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管野アリオ
479
#ホークアイズ
こはく@忙しいね
10
月白
2,630
第4話 その指輪を捨てて
まな
土曜日の午後まおの部屋
テレビの音だけが響く静かな空間に
はるのスマホが激しく振動する音が混ざる
はるか思わず手を伸ばそうとした瞬間
私はその手をそっと抑えた
まな
はる
はる
まな
まな
まな
まおは小首をかしげいたずらっぽく微笑んだ
だか、その瞳は一切笑っていない
はるは冷や汗を流しながら画面が暗くなるのをただ見つめることしかできなかった
りさ
どこまでも完璧で、どこまでもはるを思いやるメッセージ
それを盗み見たまおはふっと鼻で笑った
まな
まな
まな
まな
まおははるの左手をそっと取り
その薬指に触れた
そこには、りさと選んだプラチナの婚約指輪が鈍く光ってる
まな
はる
まな
まおの声から甘さが消え酷く冷たいトーンに変わる
はるが躊躇していると黒の手帳を見せた
はる
はるは絶望に顔を歪めながら
自ら左の薬指から指輪を引き抜いた
まおはその指輪を奪い取ると迷うことなく外に放り投げた
はる
まるの制止も虚しく放たれた指輪は
ベランダの外の暗闇へと吸い込まれていった
まな
まな
はる
満足そうに笑うまおの姿は
まるで
無邪気な悪魔のようだった
はるは膝から崩れ落ちた
指輪が消えた自分の薬指を見つめる
そこにはりさを裏切ったという消えない印のような赤みが残っていた
その時はるのスマホが再びなった。
りさからのLINE
りさ
りさ
りさ
心臓が飛び跳ねるように凍りついた
次回 息を殺した狂気
コメント
1件
ああ……まお、やっぱりヤバい子だね。笑顔で指輪を投げ捨てるとか、背筋が冷えたよ。「無邪気な悪魔」って表現がめっちゃ刺さった。りさがアパートの前にいるってラストも震える…次回が怖いけど楽しみだよ🥀