みゆうとゆうきは幼なじみ。
性格も似ていた。
2人は吹奏楽部の3年生。
パートも同じだった。
みゆう
あとちょっとで引退式だね
ゆうき
はやいよな。
みゆう
うん。
ゆうき
後輩も立派になったよなー。
みゆう
そうだねー、
みゆう
昔はまりんちゃんなんか
みゆう
すごいみゆうとかに頼ってたもんね
ゆうき
ああ。
ゆうき
寂しくなるな。
みゆう
だね
引退式が終わったあと
みゆう
終わったね。
ゆうき
みゆうちょっと待ってて
みゆう
わかった
(楽器を取ってくる)
ゆうき
ちょっとだけ聞いて?
みゆう
いいよ
(ゆうきが楽器を吹き始める)
みゆう
これって……
みゆう
……変わらないもの
ゆうき
(そのまま続ける)
みゆうが泣き出したと同時にゆうきが吹き終わる。 ゆうきはそっと、みゆうを抱きしめた。
ゆうき
今までありがとな。
ゆうき
みゆう。
ゆうき
みゆうは俺の大事な人だからな。
(変わらないもの 歌詞)
変わらないもの、探していた。 あの日の君を忘れはしない。 時を越えてく思いがある。 僕は今すぐ君に会いたい。
変わらないもの、探していた。 あの日見つけた知らない場所へ。 君とふたりで行けるのなら 僕は何度も生まれ変われる。
僕は今すぐ君に会いたい。







