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私は仰天し、何も

考えられなくなる.

触れ合う唇には

微かなあたたかさ.

一ノ瀬先生の匂いが

0センチで鼻をくすぐる.

一ノ瀬先生に、控えめに

腰を抱き寄せられる.

そして、どちらからともなく

唇が離れた.

大人っぽい表情を

ちらつかせる一ノ瀬先生に

私はついていけない.

佐倉 ゆう

…先生、ダメですよっ…

___こんなの.

先生と生徒じゃ、禁忌です.

突然のことに涙目に

なり掛けながら上目遣いで

一ノ瀬先生の表情を伺う.

私を強く抱きしめて

話さない一ノ瀬先生は

不敵な笑みを浮かべていた.

胸の中で私が身じろぎ

することすら面白いようで

さらにきつく抱きしめられる.

そのま一ノ瀬先生は

私に再びキスを落とした.

今度は深いキスを.

今まで堪えていたものを

一気に私にぶつけるように.

噛み付くように

何度も何度も.

佐倉 ゆう

…っあ…せ、んせ…っ

自分の喉の奥から濡れた声が

もれるのを感じて

どうしようもなく

恥ずかしくなる.

でも.

_____甘い.

ただなんとなく

そんなことを思いながら

私は黙って先生を受け入れた.

一ノ瀬 馨

放課後だから、今は

一ノ瀬 馨

誰も来ない…そうだろ?

この場の雰囲気に

完全にのまれた私は

コクリと頷く.

今は試合を間近に控えている

サッカー部しか部活を

やっていないだろう.

この校舎には

とっくに人がいない.

一ノ瀬 馨

もう少しの間、

一ノ瀬 馨

帰さねぇからな…

一ノ瀬先生の温かい手が

頬に触れて、私は

条件反射のように目を閉じた.

放課後の狭い教室で

ただ私たちは

恋に溺れていた___.

end.

読んでくれて📖 ありがとです!!☺︎ ぜひ他の作品も 見てみてください!!☃

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