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65話目です!

nmmn注意⚠️ キャラ崩壊注意⚠️ 誤字脱字注意⚠️ 二次創作

ご本人様には一切関係ございません!
苦手な方はback推奨!

では!

どうぞ!

第65話『駄々と叱責』

朝から、こさめの声はやけに元気だった。

こさめ

いやー、やっと復活したわ!

こさめ

ね?

こさめ

顔色いいでしょ?

布団を蹴飛ばして立ち上がるこさめに、らんは思わず眉をひそめる。

確かに熱は下がっているし、表情も生気を取り戻している。

だが、昨日まで寝込んでいたことを考えれば、無理をさせるのは当然不安だった。

らん

……まだ病み上がりでしょ

らん

大人しくしたほうが……

こさめ

えー、もう元気なのに!

こさめ

外出たい!

こさめ

なつくん、どっか遊びに行こ!

矛先を向けられたなつは、ソファに座ったまま、冷たい視線を返した。

なつ

馬鹿言うな

なつ

昨日まで高熱でぶっ倒れてたやつが、次の日に遊び?

なつ

死にてぇのか

こさめ

死ぬほどじゃないもん!

こさめ

なつくん、固すぎ!

なつ

はぁ?

なつ

お前みたいなのがまた倒れたら、誰が迷惑すんだと思ってんだ

なつの声は低く鋭い。

しかし、こさめは全く怯む気配を見せない。

むしろ子どものように頬を膨らませて、両手を広げた。

こさめ

だってさ、病気で寝てた分、外の空気吸いたいんだよ!

こさめ

ずっと部屋にいたら腐る!

なつ

腐ってろ

なつ

そんで寝てろ

こさめ

ねえひどくない!?

子どもの口喧嘩のように見えるが、緊張感は確かにあった。

らんは思わず苦笑する。

こういうときのこさめは、誰が相手でも引かない。

なつ

……あーもう、面倒くせぇ

ついに痺れを切らしたなつが立ち上がると、乱暴に指先でらんを指した。

なつ

らん、こさめ連れて公園いけ

らん

は!?

らん

なんで俺!?

なつ

俺が付き合ったら甘やかすだけになる

なつ

お前が適当にあしらっとけ

らん

適当にって……!

抗議する間もなく、こさめがぱっと顔を輝かせ、らんの腕にしがみついた。

こさめ

やった!

こさめ

らんくん、行こうよ!

こさめ

公園!

らん

ねえ、ちょ、引っ張んないでって!

ずるずると引きずられるように、らんは部屋を出ることになった。

近所の公園は平日の昼で人も少なく、風が柔らかく木々を揺らしていた。

ベンチに座らされたらんの隣で、こさめは子どものようにブランコを漕ぎ出す。

こさめ

ほら見て、元気でしょ?

こさめ

もう全然大丈夫!

らん

……調子に乗らないで

らん

転んでぶり返したら、俺がなつくんに殺されるんだぞ

こさめ

大袈裟〜

こさめ

でもさ、らんくんが付き合ってくれるの、ちょっと嬉しい

にやにやと笑うその横顔を見て、らんは思わず目を逸らした。

胸の奥で、何かがふと疼く。

らん

(……なんだ、この感覚)

ブランコに乗るこさめの姿。

風に揺れる髪。

無邪気に笑う声。

――同じ光景を、どこかで見たことがある気がした。

思い出そうとしても、掴み切れない。

頭の奥で霧がかかっているように、すぐに遠ざかってしまう。

こさめ

どしたの?

こさめ

らんくん

らん

……いや、なんでもない

らんは曖昧に笑ってごまかした。

だが、心臓の鼓動はいつもより早い。

らん

(こさめと……こうして外で過ごした記憶……俺、持ってたのか?)

胸の奥に残る微かな痛みが、それを肯定しているように思えた。

日が傾くころ、こさめはまだ遊び足りなそうにしていたが、らんに強引に腕を掴まれて帰路についた。

らん

ほら、もう帰るよ

こさめ

えー!

こさめ

まだ!

らん

まだじゃない、帰るの!

ぐずぐず言いながらも、こさめはどこか楽しそうだった。

そんなこさめの笑顔を横目に、らんは無意識に拳を握る。

らん

(6月23日……こさめの誕生日だよな)

その日が来れば、この霞んだ感覚の正体に触れられるのだろうか。

そんな予感だけが、らんの胸に静かに残った。

第65話・了

おかえりなさい!

次回!

𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡500

では!

ばいばい!

桜の記憶は散ってしまう

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564

コメント

2

ユーザー

桃くんと瑞くんがお母さんと子供みたいで可愛すぎるw 続き楽しみです!

ユーザー

こさちゃんの誕生日楽しみ✨

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