コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
昨日この世界に来てしまったフィーです
昨日のうちから自分の家がわからないかと思ったら自然に足が家に運んでくれたようで昨日は野宿しないですみました
そして寝て起きると自分の友人関係から立ち位置まで思い出した…と言うよりも受け付けられていました
モブ
フィー
雑談をしながら同級生の女の子と朝の登校を一緒にしていた
モブ
モブ
フィー
モブ
モブ
フィー
モブ
私はその話を聞きたくなくて速攻で会話を終わらせた自分から別の話題を話した
あかり
フィー
あかり
どうやらモブの中でもだいぶ高いカーストに入っておりいじめっ子のあかりちゃんととても仲良い設定のようだった
フィー
呆れと諦めが混じったため息をしてしまった事によりすこしあかりちゃんが不思議な表情をした
花園 エリカ
あかり
フィー
モブ
花園 エリカ
フィー
あかり
そう言えば一つ重大な欠点が私にはあった
私はいじめる人も傍観者も大っ嫌いッ
フィー
私の我慢がどこまで持つのかはわからないが頑張ろうと思う
今日はいつも日常組と待ち合わせる時間よりだいぶ遅く家を出る事にした
もし今僕が約束の時間通りにきても俺もあの人たちも気まずい思いをしてしまう気がしたのと俺が否定されるのが怖かったからだ
ぺいんと
今日は運がいい事にお母さんが早く仕事に行く日だったのでお母さんは俺が家を遅く出る事を知らない
ぺいんと
ぺいんと
昨日までは楽しくみんなで行き帰りを共にしていた道がとても寂しく静かに思えた
ぺいんと
人は失ってからその人のありがたみを知る事になるが俺も例外ではなく、人に恵まれていたのだと再確認することができたが
それと同時に心にぽっかりと穴が空いてしまったかのような喪失感にも襲われこの感覚に慣れてはいけないと本能的に思った
此処にくるまで教室にどうやって入ろうか悩んだがやはりいつも通りがいいと思った
その方がみんなは関わりやすいかもしれないし、誤解だと気づいてくれたかもしれない
ぺいんと
ぺいんと
ぺいんと
ガラガラ
ぺいんと
バシャ!
ぺいんと
ぺいんと
一瞬脳が考える事をやめたみたいで思考を停止したがどうやら俺はバケツいっぱいの氷水をかけられたようだった
モブ
クスクス
モブ
棘のある言葉に笑い声。 そして自分の机に置いてある白い花
正直それだけでなく理由にはなるが此処で泣いたらダメなので笑顔でいよう
花園 エリカ
トラゾー
モブ
モブ
クロノア
クロノア
しにがみ
ぺいんと
トラゾー
淡々と仲が良かった人から放たれる言葉は普通の人よりも何倍もの重みがあり言葉が俺の心にずっしりとのしかかる
ぺいんと
ガラガラ
紡ごうとした言葉は教室に先生が入ってきた事によって強制的に切られた
モブ先生
どうやら先生は俺のこの状況を見て見ぬ振りをしたので俺も自分の席に移動した
ぺいんと
自分の席に着くと明らかにおかしい可愛らしい座布団が椅子の上に敷かれていた
モブ先生
ぺいんと
恐る恐る座ったが仕掛けも何もなくただ生地がふわふわして座りやすかっただけだった
朝のホームルーム中に後ろの席からトントンと優しく肩を叩かれ一通の手紙を受け取った
開けてみると丁寧な字と文明で放課後と昼休みに俺を呼び出す手紙だった
ぺいんと
こうして俺の昼休みは体育館裏 放課後は屋上に行くことが決定してしまった