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自己流の小説の上達方法

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自己流の小説の上達方法

1 - 練習用お題小説として、きたかぶ、こばかぶあるよ。

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429

2023年08月23日

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ひな

間隔開きすぎてしまって申し訳ない。今回で、小説の書き方のラストに書くと記載していた、うちが普段からしている、自己流の小説向上方法です

ひな

注意点として、辛辣(しんらつ)な言い方をする方なので、お豆腐メンタルの人は読まない方が良いと思うよ。
少しでも上達したい人、良薬口に苦しでも気にしない人だけ、どうぞ。

因みに、二頁目に、練習用の小説をおいてあるので、興味ある人だけ、挑戦してみて下さい

ひな

先ずは、他者の書いた小説を読む

ひな

正し、ただ読むだけじゃ意味はない

ひな

この人上手いな、下手だなと言うのは、ただの感想。それに、なんの意味もない

ひな

大事なのは、小説を読みながら、考えること。同じ題材で、もし自分ならどう話を書くのかを考える

ひな

それをする事で、自然と想像力を育(はぐく)み、表現力の幅を広げる事が出来る

ひな

あと出来るなら、本当に才能のある人の小説を読むこと

ひな

本当に上手い人って、ほんの一握りしかいない。それ以外は、そこそこか、下手かの二極。私もどちらかといえば、そこそこに部類される方なので、決して上手い訳ではない

ひな

そこそこのお前が順位つけるなと思うかもしれんけど、そこそこでも、良し悪しは見抜けるで

ひな

pixivで華太受け小説を書かれてる人の中で、群を抜いて上手いのは、えんらいさん。次点がsakugoさん。
他にも上手い人はいるけど、その中で、えんらいさんは、格が違い過ぎて、うちレベルでは、同じ土俵にすら立てん

ひな

上記の二人の何処が凄いのか

ひな

それは、二人の共通点は、基礎の起承転結がしっかりとある事と、そのキャラが好きだからこそ、そのキャラクター性を理解しているので、キャラ崩壊がないこと

ひな

華太に焦点をあてた場合、華太は敬語キャラなので、敬語使っておけば、近からず、遠からずにはなるけど、華太を表現出来てますか?って聞かれたら、答えはNO

ひな

敬語には、柔らかさがあるので、動画の華太とは違う、女性的な柔らかさをもった華太になってしまう為、本来の華太の持つ、男性特有の粗野っぽさや、口調の荒々しさを表現出来ない。だから、華太を表現してるというよりは、華太もどきを表現している事になる。

まあ、私の場合、その事は理解してはいるつもりですが、華太に言わせたい言葉をベースに書くので、どうしても理想の華太像に寄ってしまうのもある

ひな

何故、えんらいさんの名前を一番にあげたのか

ひな

こういう二次創作系は、腐向けに寄せる方が、難易度も低いし、書きやすいんだけど、えんらいさんは、ヒュバグの動画そのものに、腐向けを組み込んで書かれてる。これって、簡単に出来るもんじゃない。
太鼓の達人で例えるなら、難易度は鬼。
その上、知識量が膨大。地の文の描写が、繊細(せんさい)かつ、緻密(ちみつ)なので、読むだけで、頭の中で情景が浮かべる事が出来る。特筆すべきは、キャラの台詞。華太なら、こんな言い方するかもという説得力がある。

ひな

そして、18禁なら、もっと実力差が浮き彫りになる

ひな

うちは書きようがないので、卑猥な単語を使って文章を組み立ててるけど、えんらいさんは、裏打ちされた、実力があるからこそ、喘ぎ声や効果音に頼らなくても、文章だけで構成、表現されてしまう。

ひな

あと、勘違いしないで欲しいのは、別に卑下(ひげ)する為に、読めって言ってる訳じゃない。

肝心なのは、自分の実力を知ること。自分の足りないとこを見つけること。その人の良い所を学ぶ事です。

今を良しとすれば、欠点があっても人は直そうとしないし、努力しない。

ひな

実力に開きがあれば、自分の足りない部分を見つけやすいので、本当に、実力ある人の小説は、一度読むべきだと思います。
華太受けに興味なくとも、えんらいさんの『慶事の一幕(けいじのひとまく)』は一度、読む事をお薦めしますよ。キャラの台詞、仕草や表情のかき分け、心情など、学べる点は物凄く多い。

