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喉が乾いたから水でも飲もうと、ただ廊下を歩いてた。
そこで気になったことが、1つ
作業室の電気がついてた。
まだ起きてるのかと思って、心配になったんだ。
体が一番って、いつも言われてるのに。
だから、少し様子を見ようと静かにドアを開けた。
そしたら、
あいつが、いたんだ。
そして、苦しそうに叫んだんだ。
「やってないのに!暴言を言ったことだって、叩いたことだって!!みーんなあの子の芝居に騙されて!バカみたい!!!」
嘘だと、思った。
いや、思いたかった。
でも、あいつの顔を見れば言ってることが、本当だってことくらい、俺でもわかる。
あぁ、だから今日「やってない」って言ったんだ。
最低じゃん、俺
酷いこと言って、
挙句の果てに、手まで出して、
全ての始まりの張本人を守って、
胸が、押し潰されそうだよ。
どれだけ辛かったんだろう。
さっきまで苦しそうだったのに、
「私はまだ、防弾少年団でいたいんです」
「犠牲は、私だけで十分です」
後から聞こえた声は、やけに凛としてた。
そんなこと、言わないでよ。
泣くな。
俺が泣いて、いいわけない。
でも、やっぱりごめん。
君の立場を考ると、どうしても涙が止まらないんだ。
本当に泣きたかったのは、君なのに。
「ごめんっ…ごめん、○○…」
あんなに呼んでた名前、
それが、
ひどく、懐かしく感じた。