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注意 夢小説 口調迷子 キャラ崩壊 ご本人様とは関係ありません

今、麻衣がここに留まる選択をするのは 僕…いや、俺達にとってまずいことだ

麻衣はこの世界に適合していない

言うならば、麻衣は

この世界の"不適合者"だ.

世界に適合しない場合 普通の人間なら瀕死状態になり 最後は苦しんで死ぬ

機械がどうなのかはわからないけど

麻衣もおそらく害はある

麻衣はそれを分かった上で この世界に留まるんだ

そんなこと、させてたまるか.

約束してんだよこっちは

お前を絶対に助けるって言ってんだ

絶対に

麻衣

…絶対に?

刀也

は…?

麻衣

絶対に、助けてくれるの?

ガク

助けるッ…助けるからッ…!

麻衣

…嘘つきだね、みんな

ハヤト

嘘なんかじゃないッ!

麻衣

嘘だよ.きっと

明那

嘘じゃないよッ…絶対、助ける…!

麻衣

ううん、嘘だよ

嘘じゃないんだって…!

なんで信じないの

なんで信じようとしないのッ…!

助けて欲しいんでしょ、?

今までみたいに、みんなで一緒に───!

麻衣

…嘘、だよ

麻衣、信じてくれ…!

俺らがみんな助けるッ!

麻里も、裕斗達も、絶対ッ!

麻衣

…みんなにはわかんないよ…ッ

麻衣

私が今まで何もかも信じてたこと

麻衣

それを、何回も裏切られたこと

俺らは裏切らないッ!

俺らは、ずっと一緒にいるッ

救い出してあげるからッ…!

麻衣

…知ってるよ

麻衣

…それも、嘘だって分かってるよ

麻衣

全部嘘だったんだよね

麻衣

今まで私がライバーとして活動したのも

麻衣

みんなとグループ組んで、

麻衣

楽しかったことも

麻衣

笑い合ったことも

麻衣

一緒にたくさんの時間を過ごしたことも

麻衣

全部、嘘なんだよね

サラ

嘘じゃないよ、?

サラ

全部、本当のことだよ、っ

麻衣

嘘だよ

葛葉

なんでそこまで否定する

葛葉

お前はッ…!

麻衣

…なに、?

そこにいた全員が息を呑んだ

麻衣は涙を流して、 薄笑いを浮かべていた

麻衣

私が、なに、?

葛葉

っ…お前、は…ッ

葛葉

望んでたんじゃ…ないのか…ッ?

葛葉

本当の仲間、家族

葛葉

本当の友達を…願ってたんじゃないのか、?

麻衣

…うん…そうだね

麻衣

願ってた

麻衣

…でも、でもね

麻衣

私は…もう、疲れたんだ

麻衣

何かを信じることも

麻衣

裏切られることも

麻衣

全部…嫌になっちゃった

麻衣が崩れていくのを感じた

麻衣が、堕ちていくのを感じた

なら信じなくてもいいッ!

信じなくてもいいから…

だから、救わせて…!

麻衣

信じれるまでそばにいる

ずっと一緒にいるからっ!

…長尾

だから──!

長尾もうやめろッ!

っ…!

…きっと麻衣には届いてない

だけどッ…!

麻衣

…みんなが優しいのは元から知ってた

麻衣

みんなと出会う前から、ずっと見てきたから

ガク

ずっと…?

麻衣

…今は、もう覚えてないかもしれないけど

藤士郎

…そんなことない…ッ

藤士郎

覚えてるッ…!

藤士郎

覚えてるし、ずっと探してたっ…

藤士郎

いないって、近くにはいてくれないって分かってても

藤士郎

ずっと探してた…

麻衣

…うん、知ってるよ

藤士郎

やっと…見つけたのに…っ

麻衣

麻衣

泣かないでよ、弦月藤士郎くん

藤士郎

え…?

麻衣

あの頃は本当に楽しかった

麻衣

だからあの時君たちを守ったんだ

藤士郎

っ…

麻衣

ほらほら、泣かないの.

