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rara🎼
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第65話『駄々と叱責』
朝から、こさめの声はやけに元気だった。
こさめ
こさめ
こさめ
布団を蹴飛ばして立ち上がるこさめに、らんは思わず眉をひそめる。
確かに熱は下がっているし、表情も生気を取り戻している。
だが、昨日まで寝込んでいたことを考えれば、無理をさせるのは当然不安だった。
らん
らん
こさめ
こさめ
こさめ
矛先を向けられたなつは、ソファに座ったまま、冷たい視線を返した。
なつ
なつ
なつ
こさめ
こさめ
なつ
なつ
なつの声は低く鋭い。
しかし、こさめは全く怯む気配を見せない。
むしろ子どものように頬を膨らませて、両手を広げた。
こさめ
こさめ
なつ
なつ
こさめ
子どもの口喧嘩のように見えるが、緊張感は確かにあった。
らんは思わず苦笑する。
こういうときのこさめは、誰が相手でも引かない。
なつ
ついに痺れを切らしたなつが立ち上がると、乱暴に指先でらんを指した。
なつ
らん
らん
なつ
なつ
らん
抗議する間もなく、こさめがぱっと顔を輝かせ、らんの腕にしがみついた。
こさめ
こさめ
こさめ
らん
ずるずると引きずられるように、らんは部屋を出ることになった。
近所の公園は平日の昼で人も少なく、風が柔らかく木々を揺らしていた。
ベンチに座らされたらんの隣で、こさめは子どものようにブランコを漕ぎ出す。
こさめ
こさめ
らん
らん
こさめ
こさめ
にやにやと笑うその横顔を見て、らんは思わず目を逸らした。
胸の奥で、何かがふと疼く。
らん
ブランコに乗るこさめの姿。
風に揺れる髪。
無邪気に笑う声。
――同じ光景を、どこかで見たことがある気がした。
思い出そうとしても、掴み切れない。
頭の奥で霧がかかっているように、すぐに遠ざかってしまう。
こさめ
こさめ
らん
らんは曖昧に笑ってごまかした。
だが、心臓の鼓動はいつもより早い。
らん
胸の奥に残る微かな痛みが、それを肯定しているように思えた。
日が傾くころ、こさめはまだ遊び足りなそうにしていたが、らんに強引に腕を掴まれて帰路についた。
らん
こさめ
こさめ
らん
ぐずぐず言いながらも、こさめはどこか楽しそうだった。
そんなこさめの笑顔を横目に、らんは無意識に拳を握る。
らん
その日が来れば、この霞んだ感覚の正体に触れられるのだろうか。
そんな予感だけが、らんの胸に静かに残った。
第65話・了
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𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡500
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コメント
2件
桃くんと瑞くんがお母さんと子供みたいで可愛すぎるw 続き楽しみです!
こさちゃんの誕生日楽しみ✨