夢主
も、もういいですかっ、、
相澤消太
ん、何か言ったか。
離してくれそうにない!!(2度目)
夢主
ギブギブ!!
そうやって言うと、力を緩めてくれた
夢主
...離さないんですか、!?
相澤消太
抱きしめてて悪いか。
力のない声で、優しく呟いていた
夢主
悪く...ないです、。
そうとしか、言いようがなかった
私も、ずっとその温もりに触れていたかったからだ。
相澤消太
...疲れた。
相澤消太
俺の事振り回しすぎだ。
グググっと、体重をかけられた
夢主
わっ、た、倒れますっ!
相澤消太
ふわぁ...冗談だ。
すると、あっという間に、
いつもの消太さんに戻った
夢主
甘えたな消太さんも、いいですよ?
相澤消太
俺がよくねぇ。
相澤消太
今日は、俺がエスコートするって決めてんだ。
そういい、私の手をサッととる
相澤消太
少し、歩くか。
夢主
はいっ!歩きましょう!!
夢主
...ふふ、こうやってゆっくりするのも、悪くないです、!
相澤消太
あぁ、いつぶりだったか、忘れた。
2人、肩を並べて歩いた。
夢主
あっ、桜の花びら、!
ひらりひらりと、1枚だけ落ちてきた
それを、掴もうとした、のだが。
その時、強い風が吹いた
夢主
あっ、!!
花びらは、私の手からするりするりと抜け出し
逃げ出してしまった。
風のせいで、木々が揺れだし、
桜の花びらが、たくさん散った
桜の花びらの隙間から見えた光は
ものすごく素敵だった
何故か、心惹かれる色だった。