ひな

あと、コメントに下手って書くな、感想を書くとこだって、人いるけど、上手下手も感想の一つやで

ひな

下手って、悪口で使われる事多いけど、別に、うちは下手は悪い事だとは思わんで

ひな

下手は、未完成であり、可能性の塊。まだ完成されてないからこそ、未熟な点が、人よりも多いだけ。本人次第ではあるが、この先、化ける可能性も秘めていると思ってる

ひな

それに、お世辞で、上手いとか褒めてくる人よりも、苦言を言ってくれる人の言葉の方が、よっぽど価値あるよ

ひな

コメントで、下手、ここ直せばって、コメントしている人いるけど、言い方が悪いだけで、改善点を提案してきてる時点で、君に対して、可能性があると思ってくれてる人やで。

ただ、下手しか、コメントしてきてない人は、構ってちゃん目的なので、相手にしないに限るけど

ひな

甘言は耳障りいいし、褒められ嬉しいのは分かるよ。でも、それだけだよね。
苦言を呈してくる人は、本人が気づいてない、欠点を教えてくれようとしている。それに、苦言も助言として、受け入れる事の出来るの人は、成長するよ。受け入れれない人は、なんも変わらないし、先はない

ひな

だから、少なからずとも、下手なのは悪い事じゃない。
それに、論外よりは全然ええで。下手はスタート切ってるけど、論外は、スタート地点にすら立ってもないんだもん。寧ろマイナス

ひな

ちょっと逸れたので、ここいらで本線に戻します

ひな

文章能力の向上について

ひな

小説を構成する上で、文章力は必要な能力です

ひな

5W1H(Who=だれが、When=いつ、Where=どこで、What=なにを、Why=なぜ、How=どのように)
↑自分の書く、小説の中に、これ入ってますか?

例文

5W1Hがない場合
①3月に15時から、三者面談を開きます。ご都合のあう日時を記入し、ご返送下さい。

5W1Hのある場合
②3月14日月曜日15時~17時、3月15日火曜日15時~17時で、二日間に分けて、二年二組の教室で、三者面談を行います。ご都合の合う日にちを記入しご返送下さい。

①と②どっちが分かりやすいですか?どうみても②ですよね。小説に限らず、文章の基本は5W1Hです。これがないと文章は、成り立ちません。


つまり、読み手に、因果関係や時系列が伝わるようにする、内容が矛盾しないようにする、読む人が納得できるように、情報を整理し、道筋を立てて書くのが出来て、初めて文章を書けている事になります。

ひな

これ以外にも必要なのは、語彙力と表現力。
小説は台詞がメインではなく、物語の最後の過程に至るまでの情景をしっかり書けるか、文章に深みを持たす事が出来るかで、良し悪しが決まります。どんなに良い作品を作っても、語彙力が、お粗末なら、拙い文章になってしまいます。

物事を細部まで観察、五感でものを感じ取り、感じ取ったものを表現するために必要な言葉を集め、選択し、組み合わせることができて、初めて、語彙力が備わっている事になります。

ひな

あと、文章力を身につける方法として、穴埋め問題は有効なので、二年くらいメールボックスで、熟成してたのをサルベージしたので、よければ挑戦してみて下さい

ひな

この穴埋め問題にどんな、意味があるのか。
それは、抜けてる文章を補う事は、想像力を培うために役にたちます。

もう一つのやり方として、ラストだけ残して、新たに文章を作ってもいいよ。それをする事によって、文章を組み立てる力が身に付きます

ひな

速水初登場回くらいに、書き始めて、放置しとった作品なので、別にボツではないです。書く気がないだけ

ひな

いつもは全部打ち終えてから、推敲かけてるので、推敲してない分、繋ぎ目おかしい部分あるかも

ひな

作りは甘くないので、文章として成立してるはずですよ

練習用 穴埋め問題 きたかぶ、こばかぶ

速水泰希

小林の兄貴、よかったら一緒に飯行きませんか?

小林幸真

あ?