そう言って君はあの時のように 僕の顔に手を伸ばした

そして涙を拭ってくれた

麻衣

君が泣いてたら───

グサッ

麻衣

…あの時のことを思い出すでしょ

藤士郎

ッ…カハッ…

ッッ!藤士郎っ!

弦月ッ…‼︎

なんで、なんで僕の体に 麻衣ちゃんの魔が刺さってるの、?

ねぇ、なんで

藤士郎

なん…で…ッ

麻衣

さぁ?なんでだろうね

麻衣

…少なくとも

麻衣

この状況で理解できない奴には関係ないと思うけど.

やめて そんなこと、言わないでよ

だけど、そこで僕は気づいた

藤士郎

ッ…!?

麻衣ちゃんの身体には 2つほど、穴が空いていた

そう、最初に椎名さんを刺した場所.

そして今、僕を刺してる場所と 全く一致する場所だった

藤士郎

まさ、か…麻衣ちゃん、君ッ…!

麻衣

…よく気づいたね.

麻衣

でも攻撃をやめさせるなんて、もう無理だよ

麻衣ちゃんは僕の耳元で そう呟いた

その時僕の傷は少し回復しつつあった

藤士郎から手を離せッッッ…!

藤士郎

やめて…景くんッ…!

麻衣

人が話してる時に横から…

麻衣

邪魔だなぁ、本当に.

麻衣

本当にうるさいんだよ

麻衣

たいして守れやしないくせに

うるさいのはお前だ

藤士郎を刺したくせに お前こそ俺に何が言える

長尾くん、攻撃するな

ッ…!でも……!!

許せないことくらい俺も分かってる

実際本当に殺したくなったからね

だけど…ここではやらなくていい

どうせ殺せない───

麻衣

あ、言ってなかったね

麻衣

ここの世界を作ったのは私だよ

麻衣

だから、私だけは殺せる.

それを聞いた時,俺はゾッとした

麻衣は、わざとこの世界を作ったんだ

自分に適合しない世界を.

そして、麻衣が攻撃しても 誰1人死なず、傷もつかないこの世界を.

…麻衣は、元から俺らを殺すつもりなんて 全くなかったんだ

じゃあ、この世界が作られた意味は、 本当に────

刀也

…ガッくん

ガク

刀也さん…?

刀也

ガッくんも気づいたよね,

刀也

この世界のカラクリ.

ガク

カラクリ…?

刀也

そう

刀也

この世界は麻衣を殺すことを目的として作られたのは分かる?

ガク

まぁ…

ガク

俺たちを殺さないって言うのも分かったっす

刀也

うん

刀也

これでわからない?さっきの麻衣の行動を見て何か気づかない?

ガク

麻衣の行動…

麻衣は弦月くんを刺した… それが、何につながって────

ガク

…?

刀也

答えはこうだ

刀也

麻衣がさっき弦月くんを刺した理由は?

刀也

殺すため?この世界で、か?

ガク

まさか──!?

刀也

そう、辻褄が合わないんだよ

刀也

弦月くんを殺すという目的なら、ね

刀也

椎名の時だってそう

刀也

今はもう普通に動けてる.

刀也

じゃあ麻衣が2人を刺した理由は?

ガク

麻衣自身に攻撃が来るようにしてるから…?

刀也

そう

〈主からの説明じゃぁぁぁ!〉 この世界は麻衣が死ぬことを目的として作られており、麻衣が椎名や弦月に攻撃しても麻衣以外には効かないから意味がない. それでもなお麻衣が攻撃する理由は、麻衣自身にその攻撃のダメージが返ってくるからであり、麻衣は元からみんなを殺すつもりはなかったと言うこと.

刀也

そして、恨みを持った人が麻衣を攻撃しにいって

刀也

麻衣は死ぬってことだ

ガク

じゃあすぐにみんなに伝えないと…!

刀也

そうだね

刀也

何人かはもう薄々気づいてるっぽいし

麻衣

…何でハヤトが出てくるかなぁ。

ハヤト

…私は、伝えたいことがあるからです

麻衣

私は無い

麻衣

聞きたいことも、何も無い

ハヤト

貴方はいつもそうですよね

麻衣

ハヤト

そうやって自分のこと、聞こうとしない

ハヤト

逃げてるだけじゃないんですか

麻衣

…何が言いたいの?

