セレテト
セレテト
セレテトが目覚めるとそこは、真っさらで何も無い部屋だった
部屋、というよりはどこかの空間と言った方が正しいだろう
セレテト
セレテト
セレテト
セレテト
リオ
開口一番リオが叫ぶ 内容としては最もな意見だった
しかしあまりにも大きい声だったため、周りの何人かは顔を顰めていた 特に凛音が思い切り顔を顰めている
凛音
零
代理ちゃん
そら
代理ちゃん
リオ
エル
凛音
美麗
そら
エル
凛音
凛音
蓮
結月
リオ
リオ
セレテト
セレテト
その言葉に同意するように数人が軽く頷く
『この空間には何かしらの術がかけられている』
皆、そう思っているようだ
結月
蓮
そら
エル
代理ちゃん
代理は何か思うところがあるようで、どこか神妙な顔つきで呟いている
リオ
しかしリオにそう言われると途端に体をビクリと震わせ、縮こまってしまった
代理ちゃん
代理ちゃん
零
そこで凛音が声をあげた
凛音
美麗
セレテト
再び何も無い部屋を見渡し
セレテト
セレテトは少し困った様子でそう呟いた
そら
次に、そらがまたもや最もな疑問を皆に投げかける
セレテト達はそらとリオを認知しているものの、代理やエルの事は知らない
それはもちろん逆も然りだ
そんな中でこんな空間に閉じ込められてはその疑問ももちろん出てくるだろう
同調するようにエルが口を開く
エル
エル
代理ちゃん
代理も恐る恐るといった感じで口を開く
代理ちゃん
リオ
エル
結月
結月
凛音
凛音
凛音
凛音
零
零がそう呟くと、皆納得したのか次々と自己紹介を始めた
代理ちゃん
エル
そら
エル
リオ
零
セレテト
結月
凛音
蓮
美麗
一通り自己紹介し終わった所で代理が呟いた
代理ちゃん
セレテト
代理ちゃん
そら
代理ちゃん
その言葉に代理は気まずそうに俯く その様子を見たエルが慌てた様子で間に入っていく
エル
リオ
そら
苛立った様子でそらがそう叫ぶ 凛音も再び顔を顰めてリオの発言を聞いていた
凛音
蓮
凛音
零
セレテト
エル
そら
そう話すそらの傍らにはリオが倒れていた 状態としては死んでいる訳ではないように見える、おそらくは気絶だろう
リオ
代理ちゃん
そら
代理ちゃん
エル
そら
エル
そら
エル
そら
一連の流れで雰囲気が悪くなったように見える
大抵は流せているものの、代理と零あたりは雰囲気に気圧されているように見える
零
結月
凛音
蓮
美麗
そんな中セレテトが声をあげた 心なしか多少怒っているようにも見える
いや、どちらかというと焦っているといった方が正しいだろうか
セレテト
セレテト
そら
しかしそらは反省していない様子で軽く返事をした
そんな状態にますます雰囲気は悪化したように見える
そこでエルがそらをカバーするように話し始めた
エル
代理ちゃん
そう言われセレテトも気を落ち着かせるように一息つき、申し訳なさそうな表情を浮かべた
セレテト
セレテト
凛音
凛音
凛音が軽い雰囲気で話した事と、話に一区切りついた事で全員の気持ちが少し軽くなったようだ
エル
そして再び現状の問題について話し始める
凛音
その問いかけに3人が反応する
代理ちゃん
そら
エル
エルは1人思い当たる人物がいるようで、神妙な面持ちをしている
しかしすぐにその可能性は無いと思ったのか軽く首を横に振った
エル
凛音
そして凛音も何か思いついたように話し始める
凛音
凛音
セレテトはその話を聞いて、少し考えるような仕草をしたがすぐに否定する
セレテト
セレテト
蓮
蓮
蓮が冷静に言い放つ 正攻法ではこの空間から出られないと思っているのだろう
そら
蓮
蓮自身も成功率は分かり兼ねているようだ
そこで後ろで話を聞いていた美麗が声をあげた
美麗
零
自分たちじゃあまり話に入れないと判断したのか2人はそう話した その言葉に皆同意するように頷く
セレテト
美麗
そら
凛音
そうして1度話を中断し全員で空間を探索し始める