舎弟からの急な食事の誘いに、小林の兄貴は眉をひそめる。

小林の兄貴を速水が個人的に食事に誘うだけなら、俺も気にすることはなかった。そして、それが今日でなければだ。

北岡隆太

速水ま・・・

速水が、次に口にするであろう言葉に、思い当たった俺は、慌てて制止の声をあげる。

速水泰希

今日小峠の兄貴の家で、ご飯を食べる日なんですけど、飯豊君の都合つかなくて、小峠の兄貴も楽しみにしてるし、人いないよりはいた方がいいかなと思って

俺の制止よりも早く速水は、次の言葉を口にしてしまった。

別の舎弟を誘えばいいものを、よりによって、速水は小林の兄貴に誘いをかけた。

そもそも、誘いをかける前に、当の小峠の兄貴に確認するべきだし、また誘いをかける場所も悪過ぎる。

ここは組事務所で、珍しく和中の兄貴、野田の兄貴も揃っていたのだ。これが他の舎弟なら、兄貴達も露ほどにも気に掛けなかっただろうが、相手が小峠の兄貴となれば話は別だ。

端から見ても分かるほどに、この三人は小峠の兄貴を可愛いがっている。そんな三人が集っている場所で、食事に誘えば、この後、どうなるかなんて予想がつくだろ。

小林幸真

へぇ~、華太ぉの手作りか、なら食べに行くわ。でも、俺を飯豊の代わりにしょうとか生意気。ナイフで下端って掘っとくわ

速水泰希

えー!!

小林幸真

まあ、俺を選んで誘ったことは評価してやる。今日は掘るのは止めといてやるから、俺に感謝しろよ

速水泰希

ほっ

小林の兄貴のヤキ入れから逃れた速水は、安堵の息をつく。

速水は、正直な奴だ。

額面通りの言葉しか受けとれず、言葉に裏があることも理解出来ない。

暗に自分を差し置いて、何で舎弟のお前らが、小峠の兄貴の家にあがりこんでいるのか、小峠の兄貴の手料理を食べているのか、自分よりも優遇されてて気にくわないといった言葉の裏に隠れたトゲが、俺の肌を刺すというのに、それを何も感じていない速水に苛立ちを覚える。

和中蒼一郎

ふむ。ちょうど仕事が終わる。たまには俺も参加しょう

野田一

そうだな。舎弟たちが、普段どんなもん食べてるか把握するにはいい機会な野田

ほら、誘ってもないのに和中の兄貴、野田の兄貴まで釣れてしまった。そして、ちゃっかり参加しょうとしている。

本当は阻止したい。でも、俺では狂人兄貴三人を止められそうにない。それに止めたら俺の命も止まる。舎弟のせいで要らぬ心労を被るであろう、小峠の兄貴に心の中で謝罪する。

不甲斐ない舎弟ですみません。でも、まだ貴方の側に居たいんで、多目にみて下さい、と本人には届かない謝罪を心の中で繰り返した。

小峠華太

え?なんで、兄貴たちもここに?

兄貴達の姿を目にするなり、小峠の兄貴は、ややひきつった表情を浮かべていた。

野田一

華太ちゃんが、何でも舎弟たちに手製の飯をふるまっていると聞いてな。偵察しにいく野田

和中蒼一郎

小峠、急にすまないな

殊勝な態度を取っている割には、小峠の兄貴が断れないと踏んで押しきろうとしている。

そして、半ば押しきられるようにして、兄貴達も、食事会に参加する事となった。

穴埋め問題1 そもそも、何故小峠の家でご飯を食べるようになったのか、理由を作って埋めよ。 一応、本筋の流れとしては 見回り後、速水がお腹すいたと言い出す。 ↓ コロナの影響で店は、全て20時に閉店していた。 ↓ 小峠から、簡単な物で良いなら作ってやると言われる。 ↓ 小峠の家で、ご飯を食べた。 ↓ お腹一杯になった速水が、おねむ。小峠が起こしにかかるが、速水が寝惚けて『お母さん』って呼んでしまう。 ↓ 元々、面倒見の良いのも合わさって、小峠の母性が目覚める。 ↓ 以降、定期的に、小峠の家で、舎弟を呼んでの、お食事会が開催される事になる。小峠は、三人を完全に子供扱い。 話として成立するのであれば、この通りに作らなくて良い。

