死にたい君と生きたい僕

ﾀﾋぬんちゃう？

俺のこの選択はあっているのか間違っていたのか

その事の答えはいずれ知ることになるだろう

🌟❤️

いつも通りの検査

いつも通りの日時

そんな中、転機が訪れた

いつもの検査を終えて、検査結果を教えて貰うため診察室へ向かった

そこで言われたのは｢どんどん良くなっていますね｣という希望の言葉ではなくて

表情を曇らせながら｢今の医療の力ですと治療を続けてもあと1年生きられるかどうか、治療を続けられなければあと半年です｣という残酷な言葉だった

僕が消えたら親は喜ぶのかも。という考えが脳裏に過ぎった

僕がﾀﾋば、親はお金が貰える

完璧でない僕の存在は消える

きっとあの人達にとって、いいことしかないんだろうなぁ

次の日

翌朝

母さん