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朝
夢主
目を覚ますと腰に回された猗窩座の腕,
鬼であるのに背中に伝わる体温,
猗窩座の手,足がまるで逃がさないかのように しがみついている
猗窩座
寝起きであるが抱きしめられる力は強くなるばかり
夢主
離れようとすると
猗窩座
猗窩座
さらにがっちりと抱きしめられ,頬を髪に埋めてくる
夢主
猗窩座の腕の中はすごく暖かくて抜け出す理由がない
猗窩座
猗窩座は体を起こすとこちらを見て微笑む
猗窩座
そう言って額にキスを落とされる
夢主
猗窩座
夢主
頭を優しく撫でられる
撫で方が上手く,もっと撫でて欲しいと感じてしまう
夢主
猗窩座
夢主
まだ寝ぼけながらも猗窩座を見る
猗窩座
悪戯っぽく笑われる
朝なんて関係なく,この世界では俺しかいないみたいに, 目を逸らさせてくれない
猗窩座
膝をぽんぽんと叩いて合図される
夢主
猗窩座
大きな手が髪を梳かし,簪をさして抱きしめてくる
猗窩座
夢主
不安そうな猗窩座を安心させるように頬に口付けをする
夢主
猗窩座
少しして
朝ご飯がお盆にのせられ運ばれてくる
夢主
猗窩座
ずっと猗窩座に食べさせられる
夢主
猗窩座
猗窩座
欲を言えばこのまま箸の使い方も忘れて
俺がいなきゃだめになってほしい
夢主
そんなことも知らずに食べている(夢主)は可愛いな
視線を逸らすと猗窩座は無理やり顎を持ち上げてくる
夢主
猗窩座
猗窩座
じっと見つめられる
昼前
夢主
猗窩座
そう言って(夢主)を抱きしめて横になる
猗窩座の手は腰から背中を何度も撫でて確かめるように動く
猗窩座
夢主
猗窩座
猗窩座
そんな毎日の甘い言葉に知らないうちに外へ出たいという 感情すら薄れていく
昼
湯呑みを渡される
猗窩座
猗窩座が何度も温度を確かめてくれる
夢主
昼ご飯も朝ご飯と一緒で猗窩座が食べさせてくれる
猗窩座
夢主
箸を持つが上手く使えない
夢主
猗窩座
猗窩座
不敵な笑みを猗窩座は浮かべた
夢主
夢主
猗窩座
猗窩座は嬉しそうに笑った
猗窩座
猗窩座
猗窩座
夢主
猗窩座
優しく頭を撫でられる
飴と鞭を上手く使い分けろ
もっと俺に依存しろ
昼ご飯を終えるが猗窩座が離す気配はいつも通りない
(夢主)の髪の毛を片手で梳かしながら遊んでいる
猗窩座
猗窩座
返答をする前に口を塞がれる
夢主
頭の中は猗窩座の匂いと体温でいっぱいになる
猗窩座
猗窩座
猗窩座
痕を見て嬉しそうに猗窩座は笑う
夕方
夜ご飯を食べさせられ外が暗くなった頃
布団を敷き始める
猗窩座
夢主
密着されて横になる
片腕は腰に,もう片方は指に絡められている
猗窩座
夢主
猗窩座
刷り込むように何度も聞かれる
猗窩座の吐息と鼓動だけが聞こえながら眠りにつく
そして気づけばまた朝を迎えている