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えと

さて、と、

えと

色々散らかってて申し訳ないのだけど

私がベッドに腰掛けると

ゆあんくんはどこかそわそわした様子で突っ立っていたので

ベットの脇に置いてある椅子に座るよう、指示する

ゆあんくんが緊張したように座ったタイミングを見計らい

えと

それで、聞きたいことって何?

ゆあん

私が質問をすると

ゆあんくんは、カチッと硬い顔で少し考えこんだ後

意を決したように、鋭い視線を送ってきた

その視線があまりにも真剣なものだったからか

私も自然と、真剣な顔つきになる

ゆあん

その、

ゆあん

ゆあんくんの口が、ゆっくり持ち上がって

ゆあん

体育祭、きてくれますか、、?

私は思わず、口をあんぐりと開けてしまった

ついでに言うなれば、目もきっと大きく見開かれていたに違いないと思う

そのぐらい驚いて、

さらに頭がだんだんと冷静になっていくと

堪えようと思うのに

堪えきれなくて

ゆあんくんには本当に申し訳ないと思うが

思いっきり爆笑してしまった

えと

あ〜っはははははは!!!!

えと

ははっwwwあははははは!!

えと

はははっwwあっはははは!!

いつまで、どんなふうに笑っていたのかは覚えていない

ただ、気づいた時には鬼のような形相をした看護師さんが目の前にいただけだった

ゆあん

…なんで、そんなに笑ったんだよ!

そういう君の顔は

耳元まで真っ赤に染まっていて

その様子がまた

少し可笑しくて

また、笑ってしまった

えと

いや、だってさ〜w

えと

あんな真面目な顔して話があるって言うもんだから

えと

何を言い出すのかと思えばwww

えと

『体育祭に来ますか』

えと

てwwww

私が言葉を発するごとに

ゆあんくんの顔はますます赤く染まり

フグのようにほっぺたを膨らませて

怒りを露わにしていた

ふと、なんであんなに笑ったのだろうと考えた時

私の中では

こう言う緊張した、2人っきりの空間で言われることといえば

何かというのは、少女漫画の世界では定番だったから

まだ、ほんのちょっとしか会ったことのない相手に

そんなしようもない期待を寄せていた自分が

どうしようもなく、可笑しく感じてしまった、と言うのもあるだろう

ゆあん

で、結局くんの?こないの?

刺々しい口調でこそあるものの

顔は真っ赤で瞳もうるんでおり

その表情に怖さなんて一つもなかった

けど

私の中で、ある人の言葉が頭をよぎって

いつもみたいに、"隠し通せば"いいだけなのに

一瞬、自分の顔がこわばってしまったのを自分でも感じた

それを悟らせないように

いつもの笑顔で

えと

うん、いくよ!

ゆあん

さっきの一瞬の表情が見られてしまったからなのか

少し怪訝そうな顔をしていた

不審に思われたくなかったからか

私は、慌てて話題を変えた

えと

ちなみにさ、

えと

ゆあん君はなんの競技でるのー?

ゆあん

借り物競走、二人三脚、

ゆあん

あ、えっと、

ゆあん

あと、リレー。

えと

まじ!?

えと

学年選抜リレー!?

ゆあん

ん、

ゆあんくんは

インドア派で、体も小さく、細いから

運動神経など、ないと思っていたのに、、

流石にこのことを本人に言うのは気がひけるので

単純に、褒めることにした

えと

すごいじゃん!!

えと

応援してるよ!!

ゆあん

…ッ

ゆあんくんのほっぺはほんのりとピンク色に染まっていて

この時の私は、その表情をただかわいいと思っていただけだったが

その表情の抱いていた意味に気づくことは、できなかった

えと

いや〜、懐かしいなあ

えと

あ、そうだ

えと

今後、ここにきてもらうのは申し訳ないから

えと

L◯NE交換できる?

ゆあん

えっ!?

えと

ん?

急にゆあんくんの目が大きく見開かれて

そのまま沈黙したかと思うと、考え込むような表情をした

えと

あれ?スマホ持ってない?

ゆあん

い、いやいやいやいや、持ってます!!

えと

そ、じゃ出して

そう言うと再び、

ゆあんくんは静止したまま、ピッタリと動かなくなった

えと

?ゆあんくーん

ゆあん

へぅっ

えと

何今の声wwww

えと

ほら、早く出してー

ゆあん

あ、うん…

えと

おっし、登録できた、

友達追加をする画面に目を落とすと

えと

え、ゆあんくんのアイコン!

ゆあん

ふぇ!?

またゆあんくんが奇妙な声を出したけれど

そんなことは気にしなかった

えと

えーちょーかわいい!!

ゆあん

!?

えと

にわとり???

ゆあん

あ、うん、、

えと

へー!!

えと

かわいいなあ〜

そう私が言っていると

ゆあんくんは、何にほっとしたのだろうか

胸を撫で下ろしていた

えと

あ、ごめんね!

えと

そろそろ6時だし

えと

L◯NE交換もできたから、帰った方がいいんじゃない?

ゆあん

あ、うん、

ゆあん

じゃ、また、、

ゆあん

くるね

えと

えと

うん!

えと

ばいばーい!

そう言うとゆあんくんは

律儀にひとつお辞儀をして、

少し名残惜しそうに出て行った

再びひとりぼっちになった病室

ピロン

ふと、通知がなったスマホを見ると

ゆあんくんからだった

えと

…w

えと

にわとりのスタンプ、

よろしく!と元気のいいそのスタンプを尻目に

私は、やらなければならないことをこなす。

えと

さて、体育祭、

えと

のあも見たいしな〜!

えと

頑張るか、

どうしましたか?

えと

…すみません

えと

一時退院の許可が欲しくて

一時退院!?

えとさん、あなたがいまどんな状況か…!

えと

分かってます!!

…!

えと

分かってますけど、

えと

行きたいんです、、

えと

このままいけばもう、

えと

日常は送れないかもしれない。

えと

だから、!

わかりました

一時退院を許可します

ただし

毎日の経過観察と、薬は絶対に忘れないでください!!

少しでも体に異変を感じたら、すぐに戻ってきてください!!

いいですね!?

えと

はい

えと

えと

ありがとうございます!

えと

最後、、か

脳裏に、のあ、じゃぱぱ、うり、るな、

生徒会を任せたなおきりさん

ゆあんくん

それぞれの表情が浮かぶ

えと

最後には…したくないなぁ…w

君の視線の先は、私じゃない

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1コメ(≧∇≦*)尊いな!死にそう=͟͞͞('、3)_ヽ)_てか80人行ったらリクエスト来たら答えるからちょこちゃんもあったら言ってね!!まじで先輩に一目惚れしました!?が投稿❤100とコメント2貰わないと投稿できない😭

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