちまったよ
リリーナ
てへぺろ☆よ
ユウヤ
コラっ!
リリーナ
ぅー…
茶鬼
……
茶鬼
白鬼は死んだのか?
赤鬼
ばっちりな
赤鬼
そうだろ?紫鬼
紫鬼
ああ。そうだね。やけにスッキリした顔で亡くなっていたよ
茶鬼
……
茶鬼
脱獄せいこーう!
白鬼
うっさいなぁ。もう少し静かに出来ないのか?
茶鬼
十分私は静かだよ!白鬼こそ余計な口挟まず今を楽しんだら?
白鬼
そっちこそ余計な口だな!僕は毎日天使様のおかげで楽しんでる!なのに君は…
茶鬼
あー、うっさいうっさい
茶鬼
何も聞こえませーん!
白鬼
お前ぇぇえ!
茶鬼
うわー!白鬼が怒ったーw
茶鬼
にっげろー!
白鬼
待て!待つんだこの生意気女ッ!
同じツノがない同士
一瞬で分かり合えた
茶鬼
ねー、もっと良い物食べたーい
白鬼
仕方ないだろ。これしかないんだから
茶鬼
えーやだー
白鬼
あのなぁ!文句を言うんだったら食わないでくれるかな?
白鬼
僕がせっかく集めて来た食料をそんな風に…
茶鬼
うっわ、またヒステリック起こしたわ
茶鬼
あっち行け。しっしっ
白鬼
ッはぁ…あのねぇ?!
面倒見が良くてお父さんみたいだった
ほぼ怒ってただけだけど
茶鬼
…
茶鬼
ほら、何もしない、抵抗も
茶鬼
捕まえて良いよ、私の事
赤鬼
は?
赤鬼
なんで急に…
茶鬼
なんかもう飽きちゃった
茶鬼
白鬼が居ないなら私がここにいる意味もない
赤鬼
…そうかよ
紫鬼
つまり恋って事かい?ニヤ
赤鬼
お前は黙れ
紫鬼
はい
リリーナ
ふふっ、解決したようね
ユウヤ
いや、全然してないけどね?アリスちゃん気絶してるし
赤鬼
そうだ!そうだよ!まだアリスが…
アリス
うげぇ…
赤鬼
アリスーーー!
白鬼
……
白鬼
(さっき死んだフリしてたけど、本当に死にそうなんだよな)
白鬼
ぐぅ、''うっ''…
白鬼
そろそろっッ…塩時か…
白鬼
………
白鬼
なんでだろうな…
白鬼
いつもの僕ならこんな時、頭に天使様が浮かび上がるのに、
白鬼
なぜか今は
茶鬼の事しか考えられないや