ハヤト

…俺だって

ハヤト

俺だって皆さんみたいな力があればって

ハヤト

だけど、ないから…ッ

ハヤト

守る術を…俺は持たないからッ…!

ハヤト

…だから、

ハヤト

言葉でしか伝えられない.

ハヤト

俺は…俺"達"は武器を持って貴方に聞きます

するとハヤトは銃を構えて言った

ハヤト

貴方がここまでするのはなぜですか

麻衣

…それ、私のだよね

麻衣

返してよ.

ハヤト

貴方が全ての質問に答えるまでは無理です

麻衣

…あははっ、そんなこと言っときながら

麻衣

手、震えてるけど?w

ハヤト

ッ…

麻衣

あまり無理しないほうがいいよ?

麻衣

生まれつきの才能でランキングは決まるの

そう. 才能だけで決まる

いくら顔が良くても、 頼りになっても 優しくても

武器を持ってる奴がトップに立つ.

持ってない奴は踏みつけにされるだけ

麻衣

…いいよ.答えてあげる.

麻衣

だけど3つまでね.

ハヤト

…!

麻衣

私にも時間ないし.

麻衣

その代わり私も質問させてもらうね

ハヤト

…剣持さん

刀也

いいですよ.そのくらいは

刀也

じゃあ僕らは後で───

麻衣

じゃあ私からね

刀也

え?

知ってる.分かってる.

だから、先に質問するの

麻衣

私からは一つだけ

麻衣

…君たちは、なんで私を助けようとするの?

助けたいなんて言ってほしくなかった

願っていいなら 捨てて欲しかったな

葛葉

…俺たちは

葛葉

それぞれの人生で麻衣に救われた

葛葉

だから今、ここにいる

葛葉

…助けられたから

葛葉

だからお前を助ける

葛葉

…それじゃあ、ダメか?

麻衣

…答えはそれぞれだからね

麻衣

私が君たちの答えに口出しはできない

麻衣

じゃあ、君たちの質問

刀也

なんでこの世界に適合しないと分かっていて

刀也

この世界に残るという選択をした?

麻衣

…最初から難しいなぁw

麻衣

簡単に言えば

麻衣

適合しないから.

え…?

麻衣

適合しないから、この世界に残るの

刀也

…わかった

ハヤト

…あの、麻衣

麻衣

ん?

ハヤト

今質問できる数を一つ減らします

麻衣

…!

なぜ?

質問できる数を減らす… 理由はなに…?

麻衣

…わかったよ

ハヤト

じゃあ、最後の質問.

麻衣

うん

…どんな質問が来るんだろう

ハヤト

…麻衣は

ハヤト

どうして生まれてきたんですか

麻衣

っ…!

その瞬間、私は息を呑んだ

なんで、貴方がそんな言葉を

いや、そうじゃない

なんでそんな冷たい目をしているの?

なんで、あの人と同じ目をするの?

やめて.そんな目で見ないで

麻衣

ハヤト

…貴方は自分を失敗作と言いましたね

ハヤト

そんなの、元からわかってますよw

ハヤト

だから、なんで生まれてきたんだ?

ハヤト

なんの意味を持ってあんたは生まれてきた?

…やっぱり

みんな同じだ

そうだ.分かってる. 分かってた

麻衣〜

一緒にゲームしねぇ?

麻衣

する!

ははっ、お前ほんと好きだなw

あの時も

何も、真実じゃない

ずっと嘘だ

だって、そうでしょう?

お母さん

麻…衣…ッ

麻衣

…お母、さん…?

お父さん

麻衣…こっちに、おいで

麻衣

なん…で…っ

お父さん

…ごめんな、今まで伝えられなくて

お母さん

麻衣…最後に、聞いて…?

麻衣

待って、どういうこと…

麻衣

なんで、2人が…!

お母さん

私たち、ずっと麻衣を愛していたわ

お母さん

今までずっと言えなくてごめんなさい.

