はやと
俺の名前は、はやと
はやと
県内の有名私立高校に通う高校1年生だ
ゆきみ
はやと~おはよう!
はやと
こいつは幼馴染みのゆきみ
女の子で1番の仲良しだ
はやと
ゆきみおはよ!
ゆきみ
早く学校行かんと遅刻すんで!
はやと
ほんまやな!急ごか💦
先生
はいみんなもうチャイム鳴ってるで~早よ席付きや
先生
なんや、ゆきみとはやとはまた遅刻か。
先生
ほんまあの2人だけは…
はやと
遅刻しましたすいません💦
ゆきみ
すいません💦
先生
いつもいつも遅刻ばっかりして…内心響くでほんま
はやと
気ぃつけます
先生
ほらはよ席付き!
先生
ほなほHR終わり1時間目の用意するんやでー
せいや
はやと、ゆきみおはよー
お前らまた遅刻かいな笑
はやと
せいやおはよう!
安定の寝坊やw
ゆきみ
私は化粧上手いこといかんかったねんほやし時間かかったわぁ
せいや
ほんまお前ら内心響くわw
はやと
明日から頑張るわw
ゆきみ
私もw
せいや
お前ら2人の明日から頑張るは何回目やろ…まあ頑張りや!
先生
ほなみんな気ぃつけて帰りやー
せいや
はやと、ゆきみ一緒に帰ろーや
はやと
いいで暇やしどっか遊びに行こか
ゆきみ
あり!いこいこ
せいや
ほな行こか!!
ゆきみ
いつも通学路で通るねんけどめっちゃ綺麗な花咲いた広い庭がある豪邸あるねん
ゆきみ
けどいつ通ってもそこに人住んでる気配ってゆうか、無いねんなぁ
はやと
え、なんなんそれ
普通に住んでるやろ笑
せいや
そやって、住んでなかったら花の手入れとか誰がしてるねんって話やでw
ゆきみ
まあ、そうやんな…
うちの勘違いかなんかな
せいや
ほな1回見に行こうや!!
はやと
ええけど、そんなん見て何がおもろいねん笑
ゆきみ
まあいいやん一回見てよ
多分うちのゆってる意味わかると思うわ
ゆきみに案内され、
俺等は綺麗な家に行った。
ゆきみの言っている意味が分かった
確かに綺麗な花が咲き家の外装も綺麗で御屋敷の様な豪邸だ。
だがそこに人の気配や、
上手く言えないけど、
なんか気持ち悪い変な感じがした。
はやと
なぁ、なんか気持ち悪いわ
ゆきみ
うちの言ってる意味わかった?
せいや
俺も分かった。
せいや
説明は出来ひんけど、すげ~嫌な感じがする
はやと
インターフォン鳴らしてみる?
ゆきみ
そ、それはやばいやろ
せいや
ここまで来たらこの気持ち悪いの解決したいし、人出てきたら解決ちゃう?
なんの用?って聞かれたらお庭に咲いてる花なんの花ですか~?とか適当な事ゆって帰ろや
ゆきみ
まあ、そやね。鳴らしてみよか
女
はい
はやと
あ、あのすいません、
お庭に咲いてる花の種類教えて欲しくて!!
女
あ…花ね…
女
ちょっと待ってねそっち出ますね
はやと
はやと
こっち来るやって、
ゆきみ
どんな人なんやろ
きっと綺麗な人やろな!
せいや
人住んでたやんw
気持ち悪いのスッキリしたわ!
女
お待たせしました。
豪邸の中からは色白の痩せた女性と言うより痩けた不健康そうな女の人が出てきた、
俺等はちょっと怖くなった
女
貴方達学生?
お花に興味あるのね
せいや
こ、こんにちは!
俺等近所の高校に通ってます
そうなんですお花綺麗だなと思って、
ゆきみ
いつも通学路で通るんです!お花綺麗で種類とか教えて欲しくて💦
女
あら…そうだったのね。
女
お花を褒めてもらえるのってとても嬉しいの、私の名前は麗子。
せいや
あ、お俺せいやです!
ゆきみ
私、ゆきみです!
はやと
俺、はやとって言います。
女
みんないい子そうね。
ケーキがあるから中でお話しましょうか。
俺等は流れ的に断る事も出来ず麗子さんの家の中にはいった
ゆきみ
すご~いお庭も綺麗だけどお家の中もすごい綺麗。
女
みゆきちゃん、ありがとう。
せいや
凄いケーキ美味しいです!
はやと
ほんと、美味しいな
女
あら、良かった。
私の手作りよ
ゆきみ
麗子さんの手作りなんですか!?
凄い、
女
ありがとうね。
じゃあお花の話をしましょうか。
そこからは、花の話を色々と聞かせてくれた。
丁寧にすごく分かりやすく説明してくれた、俺等は人が住んでるか確かめたかっただけで花の話はついでみたいな感じだったから、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
ゆきみ
麗子さん今日はありがとうございました!!
とても参考になりました。
せいや
ありがとうございました!!
はやと
ありがとうございました!!
女
良いのよ。私お友達が居ないから久しぶりに人と話せて良かったわ。
いつでも遊びに居らっしゃい。
ゆきみ
ありがとうございます!!
お邪魔した!!
はやと
普通の人だったよな
せいや
ちょっと痩せてて最初はびっくりしたけど、話すといい人そうだったな
ゆきみ
うちお花好きやからめっちゃいい話聞けたわぁ嬉しい!
