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なんで忘れていたんだろうと 疑問になるほど、あの頃のことを 鮮明に思い出した。

考えれば考えるほど、 後悔が襲ってくる。

せめてもの償いとして、 私にできることは…。

のぞむちゃん!

村宮 望

あ!■■ちゃん!

村宮 望

どうしたの?

見てみて!
お花の冠作ったの!

村宮 望

すごい!かわいー

村宮 望

やっぱ、■■ちゃんは器用だね!

ふふふ!
後で教えてあげる!

そう言いながら、冠を頭にのせる姿はまるで、どこかの国のお姫様のようだった。

村宮 望

じゃあ、お花たくさん探しとく!

そんな彼女に憧れた私は、 花の中に目をやった。

村宮 望

あれ、

なにか、キラキラ光る 宝石の様なものがある。

村宮 望

よいしょ、

腕を伸ばして光るものをとった。

村宮 望

わぁ、!

村宮 望

■■ちゃ、、ん?

村宮 望

あれ?

目を輝かせ彼女を呼ぶが、 その先には女はいない。

残っているのは、綺麗な花畑と 蜜を吸いに来た虫たちだけ。

村宮 望

もう、帰っちゃったのかな、?

村宮 望

…何も言わないで?

イタズラかな、嫌われたかな、 思い浮かぶのはそれしか無くて、

いつの間にか不機嫌になって、 家に帰っていた。

気がつくと、光る宝石の様な物は 持っていなかった。

村宮 望

んん、

目が覚めて見えるのは 自分の部屋の天井。

人の顔みたいなシミと目が合ったような気がして、朝から気分が悪くなる。

村宮 望

、、、何なんだろう。

村宮 望

変な夢

よく分からない夢を見た。

あんな花畑がある訳無いのに、 自分がそこにいて、

知らない女の子と遊んでて。

気味が悪くて仕方ない。

村宮 望

ご飯食べよ

村宮 望

ふわぁ〜、

ガチャンと音を立てドアを開けると シンと静まり返ったリビング。

お母さんは、仕事に言ったんだと 分かった。

ソファに座り、テレビのリモコンをとる。

電源をつけたあと、お母さんが作って置いてくれた朝ごはんをゆっくり口にする。

村宮 望

おいし、

少し冷たいけど、忙しい中用意してくれたと思うととてもありがたい

ご飯を食べながらテレビに視線を 戻すと、丁度ニュースがやっていた

9年前に行方不明になった 女の子の遺体が見つかったという。

可哀想だなぁなんて思いながら 朝食を食べていると、 衝撃な事を耳にする。

『見つかった遺体は、9年前行方不明になった■■さんと見て、──』

村宮 望

え、?

思わず耳を疑ってしまった。

手を机に置き、身を乗り出して テレビをじっと見つめる。

間違いない。

一瞬にして、鳥肌が全身を覆う

夢に出て来た子と同じ名前だったのだから───

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