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たとえ鬼になっても─

第4話 - お館様

158

2025年09月06日

#鬼滅の刃

#善逸

#二次創作

#夢小説

#ファンタジー

#ミステリー

らい⚡

善逸が焦りながら○○を庇っていると

お館様

善逸、小芭内、どうしたのかな

我妻善逸

！

伊黒小芭内

！

善逸と小芭内が同時にお館様を見る

伊黒小芭内

...お館様。コイツが鬼と思われるものを庇っています

我妻善逸

！！

我妻善逸

ち、違います！...いや、違くはないけどッ！

伊黒小芭内

お館様、鬼を見逃すわけにはいきません

善逸は慌て、小芭内は冷静に話す

お館様

善逸...それは本当かな？

我妻善逸

！

我妻善逸

...は、はい、

善逸が頷くと、お館様は優しく微笑んだ

お館様

じゃあその鬼を、私がいるここへ連れてきてくれないかな？

伊黒小芭内

！？

伊黒小芭内

...、鬼をお館様の側に置くなんて、危険すぎます

お館様

小芭内

お館様

鬼殺隊の善逸が、鬼を連れて本部にやって来た

お館様

これは...人を襲わない鬼という意味になる

伊黒小芭内

！

お館様

善逸

我妻善逸

は、はい！！

お館様

君がわざわざ本部に来たということは、何かあったんだね？

お館様

その鬼は...君の大切な人なのかな

我妻善逸

！

善逸は返事の代わりに、羽織に包まれた○○を抱えて屋敷の中に入った

我妻善逸

...、、

善逸は日が当たらない事を確認し、そっと羽織を取った

お館様

！

○○

...？

○○は羽織から解放され、辺りをキョロキョロと見回した

お館様

これは......

我妻善逸

...は、はい。○○です、

お館様

......、そうか。私の大切な子供も、鬼にされてしまったんだね

伊黒小芭内

...！！！

小芭内も鬼が○○だった事を知り、目を大きく開く

我妻善逸

...ご、ごめんなさいッ！！

我妻善逸

俺が、俺が強かったら...、○○は鬼になんてならずに...ッ！

お館様

善逸

お館様

君は何も悪くない。もちろん、○○も悪くない

お館様

○○は...まだ、体力が回復していなさそうだね

お館様

それに...どういう訳か、○○は人を襲わない。人の血に興味もなさそうだ

○○

...ぁ、の、

お館様

？

○○

私、は...、もう、鬼殺、隊には、なれませんか

お館様は安心させるように微笑む

お館様

ううん、そんな事はないよ

お館様

鬼殺隊は、夜に戦う。つまり、日が昇っていない

お館様

○○に意志があれば、鬼を倒す事も出来るんじゃないかな

○○

...！

○○

お、鬼、なの、に...鬼殺隊、で、いいんですか

お館様

うん。もちろん、辛かったら無理にとは言わないよ

○○

！

○○

あ、あり、がとう、ござ、います

たどたどしいが、○○は本当に喜んでいるようだ

我妻善逸

！！○○...！よかった、！

善逸が○○に駆け寄り、抱きしめる

我妻善逸

お館様...本当にありがとうございます...！

お館様

ううん、君たちが本当に仲がいいのは知ってたからね

我妻善逸

！！⸝⸝⸝

○○

善、逸、

○○

これ、から、も、よろし、くね

我妻善逸

！！！

我妻善逸

...もちろんだよ！！俺、○○を守るためなら何だって頑張る！

その様子を見ていた小芭内が、善逸を指さす

伊黒小芭内

おい、我妻

伊黒小芭内

せっかくお館様に認めていただいたんだ。死ぬ気で守れよ

我妻善逸

！

我妻善逸

はは、はい、！

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