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倒れた白は頭をぶつけた衝撃で 我に返った。

……私、何して……

するとばくまるが慌てた様子で 何かをルナに話していた。

ばくまる

ばく!ばくばくっ!!

ルナ

これくらい…大丈、………い"っ……!

ルナさん……私を庇ったせいで……!

ルナ

大丈夫だっ…、てば、

ルナが立ち上がろうとする中 さらに追い打ちをかけようと 悪夢がルナを何度も切りつける。

家族愛の悪夢

キャハハハハハハハハハ¡¡¡¡¡¡¡¡¡

ルナ

ぐっ……ぁ……っ、

家族愛の悪夢

ワタシ達のハクにィィィィ!!

ルナ

あ"あぁぁぁああっ!!

ばくまる

ばくっ…!

ルナさん……!!

ルナ

ルナ

はぁ……はぁ………、

ルナは荒く息をしながら ヨロヨロと立ち上がった。

ルナ

ばくまる連れてアンタは先逃げな……、

ルナ

私は……コイツ倒したら行くから…

でもっ……!!ルナさんが……!

家族愛の悪夢

ハクに近づくナ!!!!!!

家族愛の悪夢

何かシタラ、殺スワよ。

悪夢はルナに刃をむける。

ルナさんっ……!

ルナ

早く行けって!!!

……っ!

ルナの緊迫感のある声と顔に とっさに白はばくまるを連れ走り出した

家族愛の悪夢

ハク¡¡¡¡¡行っチャだメ!

家族愛の悪夢

ハクゥゥゥゥ!!!

家族愛の悪夢

お前……ナニしてんノょ。

ルナ

ルナ

……良かった…。

家族愛の悪夢

ハ¿

ルナ

ルナ

逃げて…、くれ……て

とだけ言い、 ルナはその場に崩れ落ち そのまま意識を失った。

家族愛の悪夢

ナァンダ……大したことないネ。

家族愛の悪夢

家族愛の悪夢

さて……ハクを連れ戻さなきャ。

悪夢は気絶しているルナを置き去りにし 白達を追いかけにいった。

白はばくまるを抱えて 猛スピードで逃げていた。

ルナさん……。

白が逃がしてくれたルナの事を心配していると、急にばくまるが 絶望したように声を漏らした。

ばくまる

……ば…、く…

ばくまるちゃん?

ばくまる

ばく!!ばく!!

とばくまるは白に何かを訴えようとするが、伝わらない。

ど、どうしたの?

ばくまる

ばくっ!!

もしかして…ルナさんが……?

ばくまる

ばく!

早く戻らなきゃ……!

あ、でも悪夢をどうしたら……!

と白が考えていると 悪夢がこちらに走って来た。

家族愛の悪夢

ハァアアアアくゥ。

家族愛の悪夢

待ちなさィィ¿

…ばくまるちゃん早く!!

ばくまる

ば、ばくっ!

ばくまるは白の元へ行こうとしたが、 悪夢がばくまるを捕まえた。

ばくまる

ばくぅ〜〜!!!

ばくまるちゃんっ!!

家族愛の悪夢

ハク……アの茶髪のオンナとコイツハ、貴方に害ヲもたらすワ。

家族愛の悪夢

今コロサナキャ。

家族愛の悪夢

殺したあと二 ハクを連れ戻すカラ。

……っ。

白が後ずさりすると、悪夢はばくまるに 刃を向けた。

家族愛の悪夢

さぁ手……オタの死ミのジかンねネ音。

ばくまる

ばく……!

白はばくまるを置いて 逃げようとする今の自分を考えると 何故か、とある記憶を思い出した

____は

とってもやさしい子ね。

困っている人がいたらすぐ助けちゃう。

誇りよ。

私は……助けられてばかりなんかじゃない。

白は落ちていた 鉄パイプを持ってかまえた

家族愛の悪夢

ハク……??

