テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
俺たちは、とっても仲良しの、双子の兄弟だ
tg
tg
kty
kty
tg
kty
kty
tg
tg
kty
kty
tg
tg
kty
tg
kty
いつもみたいに、けちゃ兄と笑ってた、昼のことだった
ドンッ
何が起きたか、分からなかった
体が痛い
見えない
隕石が落ちたかと思った
けちゃ兄
けちゃ兄を呼びたい、けちゃ兄を…
——ぐ
ち___
kty
tg
kty
tg
窓が割れて、
物が散乱している
けちゃ兄はタンスで足が挟まれてて、身動きが取れない
俺のことはけちゃ兄が助けてくれたみたい
だから。俺は
「けちゃ兄を助けないと」
と、思った
でも、けちゃ兄は、こう言った
kty
kty
kty
tg
kty
kty
kty
kty
tg
tg
tg
町民放送です
津波の来る危険性があるため、住民は高台へ避難してください
kty
tg
kty
kty
kty
kty
kty
tg
tg
kty
kty
tg
kty
kty
tg
行かないと
波かから、逃げないと
初めて、けちゃ兄から怒鳴られて
瞬発的に体が動いた
意思は、まだ、けちゃ兄のもとに居る
tg
tg
tg
tg
tg
tg
tg
無我夢中で走って、避難場所となった学校へ着いた
ak
ak
at
tg
at
tg
ak
tg
tg
tg
tg
ak
at
at
tg
tg
ak
ピラッ
だいすきだよ ありがとう
ak
ak
at
at
ak
ak
ak
tg
お母さんから渡されたのは、紙
けちゃ兄の字で、
「ちぐ」
と、書かれていた
俺は外に出た
ここからは。家が見える
いつも見える家と違って、
水に沈んだ姿だけど
俺はお母さんがくれたものに視線を落とした
ちぐ 僕さ、この前友達と未来予知の占い?みたいなのに行ったじゃん ちぐが水ねちゃったやつ 「俺も着いていきたい!」 ってね、帰ったらほっぺたふくらまして水ねてて 可愛かった〜 その時さ、 「もう直ぐ大災害が起こります。最後に大切なものを守りなさい」 って言われて。 びっくりして…、ま、この紙もお遊びだけど、「本当に起きたらな」って思って書いてる…w 黄本占いって当たらないこと多いからさぁ、信じないけどね あ、でね、話戻るけど、学校とかさ、 「1番大切なものは命」って言う教育でしょ? だからね、最初、大切なものって、僕の命だったんだよね〜 でもさ、もしかしたら、 大切で、ずっとそばに居た、ちぐだと思ったんだ。 もし、僕が死にそうな時、ちぐにこの紙を渡そうかな ちぐだけは、生きててほしい。 ちぐは、生きているかな? 僕は、生きているかな?
tg
tg
tg
tg
tg
tg
tg
2人で1つ
tg