いつも読んでくださりありがとうございます。こちらもいつも通りです。飢えた助によるはっちゃけたマネーの総受け愛されです。 >>>今回マネーが女々しいです<<<
今回さらにはっちゃけていますので、本当に大丈夫かと考えた上でお読みくださいますようお願い申し上げます。
上記をしっかり確認した上でお進みください。では。
─すまないスクール─ それは常にハプニングの絶えない、愉快痛快波瀾万丈の学校である。
すまない先生達3人は学校の噴水に腰を下ろしていた。合同授業も終わり、時刻は夕方。あたりは日が暮れ、橙色の世界が広がっている…。
ミスターマネー
彼の言葉に先生とブラックは固まる。愛とは時に欺き陥れるもの。先程の校長─校長になりすましたウィッチの件を言っているのだろう。
普段なら耳が痛いほど元気な彼がこんなことを言い出すのだ。香水のせいとはいえあんなことがあったのだから、相当参っているのだろう。何よりブラックの話が本当なら、彼は…
すまない先生
ミスターマネー
ミスターブラック
ミスターマネーは何故かそこにいるエンダーマンと戯れていた。翻訳機を抱えながら。
ミスターマネー
すまない先生
ミスターマネー
ミスターブラック
スッ
スタスタ
ポコンッ!
ミスターマネー
ミスターブラック
ミスターマネー
すまない先生
ミスターマネー
すまない先生
ミスターマネー
ミスターマネー
ミスターブラック
ミスターブラック
ミスターブラック
すまない先生
ミスターマネー
ミスターブラック
ミスターマネー
すまない先生
ミスターブラック
ミスターマネー
村人
ミスターマネー
ポコンッ!
すまない先生
ミスターブラック
すまない先生
村人
すまない先生
村人
突如吹っ飛ぶ変態…もとい村人。何事かと見れば帰ったはずの生徒たちがいたが、様子がおかしい。皆一様に殺気立ち、村人を睨みつけている。
生徒たちも気になるが、今はその場で呆然とするミスターマネーの方が気がかりだ。衝撃で解放されたらしい彼の元へ先生は近寄り、大丈夫かと声をかけようとした…
ぽた……ぽた……
すまない先生
座り込むマネーの足元にぽつぽつと雫が落ちる。我に帰った生徒の1人が駆け寄るが、マネーはパチンッとその手を弾き、そして顔を覆ったままどこかへ走り去ってしまった…。
すまない先生
ミスターブラック
先生達は現在巨大な岩の前に集まり、その岩に向かって先生が声をかけている。ただの大岩のようだが、実はミスターマネーがこの岩に穴を開けて閉じこもってしまったのだ。耳を澄ますとすすり泣く声が聞こえる。
ミスターブラック
ミスターブラック
すまない先生
先生とブラックの後ろでは、マネーに手を叩かれた生徒─銀さんが凹んでいる。拒絶されたショックだろう。更にその両隣ではそんな銀さんをせせら笑う兄弟と赤ちゃん。そしてそれを横目に考え込む仕草をするバナナ。
すまない先生
ミスター赤ちゃん
すまない先生
ミスターブルー
ミスターレッド
すまない先生
ミスターバナナ
すまない先生
ミスターブラック
すまない先生
ミスターブラック
すまない先生
ミスターブラック
すまない先生
ミスターブルー
すまない先生
ミスターブルー
ミスターブラック
ミスターブルー
ミスターブラック
日本神話には天岩戸に関する話がある。素戔嗚(スサノオ)に怒った天照(アマテラス)が岩に閉じこもり太陽が沈んだ……確かそんな話である。
ミスター赤ちゃん
すまない先生
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスター銀さん
ミスター赤ちゃん
ミスターバナナ
すまない先生
ミスターブラック
すまない先生
もう一度大岩に耳を澄ます。泣き声は聞こえない、泣き止んだのだろう。だがまだ出てくる気配はない。
ミスター銀さん
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターレッド
出てくる気配はまだない……かと思われたが、焚き火に照らされた隙間からうっすらと顔を覗かせるのが見えた。目があったらすぐに引っ込んでしまったが、天岩戸作戦は効いているようだ。
すまない先生
ミスターバナナ
すまない先生
ミスターバナナ
ミスター赤ちゃん
すまない先生
ミスター赤ちゃん
すまない先生
などとやり取りしていると、岩の中からくくくっ…と笑うような声が聞こえた。どんちゃん騒ぎと言いながら一箇所に集まっているので、その声はしっかりと皆に届いている。