お父さん

お前は俺たちの、大切な子だ

麻衣

やめて…違う…ッ

麻衣

私、は…っ

暖かい何かに包まれて

それが、お母さんとお父さんだった

そう気づいた時には もう.遅いから

お父さん

…大好きだ

お母さん

大好きよ、麻衣…

冷めていったそれにも触れられず

泣いて喚いて叫んで

愛を知るのが、 愛をもらうのが何よりも望んでいたはずなのに

暖かさを望んで

絶望して

散っていったものでさえも

掴めない.

今までは、本当に全てが 嘘だった

ハヤト

…なんで、生まれたんだ

麻衣

…ッ…!

麻衣

そんなの…わからない…

ハヤト

…!

麻衣

何のため、?

麻衣

なんでこの世界にいる、?

麻衣

…そんなの…っ

麻衣

わからないからここで迷ってる…ッ

麻衣

わかんないから、見つけられなかったから

麻衣

何回も何回も繰り返して

麻衣

ずっと見つかんないから…ッ!

麻衣

助けられたって…それは私じゃないッ…!

麻衣

ずっと愛を求めてて

麻衣

やっと…やっと、触れられたのに…っ

麻衣

いなくなるなんて、聞いてない…っ

麻衣

愛してたなんて、もう聞きたくないッ…!

麻衣

こっちが聞きたいよ

麻衣

なんで私は生まれてきたの?

麻衣

なんで私たちは存在するの?

麻衣

何のために…っ

麻衣…ッ

手を伸ばした

だけど届かない

俺じゃ、助けられない

麻衣

…わかんないよ

麻衣

なにが本当なの

麻衣

なにが、嘘なの?

麻衣

嘘は疑って

麻衣

真実を信じればよかった、?

麻衣

嘘で隠してばっかりのくせに…っ!

麻衣

分かってる、分かってるよ

麻衣

お母さんもお父さんも、みんなも

麻衣

私を助けようとしてくれてたんだって

麻衣

分かってる…分かってるけど…っ

麻衣

なんで…なんでなの、?

麻衣はそこに崩れ落ちた

っ…!麻衣…!

俺は耐えきれず、麻衣の所へ走った

麻衣

ねぇ、何が…何が、正解なの…?

麻衣

間違った私が悪いの…っ

麻衣

じゃあ、生まれてこなきゃよかった…?

麻衣

生まれてきた意味なんて…っ

麻衣

暖かさなんて、愛なんて

麻衣

もう何もわかんないから…っ

俺はやっと麻衣のところに着いた

そして、そっと抱きしめた

麻衣

…ねぇ…っ

麻衣

なんで、今更…思い出しちゃうんだろう…

麻衣

なんで…っ、今なの……?

明那

…麻衣ちゃん

明那

…俺さ、まぁ俺だけじゃないんだけどね

明那

記憶が戻ったんだよ

明那

麻衣ちゃんと過ごした日々が、やっと思い出せたんだよ

明那

麻衣ちゃん、君はどうなの?

明那

なにがあったの?

麻衣

わかんない…知らない…こんな記憶…っ

葛葉

…麻衣

葛葉

今は少し寝ててくれ

葛葉

起きたらちゃんと説明してやるから.

そう言って葛葉は麻衣を気絶させた

ハヤト

…なにが…

麻衣も記憶が戻ってる

しかも戻ったのは知らない記憶

新しい記憶だ

藤士郎

…麻衣ちゃんは攻撃するつもりなんか無かった

藤士郎

ずっと自分を殺すためだったんだ

藤士郎

記憶、少し見たんだけどね

藤士郎

麻衣ちゃんの両親が血まみれで家に倒れてる記憶なんだ

サラ

麻衣ちゃんが言ってたのは両親が言ったこと…だよね

藤士郎

…『愛してる』って

…そうか

…ははっ…なら、麻衣の気持ちも少しは分かるな

…あいつはずっと愛されてないって思ってたからな

その言葉が麻衣を混乱させる一番の原因だ

兄6人と仕事場の先輩に溺愛されてます

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コメント

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麻衣ちゃん、! 闇落ちしそうになってた、!? てかもうすぐ80話!? すげぇ!!

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