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面接官
リカ
いよいよ私達の順番になった
私はアイミとユナに目配せをして、 3人で立ち上がった
歌も ダンスも できる限りの練習をしてきた。 私達なら、きっといける
アイミ
アイミが不安そうに手を繋いできた。 私は、大丈夫だよ。と繋ぎ返す
ユナ
ユナがアイミの反対の手を繋いだ。 そのまま3人で前に出る
リカ
アイミ
ユナ
…数時間後…
ユナ
アイミ
リカ
リカ
ユナ
ユナ
リカ
リカ
リカ
ユナ
アイミ
リカ
リカ
リカ
リカ
アイミ
ユナ
リカ
ユナ
アイミ
リカ
部屋に着いた瞬間 私のスマホに着信が入った。 相手は……
面接官
通話
10:00
リカ
リカ
リカ
ユナ
ユナ
ユナ
リカ
アイミ
リカ
リカ
ユナ
ユナ
ユナ
アイミ
リカ
アイミ
リカ
アイミ
リカ
リカ
リカ
面接官
リカ
リカ
リカ
リカ
面接官
面接官
リカ
面接官
面接官
リカ
面接官
面接官
面接官
面接官
面接官
リカ
リカ
リカ
面接官
面接官
面接官
面接官
面接官
面接官
リカ
リカ
リカ
リカ
私の夢に、アイミとユナも加わって いつしか3人の夢になっていた
3人で一緒の夢を目指してるのが楽しくて 夜遅くまで練習しても、全然つらくなくて
リカ
私、本気じゃなかったのかな このまま3人で楽しくやっていけたらって そんな風に思ってたのかも
リカ
このまま私だけ合格するなんて 2人に合わせる顔がないよ なにより、3人じゃないと意味ないよ
アイミ
リカ
リカ
アイミ
アイミ
リカ
アイミ
リカ
アイミ
アイミ
リカ
アイミ
アイミ
アイミ
リカ
アイミ
アイミ
アイミ
アイミ
アイミ
ユナ
リカ
アイミ
ユナ
ユナ
ユナ
ユナ
リカ
ユナ
ユナ
ユナ
ユナ
ユナ
ユナ
アイミ
リカ
ユナ
ユナ
ユナ
アイミ
リカ
リカ
ユナ
リカ
アイミ
リカ
アイミ
ユナ
リカ
3人でデザートのパフェを食べ終わった後 私はこう言った
ユナ
アイミ
ユナ
ユナ
リカ
リカ
リカ
リカ
アイミ
ユナ
ユナ
リカ
リカ
ユナ
ユナ
アイミ
ユナ
リカ
ユナ
ユナ
リカ
ユナ
アイミ
ユナ
リカ
アイミ
アイミ
リカ
そう、これが私たち ずっと3人でいれば いつも笑顔でいられる これから先も、ずっと…
アイドル事務所
リカ
リカ
面接官
面接官
面接官
面接官
リカ
扉を開けて、部屋を出る
外の待合室に、 綺麗な女の子が立っていた
リカ
あまね
彼女は、美しいけれど 冷たい視線を私に向けた
あまね
あまね
リカ
あまね
リカ
あまね
あまね
リカ
そう、本気でアイドルになりたい
テレビの向こうの輝きに 少しでも近づきたくて
毎日本気で努力してきた
今回のオーディションだって、 本気でやった
だからこそ、私は選ばれたんだ
私だけは……
あまね
あまね
あまね
リカ
くるみ
くるみ
くるみ
リカ
あまね
くるみ
リカ
くるみ
くるみ
よく見てるんだな…… 私は緊張で他の子なんて見る余裕なかった
でも、ということはこの2人は チームの仲間を見捨てて ここに来たってこと……?
くるみ
くるみ
リカ
くるみ
くるみ
リカ
あまね
あまね
リカ
あまね
あまね
あまね
あまね
リカ
くるみ
くるみ
リカ
くるみ
くるみ
あまね
くるみ
あまね
くるみ
くるみ
くるみ
リカ
くるみ
くるみ
くるみ
くるみ
くるみ
リカ
あまね
あまね
あまね
あまね
リカ
あまね
くるみ
2人が入っていった扉を 私はしばらく見つめていた
私は事務所のロビーのソファに座ったまま 動けずにいた
そう、本当はずっと前から気がついていた
アイミとユナは私より歌も踊りも下手だ
私よりも後からはじめたのだから それも仕方のないことかもしれない
2人は私ほど 本気ではなかったのかもしれない
リカ
そうなのだろうか
確かに2人と練習するようになってから 2人に合わせて休憩が増えた 甘いものを食べることが増えた 練習をサボって遊ぶことも増えた
そして、2人とも私より下手だから こうして遊んでも私が1番でいられた
学園祭で3人でダンスを披露した時も たくさん褒めて貰えた
クラスメイトも、先生も、親も リカは絶対アイドルになれるねって
一方で、ダンスのレッスンでは叱られることが増えていた
前はもっと簡単に覚えられた 覚える時間もあったし、 体もよく動いた
リカ
邪魔してたんだ、今まで 邪魔だったんだ、2人が
ずっとあの2人が私の両足にしがみついて、離さないで
私のことを飛べない鳥にした
リカ
気がつくと私は、そう言っていた
ユナ
リカ
ユナ
アイミ
ユナ
リカ
ユナ
ユナ
アイミ
リカ
リカ
リカ
リカ
リカ
ユナ
ユナ
リカ
ユナ
ユナ
ユナ
アイミ
ユナ
リカ
リカ
リカ
ユナ
アイミ
ユナに叩かれた頬がじんと痛んだ 何も言わずにユナをみた
ユナ
ユナは泣きながら怒って 背を向けて去っていった
アイミがその後を追いかけていった 一瞬、私の方をみて 複雑そうな顔をした
リカ
リカ
リカ
アイミ
ユナ
しばらく走った後、 ユナちゃんが立ち止まった
きっと、私がもう疲れて息切れしているのに気がついてくれた
アイミ
ユナ
アイミ
ユナ
アイミ
アイミ
ユナ
アイミ
アイミ
アイミ
アイミ
ユナ
アイミ
アイミ
ユナ
ユナ
ユナ
ユナ
ユナ
ユナ
アイミ
アイミ
ユナ
ユナ
ユナ
ユナ
ユナ
ユナ
アイミ
ユナ
ユナ
ユナ
ユナちゃんはそのまま 泣きながら地面に座り込んだ
私はそっとその肩を抱いて 一緒に泣いた
ユナ
アイミ
ユナ
アイミ
ユナ
アイミ
ユナ
ユナ
アイミ
アイミ
アイミ
アイミ
これが
私がアイドルになると
初めて口にした日でした