放課後の階段 あおいの “あなたも好きなのかもしれない” という 言葉がひよりの胸にぐるぐる残っていた
ひより
ひより
ひより
あおいはひよりの表情を見て微笑む
あおい
あおい
ひより
あおい
そのままあおいは去っていく
???
振り向くと、 みなとが汗だくで階段を駆け下りてきた
ひより
みなと
みなと
ひより
みなとは息を整え、 ひよりの肩に手をそっと置いた
みなと
またその瞬間
ガシッ
みなとの手を“外す”手が現れた
しゅん
みなと
しゅん
しゅん
みなと
2人の空気は一気に険悪に
しゅん
しゅん
みなと
みなとは拳を震わせる
みなと
瞬はひよりを一瞬見て、 苦しそうに笑った
しゅん
しゅん
ひより
2人の距離が近づきすぎて、 ひよりの声は震えていた
階段の影から、 あおいがゆっくり姿を現した
あおい
しゅん
あおいはひよりの隣に立ち、 手をそっと握る
あおい
あおい
みなと
あおい
しゅん
みなと
ひより
ひより
ひよりは胸を押さえて俯いた
ひより
3人
ひより
ひより
涙がポロポロ落ちた瞬間
一番最初にひよりの背中に手を伸ばしたのは——
みなとだった
みなと
しゅんもその横で悔しそうに眉を寄せる
しゅん
あおいもそっとひよりの手を握ったままだ
あおい
ひよりの涙を囲んで、 3人は言葉をなくす
その沈黙の中で、 みなとだけが小さくつぶやいた
みなと
みなと
しゅん
あおい
ひより
ひより
風が階段の窓を揺らし、 4人の間に静かな熱だけが残った
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