ばくまる

ばく……、

助けることだって出来るんだから。

家族愛の悪夢

ァ……ぁ……ハ、ク

負けても、勝っても私、お母さんを傷付ける覚悟はついた。

いくよ、お母さん。

白は悪夢に鉄パイプで攻撃をした。

腹部、頭部、顔面、など様々な場所を 攻撃した。

家族愛の悪夢

家族愛の悪夢

ハク……何時ヵ加ラ。ソンナ子二?

家族愛の悪夢

マサか……アの女二!?

違う!!

ルナさんは私に自信をくれた人!

相手が誰だろうと、私は私のやるべき事をしたい!

白が攻撃を続けると、 悪夢が怒り出して、白の鉄パイプを 取り上げて投げた。

あっ!!

家族愛の悪夢

ハク……アンタハ私達二ィィい!!!!

怒り出した悪夢は白に近づいてきて 胸ぐらを掴んで、刃を向けた

ばくまる

ば、ばくっ!

家族愛の悪夢

アンタモ、死にナ差サさイ!!!!

っ……!

悪夢が白を刺そうとしたその時……

悪夢を誰かが横から飛んできて 蹴り飛ばした。

家族愛の悪夢

ぐぁぁああああっ!!

だ、誰っ!?

???

ったく……遠慮なく刺したり、切ったり、懲り懲りだっつーの!!

ばくまる

ばくっ!!

ル、ルナさん!?

白の目の前にはルナが立っていた。

ルナ

アンタ意外とやるじゃん?白髪ちゃん!

あ、ありがとうございます

家族愛の悪夢

ナ、ゼ貴様が……

ルナ

気絶したフリした方がアンタの事盗めそうじゃん?ほら、後ろからガバッと!

ばくまる

ばく?

ルナ

あぁ、半分賭けだったけどな。

ルナ

私が気絶すれば、悪夢は必ずこの子を連れ戻しに行くはずだ。まぁ、アンタなら私が居なくてもどーにかなるなんて思っちゃってね

ちょ、ちょっと!それ死ぬかもしれなかったって事じゃないですか!?

ルナ

まーまー!結果オーライ!全て良し!

ばくまる

ばく〜!

家族愛の悪夢

家族愛の悪夢

クソが……アタシ達死のハク二……

家族愛の悪夢

ルナアアア"¿¿¿¿¡¡¡¡¡¡¡¡¡¡

悪夢はルナに向かって蹴りかかってきた

が、ルナはそれを軽々と避け 悪夢を蹴り返した。

家族愛の悪夢

ぐぁぁぁっ…!

凄い……。

ルナ

今度はそっちが大したことないんじゃね?

家族愛の悪夢

ナンダト……ッ……!

ルナ

さあてばくまる。フィナーレだ。

ばくまる

ばく!

フィナーレ……?

ルナ

あぁ!しっかり見とけよ!白髪ちゃん!

ルナはばくまるを悪夢に向かって投げた

ルナ

ばくまる!ナイトメア・グローブ!

ばくまる

ばくぅうううう!!!

ルナが叫ぶと、悪夢はばくまるの お腹の星に吸い込まれていき、 やがてビー玉のような玉になった。

ルナ

ふぅ……。

ルナ

これで君の親は大丈夫だよ。

あ、ありがとうございました!!

でも、あれってお母さんだったからお父さんの悪夢も見つけなきゃ……。

ルナ

ルナ

それも大丈夫。あの悪夢2人で1つだったみたいだしね!

よ、良かったぁ。

白がホッとすると、 遠くからウーウーとパトカーの サイレンが聞こえてきた。

ルナ

おっと、警察さんの到着だ。

ルナ

ルナ

じゃ、白髪ちゃん。悪夢から出る時コイツ使って出な!

ルナは白に スティックライトの様なものを 投げ渡した。

ルナ

そいつの上の部分をノックしたら、入って来た時と同じように真っ白になって、帰れるよ。使い捨てだけどな。

なにからなにまでありがとうございました!

