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ｼﾞｬﾘｯｼﾞｬﾘ
美弥子
…ここかな。
美弥子
"産屋敷邸"
産屋敷耀哉
君だね。実弥の妹さんは。
美弥子
!!
その御館様の顔は、私が今まで見たことがないくらい、優しい顔をしておられた
美弥子
ﾊﾞｯ
美弥子
左様でございます。風柱様から貴方様のことはよくよく聞いていました。
美弥子
今後、よろしくお願い申し上げます。
産屋敷耀哉
あぁ。ありがとう。
美弥子
…、聞いてもよろしいでしょうか…、
産屋敷耀哉
うん。なんだい？
美弥子
御館様の、その目元…、
美弥子
どうなされたんですか、
産屋敷耀哉
私の一族はね、罪を犯してしまったんだよ。
産屋敷耀哉
一族から鬼を出してしまってね。
産屋敷耀哉
その影響で、われら一族に呪いがかかったんだ。
美弥子
…ｯ!!
美弥子
も、申し訳ございませんｯ!!
美弥子
なんて無礼なことを、
産屋敷耀哉
いや、いいんだ。謝らないでおくれ。
美弥子
ｯ、ありがとうございます
美弥子
そういえば、何故私をここに…？
産屋敷耀哉
あぁそうだったね。
産屋敷耀哉
いや、少し嬉しかったんだよ。
産屋敷耀哉
君の顔を見れたことが。
美弥子
え？
美弥子
そ、それはどういう、
産屋敷耀哉
覚えてないのかもしれないけれど、
産屋敷耀哉
私たちは1回、あったことがあるんだよ。
産屋敷耀哉
その時は私も、体に支障はあまりなかったし、
産屋敷耀哉
君も…6歳くらいだったかな。
美弥子
なるほど…､?
産屋敷耀哉
私も体に支障がなかった時は鬼狩りをしていてね。
産屋敷耀哉
その時に君に会ったんだ。
美弥子
…
産屋敷耀哉
？どうかしたかい？
美弥子
…いやｯ、ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
美弥子
ちょっとｯ、思い出しましてｯﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
美弥子
御館様に助けていただいたことがあったとはｯﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
産屋敷耀哉
…ﾆｺ
産屋敷耀哉
そうか…これからも、よろしくね
産屋敷耀哉
美弥子。
美弥子
はいｯｯ
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