この作品はいかがでしたか?
2,057
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sha
朝か……、
sha
sha
そう思いながら
適当にパンを焼いて
ギリギリの時間帯に家を出た。
sha
この時間帯でも焦る人は少なく
皆がゆとりを持って談笑しながら
友達と歩いている。
俺は友達がいない。
というか、居なくなった。
昔、いろいろあったから。
sha
sha
一緒に登校する友達なんて居ない。
居たら、こんなに苦労してない
話しかけても無視される。
話しかけようとしたら避けられる。
俗に言う " 嫌われ者 " だ。
sha
靴箱から上靴を取り出そうとして
上靴を見たら、いつも通り
上に紙が乗っていた。
「 気持ち悪い 」
うん、慣れてる慣れてる。
やり方が陰湿なんだよ。
sha
目を伏せながら、階段を登り
教室へ向かった。
sha
俺がクラスに入った途端
クラスが少ししんとする。
直ぐにまた騒ぎ出すが…
sha
俺は鞄を置いて、机に突っ伏した。
sha
ため息ばっかりついて
幸せから遠ざかっていく。
先生
ガラガラと音を立てて担任が教室に入ってきた。
そしたら、クラスメイトはみんな座りだす。
sha
顔を上げて、頬杖をつきながら
窓から校庭を見下ろした。
そしたら、見知った顔の奴が走っていた。
sha
俺と小学校、中学校と同じ奴
昔は仲が良かった奴
今はもう、キッパリ関わっていない。
先生
sha
先生
sha
そう俺が担任に指摘されると
教室のどこかから小声で話したり
嘲笑う声が聞こえた。
ある意味、目立てるから
俺は気にしちゃいない
ちょっと変わった人気者みたいな…。
本当に、嫌われている以外は
ごくごく普通の日常。
先生
俺は昔っからクラスで孤立してた。
今は全然、なんとも思わなくなった。
全部どうでも良くなった。
正直、もう何も興味無い。
sha
sha
sha
sha
ノートを取りながら
昔の事を思い返してみた。
そしたらいつの間にかチャイムが鳴った。
1限目の終わりを告げるチャイムだ。
先生
先生
生徒
生徒
その合図とともに
生徒みんなが「ありがとうございました」
と言う。
sha
たまに、
っていうか、毎日
クラスから、学校から
疎外感を感じる。
sha
〜 昼休み 〜
教室に居場所がない俺は
休み時間は図書室に行く。
まあ、委員会の仕事上
来なければ叱られるから、渋々向かう。
sha
生徒
生徒
sha
俺にまで聞こえるくらいの声で言う
残念ながら図書室でも静かにできないらしい
これだからアホは…
生徒
sha
何も答えずに貸し出しをする。
生徒
生徒
生徒
生徒
sha
ゴミが俺の首を絞めてくる中
そんな声が聞こえた。
生徒
sha
生徒
生徒
生徒
sha
いつの間にか売られた喧嘩が終わってた。
このチビ……なんかすごい。
sha
sha
sha
sha
ピッ と音を鳴らして
バーコードを読み取った。
sha
多分、あの人は彼奴の友達。
名前も何も知らないけど
よく教室から声が聞こえる。
sha
そろそろ帰るか…。
sha
まだ1日終わってないけど、
騒がしかったな…。
久々に誰かと話した気分。
でももう、俺には関係ない話だし。
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩ ♡500
コメント
39件
チビって聞くとrbrさんしかでてk((((殴
お話の名前からすごいと思ったので見てみました! 面白かったです!
shaさんがチビと言うなら、あの人しかいないんだよなぁ..w 続きが楽しみです