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夏月
俺は平然を装って、挨拶した。
母親
男
夏月
俺の母親は、父親が仕事のときに、男を連れ込む癖がある。
時には、父親が家にいるときにも連れ込んでいる。
夏月
母親
いつも口説き落としている、猫撫で声。
夏月
息子である俺にとって、それは気持ち悪いモノでしかなかった。
男
男
夏月
近付いてきた男は、俺の頬を思いっ切り殴った。
夏月
じわじわと口の端から流れる血。
男
そう言って、再度殴ってきた。
夏月
俺は袖で血を拭き取り、小声でボソッと呟きながらキッチンへ向かう。
母親
夏月
イチャイチャする二人を睨みながら、料理を作り始めた。
あーあ、早く二人のとこに戻りてぇ…
一方ゾムとショッピ。
ゾム
ショッピ
二人は小声で会話をしていた。
ゾム
ショッピ
ゾム
「「(兄ちゃん、大丈夫かな…)」」
ショッピ
ゾム
ショッピ
ゾム
見に行きたい欲を抑え、大人しく夏月を待つことにした。