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琴夏 コナツ

で、ゲームセンターねぇ...

藤崎 フジサキ

仕方ないじゃないですか

藤崎 フジサキ

もう少しで思い出せそうなんですよ

琴夏 コナツ

ま、いいけどさ〜

琴夏 コナツ

朱鈴は楽しんでるっぽいし

朱鈴 シュリ

もうちょっと右...

朱鈴 シュリ

あっ、

朱鈴 シュリ

ああ〜......

朱鈴 シュリ

夏ちゃ〜ん...(泣

琴夏 コナツ

はいはい、取ったげるよ

藤崎 フジサキ

(雪城さんの私服、新鮮だな......

琴夏 コナツ

よし、ほら朱鈴

朱鈴 シュリ

ありがと〜!可愛い...♡

藤崎 フジサキ

フッ(笑)

藤崎 フジサキ

(可愛いのは貴方ですけど......

藤崎 フジサキ

.........ッ...//

不覚にも可愛いと思ってしまったことに

顔が熱くなる。

琴夏 コナツ

おいおい、藤崎くん

琴夏 コナツ

顔が赤いよ〜(ニヤニヤ

藤崎 フジサキ

...気のせいじゃないですか、

琴夏 コナツ

ほんとかな〜?(笑)

朱鈴 シュリ

藤崎くんこっち来て!(グイッ

藤崎 フジサキ

え?

朱鈴 シュリ

ほら、にゃんちー!

朱鈴 シュリ

私が取ってあげようか✨️

『私が取ってあげる!』

藤崎 フジサキ

藤崎 フジサキ

あ、お願いします...

朱鈴 シュリ

任せて!

藤崎 フジサキ

......

今日は自分が何かおかしい

ぬいぐるみより

雪城さんの方が可愛いと思っている

ここ最近ずっと

心にモヤがかかる事も多い。

朱鈴 シュリ

ゔ〜...取れない...

藤崎 フジサキ

......

藤崎 フジサキ

今度は僕が挑戦してみます

僕のために苦戦する姿も、

朱鈴 シュリ

ごめんね...

藤崎 フジサキ

大丈夫です

上手くいかなくて凹む姿も

藤崎 フジサキ

あ、取れました

朱鈴 シュリ

えっ?!

朱鈴 シュリ

藤崎くん上手だね!

『るいくん上手!凄い!』

その笑顔も同じ。

あの子と同じなんだ。

藤崎 フジサキ

......

おばあちゃーん!!

遊びに来た、

よ......

藤崎 フジサキ

......(グスッ

え?!

ど、どうしたの?

大丈夫...?

藤崎 フジサキ

(女の子...

おばあちゃん、救急箱!

藤崎 祖母

ありがとねぇ、すずちゃん

どういたしまして!

藤崎 フジサキ

(すずちゃん、って名前なのかな

 

 

あなた、名前は?

藤崎 フジサキ

るいと...

じゃあ、るいくんだね!

藤崎 フジサキ

君は?

わたしは

朱鈴 シュリ

しゅり!

藤崎 フジサキ

しゅり......

朱鈴 シュリ

名前にすずがあるんだよ

朱鈴 シュリ

きれーでしょ?

藤崎 フジサキ

うん、(ニコ

しゅり〜

何してるの〜?

はやく遊ぼーよ!

朱鈴 シュリ

なつちゃん!

藤崎 フジサキ

(また増えた

え、だれ?

朱鈴 シュリ

るいくんだよ

おばさんの孫なの?

藤崎 祖母

ええ、そうよ

ふーん

琴夏 コナツ

あたしは、こなつ!

琴夏 コナツ

名前になつが入ってるの

琴夏 コナツ

よろしく、るい!

藤崎 フジサキ

よろしく...

琴夏 コナツ

あ!

琴夏 コナツ

そうだ、るいもあそぼー!

藤崎 フジサキ

え?

朱鈴 シュリ

いいね!

朱鈴 シュリ

おばあちゃん、いい?

藤崎 祖母

怪我には、気おつけてねぇ

朱鈴 シュリ

うん!

朱鈴 シュリ

楽しかった...

琴夏 コナツ

そだね〜

藤崎 フジサキ

(......そっか、

朱鈴 シュリ

朱鈴 シュリ

藤崎くん?

ずっと雪城さんとあの女の子が重なってた。

すずちゃんと雪城先輩は

同じ人なんだ。

琴夏 コナツ

おーい、どしたん?

藤崎 フジサキ

いえ、

藤崎 フジサキ

全部思い出せました

琴夏 コナツ

そう言って微笑む藤崎は

大切なものを見つめるような

すごく優しい顔だった。

琴夏 コナツ

......

琴夏 コナツ

あー!ウチ彼氏から呼ばれちゃった!

琴夏 コナツ

ちょ、今日はもう帰らないと

藤崎 フジサキ

琴夏 コナツ

ごめんね朱鈴

朱鈴 シュリ

え?

朱鈴 シュリ

え、ちょっと、

琴夏 コナツ

ほんとにごめーん!!

朱鈴 シュリ

あ、の......

朱鈴 シュリ

えぇ...?(困惑)

藤崎 フジサキ

帰っちゃいましたね

朱鈴 シュリ

どうして急に...

藤崎 フジサキ

さぁ、

僕は雪城さんが好きだ。

だから、明日

告白する。

うちの後輩が可愛い。

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