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_数ヶ月前

深澤辰哉

……あ、いたいた。

マネージャー1

ーー、ー

マネージャー2

ーーー。ー、ーー

深澤辰哉

マネさーん

マネージャー1

あれ、深澤くん?どうしたの?

深澤辰哉

ちょっと相談があって…

マネージャー2

あっちで話そっか。ここだと言いづらいでしょ?

深澤辰哉

!はい…!ありがとうございます!

マネージャー1

それで、どうしたの?

深澤辰哉

実は俺…

深澤辰哉

阿部ちゃんと舘さんに虐めみたいなことをされてるんです。

マネージャー2

……え、?

深澤辰哉

2人とも、俺より沢山テレビに出ていて

深澤辰哉

それで、俺が自分達より出演率が少ないことを笑われて、馬鹿にされました

マネージャー1

あの2人がそんなことを…?

深澤辰哉

はい…信じられないでしょうけど、本当なんです。

マネージャー2

……そっか。聞かせてくれてありがとう。今まで辛かったね。

深澤辰哉

はい……

マネージャー1

あとは僕達に任せて、深澤くんは無理しない程度に今まで通り過ごしてて。

深澤辰哉

ありがとうございます……

深澤辰哉

あ、あの、2人とは…

マネージャー2

暫く距離を置いた方が良いかな

深澤辰哉

分かりました……

マネージャー1

うん。またなんかあったら言ってね?

深澤辰哉

はい。

深澤辰哉

あ、この後照と飲み行くんで、この辺で失礼します

マネージャー2

うん、飲みすぎには気をつけてね笑

深澤辰哉

はい…笑

深澤辰哉

失礼しました、

ガチャッ

マネージャー1

…………どうする?

マネージャー2

そんなの、決まってるじゃないですか

マネージャー2

深澤くんと同じ目を見せてやりましょう、2人にも。

マネージャー1

そうだね。でも、ただやり返すだけじゃ足りないから……

……ははっ!まさかこんなに上手くいくとはね!

人って操りやすいなぁ笑

阿部ちゃんと舘さん、本当は何もされてないのに虐められたなんて嘘ついてごめんね?

仕方ないんだよ、これは俺の計画に必要なことなんだから!

マネージャーは誘導できたから、あとは2人がメンバーに打ち開ければ良い話!

ハハハハハッ!楽しみだなぁ!

みんなが絶望にかられる、その時の顔が!

向井康二

つ……まり、ふっかさんは…!

深澤辰哉

そう!2人が虐められたのも、俺が仕組んでたんだ!

目黒蓮

どうしてそこまで…!

深澤辰哉

だから言っただろ?俺は絶望に打ちひしがれた様な顔が好きだから!

向井康二

ふっかさん……!

深澤辰哉

あははっ!それだよ!

深澤辰哉

人間は苦しんでいる時が1番美しいんだ!

深澤辰哉

………あ、そうだぁ

深澤辰哉

こうしたら、2人はもっと絶望してくれるのかなぁ…?

向井康二

ッ!やめろやふっかさん!何する気なん!?

深澤辰哉

何って、決まってるじゃん

深澤辰哉

俺が死んだら、お優しい2人はもっと苦しむだろ?

目黒蓮

だ、駄目だッ!まだ間に合うよ!だから、だから自ら未来を絶たないで!

深澤辰哉

ははっ、今更そんなの響かないよ?笑

深澤辰哉

言っただろ?俺は今最高に気分がいいんだ!だから死ぬなら今しかない!

深澤辰哉

今じゃなきゃ、お前らの絶望した顔が見れない…!

向井康二

嫌やふっかさん…!ふっかさんは逝かんでや!

深澤辰哉

それじゃあな!

目黒蓮

やだっ!ふっかさん……!

バンッ!

向井康二

あぁぁぁぁぁぁ!!

……はは、そうだよ、その顔だよ…!

目黒蓮

クソ……!

俺は、その顔を求めていたんだ…!

向井康二

ふっかさん!嫌や!

目黒蓮

俺達はふっかさんが大好きだから!

………は、?

向井康二

だから、死なんでや!

……今更、何言うんだよ

そんな言葉で、俺は…

深澤辰哉

……………くそ、

深澤辰哉

ーーーー、ー……

向井康二

っ!ふっかさ、

深澤辰哉

…………

目黒蓮

ぁ、あぁぁ…!!

向井康二

ふっかさん、ふっかさん…!!

目黒蓮

嫌だ…戻ってきてよ……!

向井康二

ぐすっ、うぅ……!

目黒、向井

うわぁぁぁぁぁッッ!!!!

かすかなすれ違いなんだと

気にも止めず、放っておいてた

もっと早く気付いてさえいれば

今もみんなで、楽しく笑いあっていたんだろう

絆を、愛を探し求めて

本当の気持ちを見つけても

なんだか指の隙間をすり抜けて行く様で

信じられなくて

いつになれば、自分のしてしまったことが分かるのかな

記憶の片隅に残る沢山の思い出たちが

どうか1つずつ、消えますように

このメンバー以上の人に出会うことはきっともうないだろう

でも、過ぎ去った日々にはもう帰れない

皆へ送りたい言葉は、この長い道のどこを進めば届くのだろう

暗闇に埋め尽くされた空間は滲むヒカリさえもないんだ

あと少しでも早く気づいていれば

肩に触れ合う温もりを感じながら、今もここで……

……あぁ、皆の笑顔が懐かしいなぁ。

俯いて涙を流しながら

もう嫌だと、やめてくれと願っていても

その願いは叶うことなく、雨と共に落ちて行った

この長い長い坂を超えたら、

なにか新しいものを手にし、進めるのかな。

記憶の片隅に残る、思い出たちへ

決めたよ、俺達は新しい道へ進むんだ

心に刻んだこの痛みを、力へと変えて

新しい始まりと共に、さようならをするね。

終わらない、思い出たちを胸に__

ジンロウゲームー裏返りの部屋ー fin.

ジンロウゲーム ー裏切りの部屋ー

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コメント

32

ユーザー

ずいぶん遅くなりましたけど、この、お話ティックトックで知りました(4月くらいに)コメントしたかったけど、このアプリが壊れていてできませんでした。なので今日コメントします。 この物語今まで読んできた中で一番好きです。物語だからこういうお話ができて!

ユーザー

お疲れ様でした。 闇落ちはいい最後でした。これからも頑張って下さい。

ユーザー

次の連載に着きましては「お知らせ」にてお話していますので是非お読みください~🙇🏻‍♀️

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