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次の日。

じゃあ、行ってきます!

白の母

行ってらっしゃい、白。

白の母

車に気をつけるのよ!

は〜い!

白は元気よく返事し、学校へ向かった。

(お母さんにはルナさんの家に住むことは言ったけど…)

(本当にどうやって来るんだろ…?)

(昨日は名前を言っただけだし……)

ー聖心高校ー

…。

白がどうやってルナが自分の元に来るのか、無言で考えていると後ろから大きな声で名前を呼ばれ、肩をドンと叩かれたため、思わず「ひゃあっ!」と情けない声を漏らしてしまった。

びっくりした?

雫はニコニコしながら白の頬を人差し指でぷにぷにと押し始めた。

んもぉ、そりゃビックリでしょ!

あ、そうだ雫。由奈見た?

あー由奈なら朝から生徒会活動あるからってLIMEして先行ったぞ。

確か朝5:30とかだったかな…。

ごっ、5時半!?

生徒会は朝早いね……

ね、言ってくれたら私も手伝うのに!

2人がワイワイ話をしていると 学校のチャイムが鳴った。

キーンコーンカーンコーン……

あ、やばっ!遅刻しちゃう!

早く行こ、白!

白と雫は急ぎ足で校舎へ向かった。

そんな2人の後ろ姿を見守る謎の人物の姿が聖心高校の校門にあった。

???

噂には聞いてたけど、高校デカすぎ……

???は校内へ入ろうとしたが、高校の校長らしき人物が近づいていたため、近くの茂みに隠れた。

???

……危な…。

???

???

見回りとかいるんなら、アイツに近づくチャンスは下校時刻しかないか…。

???は校長の様子を伺って、茂みから出た。

ー教室ー

教室に入ってきた白は、すぐ由奈の元へ駆け寄った。

おはよ、由奈!

由奈

あぁ、白。おはよう!

由奈

今日は朝一緒に行けなくてごめんね。生徒会あってさ…

うん、雫から聞いたよ!

それよりさ大事な話があるんだけど…

由奈

……大事な話?

じ、実は昨日の夜、親2人とも悪夢見になっちゃってさ…

と白がわざわざ周りに聞こえないような小声で由奈に話しかけたのに、由奈はそれを蹴散らすほどの大きな声で驚いた。

由奈

えぇ!?悪夢見に!?

え、ちょっ!由奈、声!

由奈

あ…、ごめん。衝撃すぎちゃって…!

由奈

由奈

それは気になる…、HRの時間抜け出してトイレで話そ!

え、いいの…?

由奈

生徒会書記の私が行くんだから大丈夫だって!

(それ先生に見つかったら終わりのやつだ。)

でも、なんて言って抜け出すの?

由奈

んー、適当に腹痛い〜とか言えばいいよ!

わ、分かった…、

白は自信満々気に話す由奈を呆れた顔で見て、ハハハ…と苦笑いした。

と2人でHRの抜け出し計画について話していると担任が教室へ入ってきた。

担任

皆さん、おはようございます。HRを…

由奈

せんせー!白が腹痛いらしくて……。白の事心配なんで、親友である私がトイレ着いていきマース!

へっ、え!?

担任

そうか…白崎。いつも元気なのに、無理するなよ。

担任

八木、付き添い頼んだぞ。

由奈

はいっ!

由奈は立ち上がって白の手を取り、急いでトイレへ向かった。

ートイレー

由奈

んで、親が悪夢見になったって?

うん。昨日遊びから帰ってきたらさ、単身赴任中のお父さんが帰ってきてて…

それで2階にあがったら、お母さんとお父さんどっちも悪夢見になっててさ。

由奈

最近白の母さん疲れてる感じしてたもんね……、

うん。もう少し早めに気付いてあげるべきだった…。

由奈

え、で白のお父さんとお母さんはどうなったの?

それがね、由奈の時と同じように、私もルナさんに助けて貰ったの!

由奈

え、ほんとに!?てことは…白も悪夢の中に入ったってコト!?

由奈

何それぇ!親友同士同じ境遇に立つことある!?運命共同体じゃん!

でね、由奈。私ルナさんに憧れて___…!

と由奈に怪盗になることを教えようとした瞬間、なぜか頭に身に覚えのない記憶が流れた。

突然流れたその記憶の背景は、ぼやけていて、まるでモザイクがかかったようだったが、なんとなく庭である事は想像できた。

" ねぇ、____ちゃん。 " " 今後生きていく上では、常に正体を隠す必要があるの "

" 自分を偽る。これがキーワード "

" 例え__、親友、__、だとしてもね "

所々、見知らぬ誰かが話してる内容にノイズのようなものがあったため、話してる内容を全て聞き取ることは出来なかったが、これだけは分かった。

例え親友でも明かしていい事と明かしてはならない事がある。

由奈

ん?今ルナさんが……なんて?

…あぁ!!ごめん、何でもない!

由奈

ふうん……。

じ、じゃあそろそろHR終わるし、教室戻ろっか!

由奈

分かったよーん。

そうして2人はトイレから出て、教室へ戻って行った。

教室へ戻ると既に授業が始まっていて、教科の担当の先生に「腹痛でトイレに行っていた」と言い、そのまま1時間目の授業を受けた。

そこから2時間目、3時間目…と最後の授業まで終わらせて、白と由奈は一緒に下校した。

ー校門前ー

一昨日のお笑い番組面白かったなぁ。由奈は見た?