はやと
でもさ
はやと
あの得体の知れない気持ち悪さ何やったんやろ
せいや
ほんまそれ
何やったんやろなぁ
ゆきみ
ん~うちもわからんわぁ
はやと
また麗子さんの家行ってみる?
ゆきみ
ほなまた明日お邪魔してみよか。
せいや
そやな!
それから俺等は何度か麗子さんの家に通うようになり、花の話や何気ない日常会話を繰り返したそんなある日
ゆきみ
ゆきみ
あれ、麗子さんお留守かなぁ
はやと
ちょっと待って見ようか
せいや
そやなぁ
数分経ちもう一度インターフォンを鳴らしてみたが出てこない。
お留守の様だ。
ゆきみ
また日改めてこよ
せいや
そうやなぁ
はやと
帰ろっか
男
君達そこで何してるん?
はやと
あ、えっと遊びに来たんですけど、お留守の様で
男
何言ってるん?
その家俺の家やけど。
ゆきみ
え?麗子さんのお家じゃないんですか?
男
え?麗子?
君達麗子の事知ってるんか?
どーゆー関係や!!
男の人は焦った顔で俺等を怒鳴るように問いかけてきた
せいや
お兄さんそんな怒鳴らんでもいいやんか
ゆきみ
そうや、大体お兄さんこそ麗子さんのなんなんよ!
はやと
2人共落ち着けって、
はやと
お兄さんお話聞かせてもらってもいいですか?
男
すまん。つい感情的になってしまって悪い。
まあ、話すと長なるし家入りや
ゆきみ
お、お邪魔します。
男
君らと麗子の関係教えて貰えるか?
はやと
俺等数ヶ月までにここの家の前通って、お花綺麗やったし、花の種類とか聞きたくてこの家尋ねたんです
ゆきみ
そしたら麗子さんが出て来て、色々と教えてくれてそこから何度かこの家通うようなりました
せいや
今日も遊びに来たら麗子さんいいひんくて、待ってたらお兄さんに声掛けられたんです
男
男
麗子がこの家に居たんやな
はやと
お兄さんと麗子さんの関係
男
俺と麗子は半年前まで付き合っててこの家で一緒に暮らしてたんや
男
けど、麗子男作って逃げてしもて
家にある金目の物全部持って行って音信不通になってしもた
ゆきみ
え?
男
だから、別れた恋人や
男
俺出張行ってて昨日帰ってきたんや
さっきコンビニ行って家帰ったら君らいたんや
はやと
待ってください、
はやと
俺等話ついて行けないです
せいや
どーゆー事ですか💦
男
俺もわからんわぁ
男
なんで麗子が俺ん家おったんや
男
怖いし警察通報してもええか?
ゆきみ
え…でも通報したら麗子さんどーなるんですか?
男
捕まるかも知れへんわぁ
はやと
そんなん嫌です!
はやと
麗子さんは俺等に良くしてくれはったし、どうにかなりませんか?
せいや
そうや、まだまだ麗子さんと話したい事とかいっぱいあるし!
男
お前ら好き勝手ゆーてええ加減にしろよ
いきなり男は俺等にブチ切れた、
そのまま男は暴れだして家具窓ガラスを壊したりして俺等は怖くて動けなかった。
ゆきみ
お兄さん何してんの!やめてや!
はやと
落ち着いて下さい!!
せいや
やばいわ、俺等逃げよ!
俺等は玄関に向かった
男は追いかけて来て俺等の腕を掴む
はやと
ちょ!やめろや!
ゆきみ
痛い離して!
せいや
うわもう無理や殺される
ドンドンドン
\ピンポーン/
ドアを叩く音とインターフォンが
鳴った
警察
警察だ!!
動くな
はやと
お巡りさん助けて!
ゆきみ
助けて…
せいや
殺される
突入!と言う声と同時に数名の警察官が家へ入ってきて男はそのまま逮捕された俺等は無事保護された
警察
何があったんや?
俺等は警察の人に今まであった全ての事を話ました。
すると
ドンドンドンと
ドアを叩く音がして、警察官がドアを開けると
女
みんなー!!
大丈夫だった?💦
怪我してない?
ゆきみ
れ、麗子さん…
せいや
麗子さんどーゆー事?
はやと
麗子さん訳わかんないよ
警察
まあ、みんな落ち着いて
私が説明するから
俺たちは警察官と麗子さんから全てを聞いた。
あの家は麗子さんの家だ
逮捕された男は麗子さんの元婚約者
もうすぐ結婚式って時に麗子さんに暴行、つまりDV、浮気をして、麗子さんは婚約破棄したとゆう。
女
貴方たちを巻き込んでしまって本当にごめんなさい。
ゆきみ
いえ…なにも知らずに。そんな辛いことがあっただなんて。
はやと
俺等は麗子さんの味方です。
せいや
男の人は怖かったけど、
麗子さんは優しいしいつも真剣に話してくれるし!
女
ありがとう…。
警察
まあ前々から男からの嫌がらせで何度か注意はしてたんだけど、まさか不法侵入までしていたとは…。
警察
みんな怖い思いをしたね。
すまなかった。もっと早く対処しておけば…
はやと
お巡りさん謝らないで下さい。
ゆきみ
そうですよ!
せいや
結果あの男は捕まったんだから!!
女
みんなありがとうね。
これからももし良かったらまたお家に遊びに来てね!!
俺達はあの後また麗子さんの家に遊びに行った。
けどそこにはいつもの優しい麗子さんじゃなく、まるで仮面の下に隠してた悪魔のような人だった。
俺達は監禁され、酷い事をされてもう二度と人を信じられなくなった。