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僕の狐様

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僕の狐様

5 - 海と自覚した自分の気持ち

♥

79

2022年04月09日

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二人の不思議な同居生活が 始まって3日目 距離を縮める出来事が起きる

ジェイド

フロイドさん、今日少々
お時間頂いても?

フロイド

ん~いいよぉ。何すんの?

ジェイド

お出かけしましなょう?
僕、貴方とお出かけがしたんです

僕の提案にフロイドさんは軽く 狐の耳を揺らして 答えてくれる

フロイド

おでかけ!する~
てかジェイドとおでかけしたい!

ジェイド

!ありがとうございます。
行きましょう。
ふふ、楽しみですね。

フロイド

うん、じゃ、行こうかぁ~

ジェイド

はい!なんだか何時も以上に
ワクワクしてます。

フロイド

!!何その笑顔..可愛すぎだろ(ボソ)

ジェイド

?何か言いましたか?

フロイド

ううん、何でもなぁい

二人は外に出る 無意識に手を繋いでいることに 気付くことはない。

フロイド

すげぇ、いろんな人が居る!

ジェイド

おや?商店街は初めてですか?

フロイド

商店街?うん、そうだねぇ
ずっと神社に居たから

その特徴的なオッドアイを キラキラと輝かせ フロイドさんはあちこちを見ていた

ジェイド

まるで小さい子ですね。

フロイド

俺は、小さくありませーん

ジェイド

んふ、分かっています。
もう少し歩いて移動しましょうかまだ行きたい場所があるので

フロイド

はぁい。あ、ジェイド!
あれ食べたい!

フロイドさんが指をさす 先を見ると タコ焼きのお店があった

ジェイド

おや、いいですよ。一緒に食べましょう?

フロイド

うん!

暫く商店街を楽しみ 次の目的地に向かった

僕がフロイドさんを 連れてきたのは 僕のお気にいりの場所でした

ジェイド

此処です。フロイドさん

フロイド

此処って..もしかして海?

ジェイド

正解です。僕の帰り道に
ある誰にも教えたことのない
秘密の場所なんです。

フロイド

え、そんな秘密の場所に俺を
連れてきていいの?

ジェイド

はい、フロイドさんは僕の..
家族なので

微笑みながら伝えましたが 家族と言う自分の言葉に 違和感と寂しさを覚えました

フロイド

そっかぁ、海綺麗だねぇ。
これも初めて見たぁ

ジェイド

おや、そうなのですね。
もう少し近くに行きますか?
その方が良く..

“見えますよ”と言う言葉を 続けようとした瞬間 僕は言葉を飲む 美しい海と一緒に視界に 入ってきたのはかっこいい 狐様の姿でした

フロイド

ジェイド、どうしたの?俺を
じっと見て?

ジェイド

っ?!いえ、綺麗だなっと思いまして

フロイド

海が?確かに綺麗だよねぇ

ジェイド

違います!フロイドが綺麗なんです!格好いいですし!!
あ!

ついこぼれてしまった本音に 僕は口をふさいだ。 だがそれはもう遅く フロイドの顔はみるみる赤くなる

フロイド

ちょ..ジェイド。それは恥ずかしいって

ジェイド

ご、ごめんなさい。ですが
本当のことですし...

フロイド

あと、ようやく俺のこと
“さん”を付けずに読んでくれたぁ~

ジェイド

そ、そう言えばそうですね。
(心臓がうるさい..あぁ、そう言うことでしたか)

僕はこの瞬間自覚した フロイドが好きであることに でもきっとそれは叶わない 初恋でもあると

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