C 💙
C 💙
ななの体は震え出した
N 💜
僕は彼女の体を摩ることしか出来なかった
S 💗
後ろから聞き覚えのある声がした
C 💙
S 💗
ギュッ──
さとみくんは彼女の姿を見て
後ろから抱きしめた
C 💙
それを見て胸が痛くなった
S 💗
S 💗
さとみくんはそう言って
ななをおんぶした
N 💜
S 💗
その姿に心臓が痛くなった
ス タ ス タ ス タ ッ ──
C 💙
C 💙
C 💙
C 💙
2人の後ろ姿を見て
僕はそっと涙を流す
僕が家でくつろいでる時
スマホのバイブ音が響いた
ブ ー ブ ー ッ ──
ᖇ 💛
ᖇ 💛
C 💙
スピーカー越しに聞こえた声は
鼻をすする彼女の声だった
ᖇ 💛
ᖇ 💛
ᖇ 💛
ᖇ 💛
僕は焦って早口になる
C 💙
C 💙
C 💙
C 💙
ᖇ 💛
僕は胸が高鳴った
C 💙
C 💙
ᖇ 💛
ツ ー ツ ー ッ ──
僕は切られた電話の余韻に浸った
ᖇ 💛
ᖇ 💛
C 💙
通話
02:24
C 💙
C 💙
ᖇ 💛
文面に絵文字も顔文字もない
明らかに彼女の様子は可笑しかった
ᖇ 💛
ᖇ 💛
ᖇ 💛
ᖇ 💛
僕は明るくLINEを送った
C 💙
C 💙
C 💙
ᖇ 💛
ᖇ 💛
僕はスマホを握りしめて
家を出た
2分ほど走ると
海岸が見えてきた
ᖇ 💛
海のそばに立つ彼女に
思わず見惚れた
C 💙
不意に彼女は呟いた
内容は聞こえなかったけれど
遠くを見る目をした
ᖇ 💛
ᖇ 💛
近づけば近づくほど
彼女は綺麗だった
C 💙
C 💙
彼女は柔らかく笑った
潮風に靡く水色の髪
色白く長い手足
大きなガラス玉みたいな瞳
柔らかく上がる薄い唇
全てに惹かれた
ᖇ 💛
C 💙
グイッ──
僕は彼女の手を引いた
壊れないように優しく
C 💙
ギュッ──
そして力いっぱい抱きしめた
C 💙
彼女は抵抗する訳でもなく
抱きしめ返す訳でもなく
されるがまま状態だった
ᖇ 💛
ᖇ 💛
ᖇ 💛
僕は無意識に呟いた
C 💙
その瞬間
彼女は僕の手から
スルリと零れた
ᖇ 💛
僕が彼女の顔を覗き込んだ時だった
ᖇ 💛
C 💙
彼女は泣いていた
大きな瞳から小粒の涙が零れた
ᖇ 💛
C 💙
僕の言葉を遮るように
彼女は語り始めた
C 💙
C 💙
C 💙
C 💙
突然の告白に僕は戸惑った
C 💙
C 💙
C 💙
ᖇ 💛
ギュッ──
その姿を見て
僕はもう一度彼女を抱きしめた
ᖇ 💛
ᖇ 💛
ᖇ 💛
C 💙
彼女は声を上げて泣いた
僕にすがってきた
ᖇ 💛
ᖇ 💛
ᖇ 💛
僕はしゃくりをあげる彼女に聞いた
C 💙
彼女を目を覆いながら頷いた
C 💙
C 💙
C 💙
彼女は困ったように笑った
ᖇ 💛
ᖇ 💛
C 💙
ᖇ 💛
C 💙
彼女は僕の顔を眺めた
でも僕は俯いたままだった
C 💙
ᖇ 💛
彼女のあげた声に僕は顔を上げた
C 💙
C 💙
C 💙
彼女はしゅんとした
ᖇ 💛
C 💙
彼女はハテナを浮かべた
ᖇ 💛
ᖇ 💛
C 💙
彼女はさらにハテナをうかべた
ᖇ 💛
ᖇ 💛
僕は目を逸らし、
口を抑えた
C 💙
ᖇ 💛
彼女が何も言ってこなかったから
僕は彼女の様子を伺った
C 💙
彼女は俯いて
顔を赤くした
ᖇ 💛
僕が戸惑っていると
彼女は僕に言った
C 💙
ᖇ 💛
C 💙
彼女は今までで1番の笑顔を見せた
ᖇ 💛
そして
その笑顔にやられた
C 💙
C 💙
彼女は頬を抑えた
ᖇ 💛
C 💙
僕達は顔を見合せた
ᖇ 💛
C 💙
僕たちは笑った
空気に合わせた笑いじゃなく
心からの笑いだった
S 💗
コメント
10件
待って…マジで死ぬんだけど…チ───(´-ω-`)───ン
VSきたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!