真人をボコボコにして「捕獲(胃袋行き)」にした後、高専の医務室にて。
そこには、五条悟のほか、反転術式の使い手・家入硝子と、
家入
「……で、五条。この子が、例の『特級呪霊を完食したスライム』?」

五条
「そうそう! 硝子、驚くよ。この子、反転術式も使わずに、

五条
無為転変で変えられた人間を治しちゃったんだ」

家入
「は……? 寝言は寝て言え。魂の形を変えられたら、反転術式でも治せない。

家入
それはこの世界の絶対的な――」

リムル
「あー、それなら今ここで見せるよ。ほら、そこにいた『改造人間(の成れの果て)』」

リムル
シエルさん、よろしく

シエル
『解。完全回復薬(フルポーション)の生成、および魂の情報を書き換え、肉体を再構築します』

一瞬で「健康な人間」がベッドの上に横たわっていた。
家入
「…………え?」

家入の指からタバコが落ちた。
七海は眼鏡をずらし、何度も目をこすっている。
家入
「……治った。脳も、内臓も、魂の脈動まで……完璧だ。

家入
反転術式どころか……これじゃあ、まるで……」

五条
時間を巻き戻したみたいだね🎵

リムル
「いや、ただの**『完全回復薬』**だぞ? テンペストじゃ安売りしてるんだけど……

リムル
あ、この世界の人間には濃すぎたか?」

七海
「安売り……? これを……?」

家入
「リムルさん。あなたの存在は、呪術師のこれまでの苦労を……

家入
尊厳を根底から破壊しかねない……。異常だ、あまりにも……」

リムル
「えぇっ!? 助けたのにそんなに引かなくてもいいだろ!?」

リムル
「そういえばさ、この**『両面宿儺の指』**ってやつ。これ、壊せないんだろ?」

五条
「あぁ、特級呪物だからね。今の呪術界じゃ破壊不能とされて――」

五条が説明しきる前に、リムルが指を一撃でパクりと口に入れた。
虎杖
「おい!! リムルさん!! それ食ったら宿儺が!!」

リムル
「ん? ……あー、シエルさんが『不純物が多いので分解・再構築しました』って。はい、これ」

リムルが口から出したのは、宿儺の禍々しさが完全に消え、純粋なエネルギーの結晶体へと変わった「ただの綺麗な石」だった。
家入
「こいつ、今すぐ異界に送り返せ。じゃないと、私たちの存在意義が消えてなくなる……」
