人狼ゲーム〜勝者達の末路〜

目を覚ますと

身を覚えのある椅子

身を覚えのある時計

身を覚えのある場所

身を覚えのある投票装置

そして変わっているところといえばー

お互い知らない生徒たち

横にいる男子生徒が叫ぶ

一番ドア側に近い生徒が投票装置を指す

眼鏡をかけているいかにも理系といったような生徒が話す

彼が指す方向にはロングヘアーの色白な女子生徒がいた

「ゲームの始まりです」

「構成」

「人狼側、人狼2名」

「狂人1名」

「村人側、予言者1名」

「用心棒1名」

「霊媒師1名」

「猫又1名」

「村人3名」

「その他、恋人2名です」

「人狼は夜のターンに部屋を出て誰か1人を選び殺してください」

「狂人は人狼側です、予言結果、霊媒結果では人狼ではないとでます。人狼側が勝利した際に生き残っていれば勝利となります。」

「予言者は夜のターンに1人を選び、その人が人狼かそうでないかがわかります」

「用心棒は夜のターンに1人を選びその人を人狼の襲撃から守れます。ただし自分を守ることはできません」

「霊媒師は夜のターン直前で処刑された人が人狼かそうでないかがわかります」

「猫又は人狼に噛まれた場合、1人の人狼を道ずれにすることができます」

藤ヶ谷は投票装置を指した

「ただし投票によって吊られた場合は村人側も含めてランダムで1人を道ずれにします」

「恋人は通常の役職に加えてのサブ役職となります」

「恋人はお互いが恋人だと知っております。恋人の2人はランダムによって決まります」

「恋人の勝利条件は村人側と人狼側のどちらかが勝利した時、恋人同士が生き残っていれば恋人陣営の勝利となります」

「ただし恋人はどちらかが死亡するともう1人の恋人のプレーヤーも後追いとなり死亡します」

「投票のルール、ルール違反行為などは前回説明したとおりです」

俺たちは役職を見た

日下部ミチルさん

あなたの役職はー

人狼です

もう1人の人狼は黒宮ケイスケさんです

サブ役職として、恋人になりました

もう1人の恋人は鈴木アイミさんです

彼らの戦いは続いた