ばくまる

ばく!

ルナ

じゃーなー!白髪ちゃん!

歩いていく 傷だらけのルナの背中を見て、白は ずっと思っていた。

私もあんな風に何があっても人々を助けたい。悪夢見になって困っている人を助けたい。

……待って下さいっ!

白はルナを呼び止めた。

ばくまる

ばく?

ルナ

ん?

あのっ……私も、

ルナさんみたいな怪盗になりたいです!

弟子にしてくださいっ!!

ルナ

はぁああっ??弟子?

無理でも、無理やりついて行きます!

ばくまる

ばく?ばく〜!!

ルナ

ばくまるが気に入るなんて珍し……

ばくまる

ばく〜!?ばーく!!

ルナ

ふふっ、確かにそーかもな。

お願いします!弟子にしてください!

ルナ

……。

ルナ

ルナ

名前は?

白崎白ですっ!!

ルナ

ルナ

白か……。

ばくまる

ばく。ばく?

ルナ

そーだね。

ルナ

白、怪盗になりたいなら覚悟が必要だぞ。悪夢の中では死とほぼ隣り合わせだ。

ルナ

いいのか?

大丈夫です。今日だってルナさんは死ぬかもしれない中私たちを助けてくれたんですから……。

私だってそうなりたいんです!今の自分は助けられてばかりで、誰の役にも立てなかった……

だからこそ、怪盗になって多くの人を助けたいです!

ま、まあお母さん達に交渉してからですが……ね!

ルナ

ルナ

んじゃさ、白。今日相談してみて、許可降りたら教えてよ!明日お前んとこ行くからさ!

は、はいっ!!

ばくまる

ばく!

ルナ

おけおけ、じゃまた明日な!白!

とだけ言い、ルナは走り去って行った。

……素敵な人……。

白はルナが走り去って行った方を 見つめながら、先程もらったライトの ノック部分をノックした。

白が目を開けると、そこは 家の寝室だった。

帰ってきた……?

あっ……!お母さん!お父さん!

白は2人を呼びかけた。

すると2人はむくりと起き上がった。

白の母

白の母

わ、私達まさか悪夢見に……

白の父

びっくりだなあ。

白の母

ちょっと!びっくりって……そんな優しいもので終わらせないでよね!?

白の父

はっはっは!!

白の母

白の母

って、白!どうしたの?制服が汚れてるわよ!

白の父

あららら!クリーニングに出さなきゃな!

お母さん……お父さん……

白の母

ん?

白の父

元気になった2人を見て 白は思わず2人にハグをした。

良かった……良かった……元気になって。

白の母

き、急にどうしたのよ!白!

白の父

らしくないぞ?笑

だ、だってぇ……

白は悪夢に入ったこと、 ルナのことを話した。

白の父

そんな事があったのか…。

白の母

ありがとう、白。

あ、あのさ二人とも。

白の母

なあに?

白の父

どうした?

わ、私……

ルナさんみたいな怪盗になりたいの。

白の父

か、怪盗だって?

白の母

どうして?白。

私、悪夢の中で沢山助けて貰ったんだ。私気付いたんだ、相手が悪夢だろうと、関係なく今自分がやるべき事をやろうとするルナさんはヒーローだって。

私も、ルナさんみたいに何があっても人々を助けられるカッコイイ人になりたい!

お願い。私を怪盗にさせて!

白の母

……

白の父

……

2人は無言で顔を見合せて 頷いた。

白の母

勿論、白も分かるでしょうけど親としては危険だからとても心配よ。

白の父

でも、白が決めた道に俺らが口を出す訳にはいかない。

白の母

母さん達は貴方に何があっても必ず守るわ。

お母さん…、お父さん……!

白の母

頑張ってね。白。

こうして私は怪盗になることを許された

あしたはルナさんが来るぞー!

って、 住所教えてないのにどうやって…?

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