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あるところに
松野家の次男 、松野カラ松という
ずちなしの弱虫がいた 。
彼は兄弟を心から愛すと決めた 。
高校生時代に大人の自分から貰ったサングラスをきっかけに 。
彼は大きく自分を信じて歩もうとした 。
ただ彼は今となれば【嫌われ者】 。
おそ松 .
チョロ松 .
チョロ松 .
トド松 .
おそ松 .
おそ松 .
一松 .
おそ松 .
おそ松 .
トド松 .
一松 .
トド松 .
見せ合いが始まった 。
カラ松はそれを聞いたあと必死に無言で
自分の自意識を磨いた 。
まるで何かを隠すように ____
おそ松 .
一松 .
一松 .
トド松 .
そしてその言葉を放った3秒後 。
彼の持っていたと思われる何かが
ぱりっと割れた音が無音の部屋に響いた 。
トド松 .
一松 .
十四松 .
十四松 .
カラ松 .
カラ松 .
彼はひっそりと笑みを浮かべた 。
おそ松 .
おそ松が無理やりカラ松の手元の物を持った 。
カラ松 .
するとおそ松の手元に渡ったものは 。
ボロボロの自意識だった 。
おそ松 .
チョロ松 .
一松 .
十四松 .
トド松 .
全員が戸惑った 。
カラ松だけはただ無言でおそ松が持ったものを取り返した 。
おそ松 .
カラ松の自意識は 、
本来は透明な美しい丸い形をしている物 。
なのに ……
今となっては
ぱりぱりと5箇所ほどのヒビや割れ跡が残っていて 、
透き通るほど美しい丸の形は今となれば曇って透き通らせようとするとやがて曇る 。
そんな自意識となっていた 。
カラ松は慌てずもせずにどこかへ向かった 。
おそ松 .
トド松 .
1番に絶望したのはトド松だった 。
座り込んで泣いた 。
トド松 .
トド松 .
トド松は勘が鋭い男だった 。
その考察は命中して彼に刺さっていたのだ 。
その彼の5箇所の傷は大きいものと深いもので別れていた 。
しかしどちらも大きな傷 。カラ松は磨いていたが 、それでも消えなかったもの 。
もしかしたら磨く前は倍を超えるほどの傷や跡、ヒビがあったのかもしれない 。
チョロ松 .
チョロ松 .
チョロ松 .
チョロ松は孤独に責任を取る男だった 。
おそらく1番傷が目立つのは【深く】よりも【大きく】の傷だった 。
そのヒビを勝手にチョロ松は僕の放った言葉だと勘違いをした 。
丸い形のものは周りから見ると跡の広い面積の方に気を取りやすくなる 。
おそ松 .
おそ松 .
クソ長男は今日だけ真剣な顔になった 。
おそらく一番の落ち着きを保った 。
しかし頭の中では
おそ松 .
1番追い込まれそうになっていた 。
十四松 .
十四松はおそ松の限界に察知しサポートをした 。
そして十四松は心の綺麗な男であり 、空気も読めるほど 。
自意識からも出ているだろうか 。十四松はカラ松と同じで透き通るほどの透明を持っていた 。
「僕ならカラ松兄さんの思いを分かってあげられるかも」そう思っているのはこちらからでも伝わってくる 。
そして残り1人の男 。
一松 .
松野一松だけは違かった 。
一松はただただ黙って突っ立っていた 。
泣きもせず責めもせず 、絶望もせず 。
ただただずっと 。
カラ松の置いていったサングラスを見ていた ___
おそ松 .
兄弟が1階へ行った 。
その後に一松は自分の自意識を持った 。
一松 .
僅かにそう小さく消えるほどの声で呟いた 。
そして自分の自意識に
三本の爪痕を残した 。
一松 .
その途端 、ピシッと音が響いた 。
そして一松が残した自意識の爪痕には
血が浮かんでいた 。
その後 、すぐに1階へ降りた兄弟は 。
リビングにあるど真ん中の机に注目した 。
そして机のど真ん中に
遺書と書かれていた封筒があった 。
おそ松 .
チョロ松 .
十四松 .
トド松 .
おそ松 .
トド松 .
トド松 .
トド松 .
トド松は怒鳴った 。
1番怒っているのはトド松だった 。
そして悲しんでいるのもトド松だ 。
トド松は何がどうなのか訳がわかって居なさそうだった 。
ただ ……
トド松 .
ずっとどうしようと思っているのだ 。
チョロ松 .
チョロ松は冷静に提案をした 。
おそ松 .
おそ松がそう言った後に一松が遅れて1階へきた 。
十四松 .
一松 .
一松はどこか寂しそうにその遺書に少し触れた 。
一松 .
そう一松はぼそりと言った 。
周りの兄弟はぽかんとした 。
おそ松 .
一松 .
一松 .
一松は自信のあるような顔で言った 。
兄弟もその顔で信じられたのだろうか 、
すぐに遺書を置いて玄関へ向かった 。
一松 .
そういった後 、一松は
自分の自意識を優しく撫でた 。
ふぅ 、仕事おわり 。
あ …… まだつけっぱだったな 、
何してんの 、貴方は ……
えっへへぇん ♩
全く …… ん?僕たちは何者?
…… さぁね 。それを知るにはまだ早いのでは?
ひゅぅぅ!♩
女神っぽいこと言うねぇ♩
まぁ女神みたいなもんなんでね 。
さて 。このお話をなぜ知っているか?
あんまり宗教にいる僕たちのこと舐めないでね 。
それ答え分かっちゃうってぇ 、
そんなことないでしょ 。
まぁ 、今日はここらへんで 。
「 俺の行方 」