俺とあなたは運命で···

知らない。

聞きたくない。

番に、なりたい。

この人に···うなじを噛まれたい。

同じぐらいの歳の子。

俺よりも大人っぽい。

鉄朗くん、かっこよかったな。

運命の番だって事は教えないでいよう。

もし教えたら、多分怖いから。

そして家に帰ってきた。

鉄朗くんの事が忘れられなくて、恋しかった。

優しそうで、俺のタイプだ。

数年後。

そして俺は小学校を卒業し、中学生になった。

不安だったけど、小学生の人たちが上がってくれたおかげで心配いらなかった。

蛍兄さん、飛雄兄さん、忠兄さんはバレー部に入っている。

だから朝練がある。

心配だからと俺の学校まで送り迎えをしてくれる。

ありがたいけど、こっちも心配になる。

高校生だし、受験もあるだろうから。

兄さんのせい···とは言いにくいけど俺は入学式からクラスの人に弄られていた。

兄離れ出来ない、ブラコンなど。

よく分かんないけど、良くないらしい。

そうだよな。中学生になっても兄離れ出来ないなんて、やばいよな。

なんの用だろう。

ﾄﾞｻｯ

嫌だっ！