テラーノベル
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紫 side
薄寒いような
暗い通路の中を
月の光だけが照らしていた
らんと想いが通じ合った日の夜
俺は…なつを呼び出した
イルマ
ナツ
イルマ
ナツ
ナツ
俺のやることは
いや…やるべきことは
もう決まっている
イルマ
ナツ
自分勝手なことはわかっている
ここまでついてきてくれた相棒を
振り回すかもしれないことも
けど…俺は絶対に
この依頼を、こなさなくてはならない
イルマ
イルマ
ナツ
イルマ
わかっている
これを言ったらお前は…傷つくってことを
それをわかっている上で
拳を握り、気怠げなその姿を見据えて
言い放った
イルマ
イルマ
ナツ
イルマ
イルマ
イルマ
ナツ
イルマ
ナツ
イルマ
イルマ
イルマ
イルマ
らんを生贄になんて、させない
何がなんでも阻止して見せる
俺の手で…幸せにする
イルマ
ナツ
イルマ
イルマ
イルマ
ナツ
イルマ
コサメ
コサメ
コサメ
ナツ
ナツ
数年間
いつも見てきたはずの涼しい顔は
酷く歪められていた
イルマ
けど…きっとお前も
今が向き合うときなんだと思う
お前があいつに出会って変わったことが
その証拠だ
俺がらんに出会って変わったように
ナツ
ナツ
イルマ
そうさせた俺が言うのもなんだけど
イルマ
ナツ
恐怖で震えている背中を見送る
なつがこんな風になっているのを見るのは
拾った日以来だった
けど…少しでも、お前も前に進めるように
柄にもなく、
ただ願った
外に出て
どこか寂しげな奏桜を見上げる
ラン
ラン
ラン
いつしかそう言っていたらんを思い出した
イルマ
確かに、夜の桜は色が違って見える
暗い中でも白っぽく輝くのが
儚くも見えてくる
イルマ
奏桜に向けて
手を伸ばした
イルマ
イルマ
口に出したその言葉は
真っ直ぐな意志と…未来を見据えた強さが
確かに備わっていた
第三章 𝒇𝒊𝒏.
主(sea)
主(sea)
主(sea)
主(sea)
主(sea)
主(sea)
主(sea)
主(sea)
主(sea)
主(sea)
主(sea)
主(sea)
主(sea)
主(sea)
主(sea)
主(sea)
コメント
2件
四章も楽しみにしてます! 気長に待ってます!
3章が、終わり4章、、めちゃくちゃ気になる、、✨楽しみにしています!!