Nakamu
Nakamu
月曜日と水曜日と金曜日。
白尾軍では朝の会議がある。
今日は月曜日。
特に月曜日は、1週間の流れなどを 確認する必要があるので、
会議の内容が多い。
Nakamu
Broooock
シャークん
Broooock
シャークん
きんとき
Nakamu
きんとき
きりやん
スマイル
きりやん
きりやん
スマイル
きりやん
きりやん
スマイル
俺は司令塔管理人スマイル。
司令塔付近の区域を見張る役だ。
正直言って面倒臭い。
幹部のコイツらには サボりだって思われてるし。
仕事内容は鬼畜だし。
俺以外のあいつらは… 楽しそうに任務やってるし。
Nakamu
スマイル
Nakamu
スマイル
Nakamu
スマイル
Nakamu
スマイル
スマイル
Nakamu
スマイル
総統のNakamuの目が、 まっすぐに俺を見ている。
捕らえている。
スマイル
Nakamu
スマイル
Nakamu
スマイル
Nakamu
Nakamu
スマイル
Nakamu
Nakamu
Nakamu
Nakamu
シャークんには寄り添う相棒がいる
スマイル
スマイル
Nakamu
Nakamu
Nakamu
スマイル
Nakamu
Nakamu
い い な ぁ 。
スマイル
Nakamu
Nakamu
きんときには 心の闇に気付く友人がいる。
Nakamu
Nakamu
Nakamu
Nakamu
う ざ い な ぁ 。
Nakamu
スマイル
Nakamu
スマイル
スマイル
スマイル
Nakamu
Nakamu
スマイル
Nakamu
もう心は動かない。
スマイル
ガチャ、と無機質な音で扉が閉まる。
きりやん
スマイル
廊下に出た先には、仕事に行ったはずのきりやんの姿があった。
きりやん
スマイル
きりやん
きりやん
スマイル
スマイル
嘘。
スマイル
スマイル
きりやん
スマイル
嘘。
きりやん
きりやん
スマイル
スマイル
きりやん
スマイル
全部、嘘。
俺は偽ることで日々を過ごす。
虚偽の人間だ。
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
刺客
スマイル
管理人は刺客の【処分】もやる。
司令塔の最上階から足を狙って撃ち、 身動きを取らせないようにする。
俺は敵の暗殺部隊の侵入を許さない。
遠距離では最強と言えるだろう。
スマイル
たまに、この囚人が俺の姿と重なる。
あるべき姿に戻れず、 檻で息も切れ切れに生きる。
スマイル
だから、お前も哀れな奴だな。
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
軍や医療にまつわる本、小説、哲学
ここには色々置いてある。
ただ、俺の荒んだ心を癒す本は 何一つなかった。
スマイル
スマイル
スマイル
ここに注射器と薬さえあればな。
この馬鹿げた世界に 終止符を打てるのに。
残念ながら、俺ときりやん以外の奴らに任務で持って行かれたようだ。
くだらないな。アイツらの幸せも。
仲間も。
友情も。
結局、俺の本当の姿を見ようとしない
ただの他人。
スマイル
スマイル
さすがに疲れてきた。
確かに司令塔を回るだけだ。 でも、100階層の塔を毎日 見張るなんて誰が想像できるだろうか
スマイル
スマイル
もう無理だ
こっちは毎日毎日負担なんだよ
五月蝿いんだよ、馬鹿
次で最上階だ。
最上階……
最上階?
スマイル
スマイル
スマイル
任務に出かけたアイツらが戻る時間に なったら、夕飯を作る。
これがルーティーン。 ただ、今日は2日間の遠征らしいから
司令塔最上階から監視するだけ。
あぁ、でも…ちょっと疲れた………。
………。
スマイル
俺は、狙撃銃を投げ出して 眠りに落ちた。
きりやん
きりやん
きりやん
スマイル
きりやん
やばい。見つかった。
しかもよりによってコイツに。
スマイル
俺はいつも喧嘩してる時みたいに 言い返す。
だが、その声はいつもより細く、 かすれていた。
きりやん
きりやん
きりやん
きりやん
きりやん
なんの悪意もない嗤い声。
他の奴らは俺を嘲笑ったりはしない。
ただ不快な言葉をぶつけてくるだけ。
でもきりやんは違う。
こいつは……。
スマイル
きりやん
俺は弱気がかすめる声で言った。
スマイル
睨む。
きりやん
きりやん
一歩後ずさったきりやんの顔が 引きつっている。
怯えているような表情。
なぜなら……
きりやん
スマイル
分からせてやろうと思う。
バカにしやがって。
認めさせてやろうと思う。
俺は頑張ってるって。
スマイル
きりやん
俺の手に握られているナイフが、 月の光を受けて鋭く光る。
それは俺の心に潜む狂気の正体だ。
きりやんが、ナイフの切っ先が 向いている方向を見て青ざめる。
スマイル
「こいつ」だけは許さない。
「こいつ」だけは殺してやる。
きりやん
スマイル
スマイル
きりやん
スマイル
きりやん
スマイル
そして、俺は全ての狂気を込めて、
──ナイフを深々と突き刺した。
スマイル
きりやん
あぁそうだよ。
俺が殺したかったのは、
俺がナイフを向けたのは、
俺だ。
スマイル
きりやん
スマイル
スマイル
きりやん
きりやん
きりやん
スマイル
スマイル
スマイル
俺は耐えきれずに床に倒れ込む。
きりやん
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
きりやん
きりやんの叫び声が辺りに木霊する。
最期にしては哀しい。
そんな夜だった。
仲間の声がした。
泣いている奴、怒っている奴、 黙っている奴、俺の名を呼ぶ奴。
そして、寝てる奴。 あれはBroooockだな間違いない。
そろりと薄目を開けて様子を伺う。
あぁそっか、俺は死ねなかったのか。
やがて、目覚めてる事がバレて、 めちゃくちゃきりやんと目が合った。
きりやん
スマイル
きりやん
スマイル
急に 恥ずかしくなって布団で顔を隠す。
が、秒で除けられた。
スマイル
きりやん
スマイル
きりやん
Nakamu
シャークん
きんとき
Broooock
Broooock
Broooock
スマイル
Broooock
Broooock
スマイル
スマイル
Nakamu
Nakamu
Broooock
シャークん
きんとき
きんとき
スマイル
きりやん
きりやん
きりやん
きりやん
スマイル
コイツら…… 1週間俺を見守ってたのか?
大変な中、仕事もそっちのけで?
……あぁもう
忙しいと大切なことを見失うから だから忙しいのは嫌いなんだよな。
スマイル
スマイル
決めた。
俺は今日からコイツらをちゃんと 信じることにする。
だって、虚偽の友情なんかに 引っ張られるよりは
全然いいから。
スマイル
きりやん
スマイル
きりやん
スマイル
さぁ、今日は何の話を読もうかな。
……To be continued
コメント
14件
スマさんと自分を照らし合わせたら涙出た… うん…分かるよ…凄く分かるよ…分かりみが深い 良かったねスマさん…幸せにね…
好き、好きすぎる。 スマイルさんが幸せ嬉しいぃ゙ぃ゙(ハピエン厨)
ヤバい‼️私のBADENDの欲がでてスマイルがそのまま○んで皆が後悔すると言う結末を待っていた自分が居た