由奈

見た見た!あれさー、1位の人のお笑いあんまりだった気が…

え、分かる分かる!2位の人の方が最後まで面白かったよね!

由奈

それな!やっぱ運命共同体だわぁ〜

と一昨日の晩にやっていたお笑い番組の話を話しながら校門付近までやって来ると、そこには一人の女性が校門にもたれながら立っていた。

???

ったく……、朝から待ってたよ。

???

白。

あ、貴方は!!

ルn……!!

思いっきり怪盗名をバラそうとした白の口を女性は急いで手で塞いだ。

???

ち、ちょーっと黙ろうか!

由奈

えっと……ど、どなたでしょうか…?

???

え"っ!?えーと……、

???

ま、まぁとりあえず私 この後ちょーっと白ちゃんに用事がありまして…

由奈

白、そうなの?

へっ!?あー…、うん!

由奈

あ、そうなんだ!じゃあ私先帰るから!

由奈は女性にぺこりと会釈して帰宅路を走って行った。

???

ふ、ふぅ……。

???

夜職質受ける時とかがあるせいか、いきなり名前聞かれたら戸惑っちゃうんだよなぁ…

あ、あの……ルナさん…ですよね?

???

あぁ、ルナだよ!

やっぱり!昨夜ぶりです!

???

うん、昨夜ぶり!

???

あれから白の母さんと父さんの調子はどう?

ルナさんが助けてくれてから、すっかり元気ですよ!

???

そっかそっか、良かったわぁ!

にしてもルナさん、どうして私が聖心高校の生徒だと分かったんですか?

???

あー、私ん家この高校のまあまあ近くでさ、よく家の前にその制服で通る子がいるんだよ!

あ、そういえば昨日悪夢の中で私制服でしたね。

???

にしてもマジでこの高校デカイよなぁ。それに調べたところだいぶ頭いい人じゃないと入れないらしいじゃん?

???

白はちなみに……

定期テストとかは常に学校10位キープですね。といっても、まだ入学して5、6ヶ月くらいしか経ってませんけど…

???

だとしても!学校順位トップ10って凄すぎでしょ!

???

通りで頭きれてるわけだ……。

ルナは白の話に納得し、うんうんと頷いた。

???

あ、そうだそうだ。今日来たのは昨日も言った通りお迎えにあがった訳なのですが…

???

白、お前ご両親に怪盗になること即OKされたろ?

図星の白は 「え!?」と声を出して驚いた。その白のリアクションを面白がるようにルナはニヤニヤと笑いながら白の顔を見る。

な、なんで分かったんですか?

???

悪夢の中にいると、なんとなく悪夢見になった人の性格とか感情とかが分かるんだよ。

???

昨日、白のご両親の悪夢の中からは、白への愛情とか優しさが伝わってきたからね!

???

???

それで、今日迎えに来たことだし、折角だから白の親御さんに挨拶してこうと思って。

???

今日お家空いてたりは……

今日は特に予定がないはずですが……、一応今から母に連絡して聞いてみますね!

???

ありがと〜!

白は制服のスカートのポケットからスマホを取り出して、母親にLIMEを送った。

すると5秒も経たないうちにピロン!とメールの受信音が鳴った。

お家に来ても大丈夫、ルナさんなら大歓迎との事です!

???

んじゃ、遠慮なく〜!

では、ご案内しますね!こっちから行った方が近道なのでこちらから行きましょ!

そうして2人は白の家へ向かった。

約5分ほどで高校から白の自宅へ着き、 ルナと白は玄関へあがった。

ただいま〜!

???

おじゃましまーす

2人が玄関へあがったすぐにリビングから白の母親が顔を出した。

白の母

白、おかえりなさーい

白の母

って、もしかしてその子がルナさん?

うん、そうだよ!

白の母

ああ、貴方が!昨夜はどうも!

白の母

どうぞあがって、ごゆっくり過ごしてください!今お茶とお菓子をお持ちしますので!

もぉ、お母さん……そういうのは事前に準備しとくものでしょ〜?

白の母

い、いやぁいざ来るってなったらソワソワしちゃって!

白の母はオホホホ!と笑いながらリビングへ戻って行った。

???

ふふっ。

ルナは白と白の母の話している様子を見て、ニコッと笑ったが、その笑顔はどこか切なそうな顔をしていた。

さぁ、どうぞリビングへ!

???

案内ありがと、白。

ルナは脱いだ靴をしっかり向きを揃えて並べ、白の案内するリビングへと向かった。

リビングへ入った2人はソファーに腰を下ろした。しばらく沈黙の時間が続いたが、白が「あの……」と口を開いた。

???

どうした、白?

いや、あの…私、上手く……

???

大丈夫。

……え?

???

昨日、白は命懸けでばくまるや私を助けようとしてくれただろ?十分お前のなりたい姿に近づいてるよ。

???

だからあとは自信を持って正しい選択をして、一緒に助けを求める人達に救いの手を差し伸べていこう。

……!

はいっ!!

白が大きな声で返事をすると、丁度お茶とお菓子を持った白の母がリビング部屋って来て、お茶とお菓子を配った。

???

ありがとうございます。

白の母

いえいえ!

白の母が座布団に座ったタイミングを見て、ルナは立ち上がり、話し始めた。

???

では、突然ですが今から私の自己紹介をさせていただきます。

白の母

自己紹介?ルナについてならニュースで…

???

いいえ、今からする自己紹介は怪盗ルナのではなく、私…

" 月並 瑠香の自己紹介です "

月並……

白の母

瑠香……?

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