毎回、メニューは順繰りのリクエスト制で、子供扱いされたくない、飯豊と俺は、拉麺と蕎麦をリクエストする事で、お子様ランチの刑を回避したが、今日は速水のリクエストで、オムライスとハンバーグだ。まさに、お子さまランチにするには、うってつけのメニュー。

それに、ここ二回、小峠の兄貴は、お預けをくらったもんだからか、今日はましにもまして、力作と呼んでも遜色ない、お子さまランチが並んでいた。

北岡隆太

小峠の兄貴、全員、お皿同じ物に変えませんか?たぶん、小林の兄貴辺りが、ごねると思います

小峠華太

まさか、そんな訳ないだろ

一応、進言してみるも、小峠の兄貴は気に止めなかった。

大の大人が、お子様ランチなんか出された日には、小馬鹿にされたと思って、怒るのが普通だ。

小峠の兄貴が、俺達を子供扱いしているは一目瞭然なのだが、相手の取り方によって、見方は変わるものだ。下手すれば、俺達だけ違うという事は、特別扱いされているようにも見えなくもないのだ。

なんせ、こういう時の俺の勘はよくあたる。

小峠華太

北岡、皿運ぶの手伝ってくれ

北岡隆太

分かりました

俺の勘が当たらない事を願いながら、皿を運ぶ。

小林幸真

華太ぉ、なんか俺と速水の皿もだけど、メニューもなんか違うんだけどぉ?なに舎弟だけ特別扱いしてんの?グリンするぞ

俺の勘は的中した。やはり、俺達は、小峠の兄貴から、特別扱いを受けていると捕らえられてしまったらしい。

同じワンプレートにしているとはいえ、兄貴達のは、普通の白皿で、俺達の皿は、お様ランチ仕様の仕切りのついた雲形の皿。これが新幹線やアン○ンマン皿にされなかっただけ、まだマシである。

兄貴達のは、店で出されるような盛り付け方をされているが、俺達のは、お子様ランチ仕様なので、メインのオムライスには、ケチャップで、俺達の似顔絵がかかれており、お子様ランチの定番の国旗のついた爪楊枝が刺されていた。付け合わせの人参は星形、ハンバーグには型抜きで抜かれた、ミ○キーのチーズが乗せられ、デザートのプリンまでのっている。

小峠華太

や、これは特別というか、子供扱いしているだけで、流石に兄貴に、お子さまランチをお出しするのは、ちょっと・・・

小林幸真

俺は別に気にしない。次からは、俺も同じやつにしろよな。今回は名前書いてくれたら許す

ちゃっかり、次の予約まで入れつつ、自分の皿を差し出し、ケチャップで名前を書くよう圧をかけてきた。

和中蒼一郎

郷に入れば郷に従えという、諺がある。ならば、俺もお揃いで構わん

野田一

たまに、童心にかえってみるのも悪くねぇかもな

小林兄貴を筆頭に、他の兄貴も皿を差し出し、自分の名を書くように、小峠の兄貴にせまる。

和中蒼一郎

蒼一郎

野田一

小峠の兄貴の心労を考えれば考えるほど、見るに耐えない光景である。そして、この悪夢を生産した馬鹿は、俺の横で美味しそうにオムライスを頬張っている。

速水!お前もいい加減、気づけ!お前のせいで、小峠の兄貴が不利益を被っている、と念を送るも鈍感な速水には届かない。

速水泰希

オムライス美味しい

のんきに、オムライスを味わっている。

暗鬱(あんうつ)たる小峠の兄貴と反して、兄貴達は上機嫌だ。なんせ、小峠の兄貴に自分の名前を書いて貰えたんだからか。

お土産用に持たしてくれるつもりで、いつも、料理は、少し多目に作ってくれているのだが、ほとんど兄貴達の腹におさまってしまった。ご飯が終わり、デザートを食べる番となった。そして、ここでも一悶着が起きる。

小林幸真

華太ぉ~俺達のプリンは?

小峠華太

プリンは、兄貴達のお口に合わないかと思いまして

小林幸真

いつ誰が、いらないって言ったよ?

