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お茶🍵
お茶🍵
お茶🍵
お茶🍵
ゆたくん
お茶🍵
お茶🍵
お母さん
お父さん
走って駆け寄る両親。
祖母
祖父を何度も揺らす祖母。
お母さん
お父さん
バタバタと慌ただしく動き回る両親。
祖母
祖母は目を閉じている祖父に呼びかけ続ける。
ゆたくん
いつか見た医療ドラマのワンシーンみたい。
緊迫した空気の中、遠くから救急車のサイレンの音が聞こえてくる。
そして、家に救急隊が入ってきて祖父を担架で運び、そのまま救急車に乗せられた。
祖母も救急車に乗り、僕は両親と乗用車で病院へ向かった。
――この日、祖父を失った。
お母さん
お父さん
祖母
両親も祖母も、後から駆けつけた親戚も、祖父の突然の死に涙を流していた。
ゆたくん
僕は何が起こったか分からず、動かなくなった祖父の前で泣き崩れるいくつかの後ろ姿を、ただ眺めることしか出来なかった。
そして、このことをきっかけに僕は気づく。
カウントダウンの意味。
ゆたくん
触れた時に見える数字は、その人の残りの人生。
つまり余命だということに。
中学2年生の夏。
僕は、触れた人の余命を見ることができるのだと気づいた。
ゆたくん
僕は極力、他人と関わりを持ちたくない。
誰とでも距離を置いている。
だから、人が多い所は、僕にとっては地獄だ。
気分が悪くなる。
だいきり
にしき
にしき
【63、134】
すれ違った拍子に肩が当たり見えた数字。
ゆたくん
短く返事をしてから、早足でその場を離れる。
ゆたくん
見たくもない。
他人の余命なんて知りたくもない。
人が多ければ接触する確率も上がる。
だから学校は憂鬱極まりない。
らお
たちばな
らお
たちばな
横から騒いでる男子が突然目の前に出てきてぶつかる。
【20、221】
ゆたくん
また見える数字。
この人はあと20年しか生きられない。
今は高校2年生だから、37歳で死ぬ。
早すぎる運命。
ゆたくん
こうしてふざけて笑っているけど、常に"死"が付きまとっている。
カウントダウンは止まらない。
どんな時でも、"死"を突きつけてくる。