すまない先生
ミスターブラック
神話では天照が閉じこもった岩の前でどんちゃん騒ぎを起こし、興味をそそられた天照が扉を開けた際に神の1人が鏡で顔を映し出させた、という場面がある。ブラックはそれになぞって鏡を用意したのだろう。
すまない先生
ミスターブラック
ミスターブラックが隙間に声をかける。10秒ほどの沈黙の後、ずずず……と岩の隙間が開く音と共に、顔を覗かせるのが見えた。ブラックは隙間から覗くマネーに鏡を差し出し、レッドとブルーが岩の隙間を掴む。
だが………そこから出てきたのはミスターマネーではなかった。
ミスターブルー
ミスターレッド
スケルトン
ミスター銀さん
ミスター赤ちゃん
ミスターバナナ
すまない先生
ミスターマネー
ミスターマネーは穴の中で蹲りながら震えている。愉快でたまらないのか、口元を押さえて笑いを堪えている。
ミスターブラック
ミスターマネー
話をまとめると、籠城中足元から突如スケルトンが顔を覗かせたらしい。初めは驚いたが、このスケルトンがなんともひょうきんで、おまけに泣いていたマネーを慰めようと踊ったり回ったりと……。
見るとマネーの顔は少し赤くなっており、目も潤んでいる。あのスケルトンは自分たちの知らない間に慰めてくれていたのだろう。今もキャンプファイヤーを囲いながらミスターマネーの隣ではしゃいでいる。
すまない先生
ミスターブルー
ミスターレッド
尚岩戸を開けると同時に抱きつく算段を立てていた兄弟は、見事にスケルトンに抱きつくという結果に終わってしまった。2人とも悔しそうに唇を噛み締めている。
ミスターマネー
スケルトン
ミスターマネー
そのミスターバナナは一番大きい串焼きを食べてもらえた上に褒められたことに満足していたが、その串焼きをスケルトンに半分食われてなんとも言えない顔をしている。
ミスター銀さん
ミスターブラック
ミスターマネーを見やると、その辺の小枝や石の斧を使ってジャグリングをするスケルトンを見てはしゃいでいる。…なんだろうこのスケルトン。
しばらくジャグリングを披露していたスケルトンが、枝や斧を置いてミスターマネーの手を引き…。
すまない先生
ミスターブラック
すまない先生
ひょうきんでありながらしっかりエスコートするスケルトンに、思わず見惚れている様子のミスターマネーだ。彼の将来が少し心配になってくる…と先生も先生で妙な方向に思考が進んでいる。
ふと兄弟が目に入る。見ると踊る1人と1体をむくれ顔で見つめている。
すまない先生
ミスターマネー
スケルトン
寂しそうなスケルトンを宥めつつ兄弟の元へ駆け寄るミスターマネー。すると兄弟は嬉しそうに抱きついた。勢いで転びそうになるマネーを器用に支えながら離そうとしない。
すまない先生
レッド・ブルー
すまない先生
レッド・ブルー
ミスター赤ちゃん
スケルトン
ミスター赤ちゃん
ミスターマネー
スケルトン
ミスター赤ちゃん
何を言っているのかわからないが、雰囲気で確信犯なのが伝わってくる。誰も彼も油断ならないな、とすまない先生はため息をつく。
すまない先生
そう考えたすまない先生は、少しだけマスクを外すことにした。朝からずっとつけっぱなしだったので少し暑い。そう思いながらマスクを外し───
瞬間ふわあっと鼻腔を駆け巡る甘く芳しい香り。匂いを辿った先には2人の少年に手を引かれてひらひらと可憐に舞う一羽の蝶。そのはにかんだ笑顔は実にいじらしくも愛らしい。眩くもあたたかな光を纏い神々しくもあり一度触れてしまえば折れて崩れてしまいそうなほど儚いその姿はまさに───
すまない先生
ミスターブラック
すまない先生
そうだ、息が苦しいとマスクを一瞬外してしまったのだったとすまない先生は思い出す。咄嗟にミスターブラックが顔を押さえつけてくれたようだ。
もう一度ミスターマネーを見る。レッドとブルーの取り合いに参っている様子だが、まだキラキラと輝く羽が見える。これ、幻覚剤の間違いなのではないだろうか…。
すまない先生
ミスターブラック
すまない先生
すまない先生は固く誓った。効果が切れるまで決して外さない、と……。
時刻は夜。雲の間から見え隠れする星空をキャンプファイヤーが照らしている。 波乱の1日も終盤に差し掛かろうとしていた…。
コメント
12件
くっ…やっぱりマネーくんが大好き( ̄ ‘i  ̄*)
むしろ何故マネー君は普段モテていないのだろうか?