しかしこの空間はまっさらの立方体の空間である
何か探そうにも何も無いという事がが一目瞭然だった
そのためすぐにそらが悪態をつき始めた
そら
結月
凛音
セレテトと凛音が携帯を操作しようとするが、操作は出来ないらしい
セレテト
エル
蓮
零
そうして探索していると真ん中に倒れていたリオがガバッと起き出した
リオ
そら
凛音
すぐに2人が反応し、その状態を美麗が収めているようだ
美麗
リオ
そんな状態を他所に、零が空間の端にあるドアの方へ歩いていく
零
零
一応試してみよう、そんな気持ちで零はドアノブに手をかけてドアを開けようとした
ガチャリ、そんな音を立ててドアはいとも簡単に開いた
零
開くと思っていなかった零は開いたドアを見つめて、驚いたまま固まってしまった
またドアの開いた音を聞き、その場の全員が開いたドアを見つめた
代理ちゃん
エル
そら
セレテト
結月
凛音
蓮
各々が素っ頓狂な声を出しドアを見つめる 美麗だけは純粋に飛び跳ねる程喜んでいるようだ
美麗
そら
エル
そら
リオ
代理ちゃん
そう叫びながら走ってくるリオを見て慌てて零はドアから離れる
結月
凛音
結月
蓮
美麗
セレテト
各々がドアが開いたという安心からホッとしたように話している
そら
大きくため息をつき、そらはどこか疲れたような呆れたような様子を見せる
エル
エルが全員にそう問いかける
エルの言う通り閉じ込める目的を果たしていないこの空間は何のために作られたのかは全員が気になるだろう
凛音
凛音
蓮
零
結月
その言葉に代理が少しハッと何か確信を得たような表情を浮かべる
しかし何か思うところがあるのかすぐに表情は曇る
代理ちゃん
しかしその声は誰も気づいていないようで全員が帰り支度を始めている
エル
凛音
美麗
結月
そら
零
代理ちゃん
エル
セレテト
セレテトには何か思う所があるようだ おそらくはこちらの存在に気づいているのだろう
皆が出ていく中代理は空間内に残っており、セレテトはそんな代理を見て声をかけた
セレテト
代理は話しかけられると思っていなかったのか、動揺しながら気まずそうにしている
代理ちゃん
そんな代理の様子を見てセレテトは気を使っているようだ
セレテト
軽く微笑みながら続けて話す
セレテト
セレテト
そう言い残すとセレテトも手を軽く振りながら出ていく
代理ちゃん
代理も何か言葉を発しようとしたが、結局言葉にならずその場に佇む
何か思うところがあるように再び空間内を見渡してから、代理もその部屋を出た
メディ
メディ
零雨
零雨
すぐ傍にいるメディにも聞こえない程の声で呟く
メディは気づいているのかいないのか、変わらずに笑みを崩さないまま零雨を見つめている
そしてすぐに意識を変えるようにわざとらし咳払いをしながら話し始める
零雨
メディ
そこでメディは良い事を思いついたとでも言いたげに笑みを深める
メディ
零雨
面倒くさそうにモニターに映されたセレテトを見つめる メディもそれに同意するような雰囲気でモニターを見つめている
メディ
メディ
そう言い終わるとメディは鴉へと体を変化させる
異様な形態変化をしているが、零雨は驚いた様子も興味も無さげにモニターを見つめている
メディ
零雨
そう言い終わるとメディは飛び去って行く メディが飛び去るのを見ると再び零雨はモニターに視線を向ける
そして軽く口元に笑みを浮かべながら何かを考える仕草をする
ここから先どうなるかは まだ誰も知らない
コメント
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うれぴいぜ😭 最高最高語彙力喪失した ひとまず5000いいねだけしました。
一応補足 途中途中に挟まれる状況説明みたいなの、あれモニターから覗いてる最後2人の独白のようなもののつもり 合計6100文字とかいうえげつない量になってしまった