プリンは人数分しか作ってなかったようで、兄貴達の皿に、プリンはついてなかった。小峠の兄貴の分のプリンを回しても、後、一人分足りないのは明白。

小峠華太

すみません、プリンは人数分しか・・・

北岡隆太

こ、小林の兄貴!良ければ、俺のプリンどうぞ

小峠の兄貴の言葉を遮るようにして、俺は、皿に乗っているプリンを、小林の兄貴に差し出した。

小林幸真

やっぱ、食後はデザートに限るよな~

小林の兄貴は、俺からプリンを受けとるなり、一口でペロリと食べてしまった。

小林の兄貴の機嫌を損ねず、良かったと、俺と小峠の兄貴が、胸を撫で下ろすのは同時だった。

穴埋め問題2 和ニキと野田ニキが、急遽帰る理由を考えて、埋めよ。 本筋の流れは 和ニキと野田ニキのスマホに緊急呼び出しの連絡が入る。 ↓ 速水が、二人を乗せていく。 ↓ 部屋に残っているのは、小峠と小林と北岡だけ。北岡が食器の片付けを小峠に申し込み、手伝う。 ↓ 北岡が食器を片付けている間に、小峠は食後の珈琲をサイフォンを使って、抽出する。 ↓ テーブルの食器を片付け終えた、北岡は、皿洗いに取りかかる。 さっきと同じように、話として成立するのであれば、この通り作らなくよい。

あーあ、速水が馬鹿なせいだ。

舎弟である自分が兄貴を独占出来る(おまけが二人もついているが)貴重な時間だったのに、今回の件で味を占めた兄貴達は、今後も食事会の度に、現れるんだろな。

皿洗いしながら、元気のない俺に、小峠の兄貴はこそっと

小峠華太

北岡、今日は悪かったな。今度埋め合わせに、お前のプリンだけ大きいのを作っておくからな

耳打ちしてきた。

この人の中で、俺は楽しみにしてたプリンを食べれず、落ち込んでいると捉えられているらしい。

いや、速水ならともかく、俺はそこまで子供じゃありませんよ。そもそもプリンが欲しい訳じゃなくて、俺が欲しいのは、あんただよ!あんたの全てが欲しい。

気づいたら、俺は小峠の兄貴を抱きしめていた。

おわり

オマケのこばかぶ

俺が今まさに、小峠の兄貴を抱きしめようとしていた所で、絶妙なタイミングで邪魔が入る。

小林の兄貴は、ぐいっと自分の懐に小峠の兄貴をだきよせ、耳元で囁く。

囁いている割に声は潜めておらず、俺に見せつける目的で、囁いているのが分かる。

小林幸真

悪い子にはお仕置きすっぞ?

そう告げられた、小峠の兄貴の顔から色が消えていく。

小峠の兄貴が想像しているお仕置きと、小林の兄貴の言う、お仕置きの意味が異なっているのだが、当の小峠の兄貴は気づいていない様子。

小林幸真

北岡ぁ、お前は感がいいし、速水と違って分かってると思うけど、これ俺のだから、手出したらグリンだかんな♡

捨てられた子犬状態で、ガタガタと震える小峠の兄貴に、庇護欲(ひごよく)が、掻き立てられる。本当なら、今その場所にいるのは俺だった筈なのに。

小林幸真

北岡か、それ終わったら、とっと帰れよ。華太~、ベッドに行くぞ~

小林の兄貴は、小峠の兄貴を引き摺りながら、寝室へと消えていった。

複雑な心境のまま、なんとか皿洗いを続けた。

最後の一枚を洗い終え、帰り支度を始める。

一言、声をかけようと寝室へと足を向ける。

ノックしょうとした瞬間、ドアの向こうから、ベッドの軋む音と共に、嬌声(きょうせい)があがる。 ※嬌声:艶やかな声、女性のなまめかしい声、性的な色っぽい声

嫌でも、中で、ナニが行われているのか、悟るには充分だった。

俺は居た堪(たま)れなくり、小峠の兄貴の嬌声を振り払うかのように、部屋を飛び出していた。

翌日、事務所に顔を出すと、襟から覗く首筋に歯形やキスマークを着けた、小峠の兄貴の姿があった。

おわり

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