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リリエン

十六日目!

お題:ノート、パスワード、シャウラ

リリエン

今回世界観保持のために

リリエン

ノートを書付(かきつけ)と表記します

リリエン

またシャウラとは

リリエン

さそり座の星の一つです

登場人物

古くから続く皇国の皇子。皇太子である兄を支える役目を持つ。

桃♀

今回青の下に入宮した貴族の娘。遠い国の出身。

青の兄で皇太子。青の良き相談相手。

リリエン

こちらはnmmn作品となります

リリエン

苦手な方は見ないことをお勧めします

リリエン

またご本人様達とは一切関係ございません

リリエン

自作発言 パクリ 無断転載はNGとなります

リリエン

それではどぞ!

~とある日~

陛下、何かお呼びでしょうか?

皇帝

いふ、忙しい中すまないな

いえ、陛下の命ですので

皇帝

・・ここでは”陛下”と呼ばないでくれ

皇帝

できれば敬語もやめてほしいのだが・・

そうもいきません

私はいずれ臣下に下る身ですので

皇帝

・・・真面目だな

皇帝

ただ今のお前は私の息子だ

・・・何か?

皇帝

あぁ、お前の縁談相手が決まった

・・・

皇帝

とある大国の末娘でな

皇帝

こちらとの縁を結びたい、とのことだ

・・父上

前に申し上げたはずです

自分の結婚相手は自分で決める、と

皇帝

・・・聞いたな

皇帝

ただ、これは外交の問題だ

しかし・・

皇帝

どうしてもというなら

皇帝

寵姫として、召し上げればよかろう

それは・・・

皇帝

すでに決定事項だ

皇帝

もうこちらへ向かってきておる

!・・そんな勝手に!

皇帝

話は終わりだ、下がれ

・・・

失礼します

って言われた・・

それは父上らしいなぁw

笑い事じゃない・・

勝手に決めて、勝手に迎えるなんて

その姫にも・・悪いやろ・・

・・・まろはええ子やなぁ

ん・・・

でもまぁ、会ってみたらええんやない?

え~

駄々こねんな

そもそもなんでまろなん?

うちと縁を結びたいならまず兄貴やろ

俺は初兎がおるもん

でも皇太子って立場やろ

それこそ寵姫となる可能性を見て

兄貴に嫁がせるのが筋やろ

やって、次の皇帝の皇子を生むかもしれんのやから

・・・それもそうやな

でも、俺に何かあった場合

次の皇太子は・・まろ

お前やろ

・・・縁起でもないこと言うなや

まろにはまだ妃がおらん

権力争いや皇太子争い

これは数年前に片付いたことやけど

・・・俺らの次の代は、これからや

・・・用心、しとく

ん、それがええ

・・・兄貴はさすがやな

ま、俺のほうが年上やからな

~1か月後~

桃♀

・・・

(この人が、縁談相手)

(震えとるな・・可哀そうに)

・・・どうぞ

桃♀

え・・・

この国のほうが寒いでしょう

式が始まるまでは、羽織るといいです

桃♀

ありがとうございます

~その日の夜~

(まさか今日の夜から通え・・とは)

(父上も酷なことをなさる)

失礼します

桃♀

・・・いふ様

桃♀

本日はどうも、ありがとうございました

(昼間は大人しそうだと思ったが・・)

もう、大丈夫なのですか?

桃♀

はい

桃♀

心の準備は、できております

・・・そうですか

桃♀

・・・何もなさらないのですか?

(おや・・)

勘が良いのですね

桃♀

そのように書物を多く抱えて

桃♀

何かする、というわけないでしょう

・・まぁそれもそうですね

どうぞ好きにお過ごしください

桃♀

・・ありがとうございます

~二時間後~

(この資料は・・交易の話か)

桃♀

・・・あの

・・なんでしょう

桃♀

こちらの紙も

桃♀

その資料の一部ではありませんか?

え?・・あぁ、そうですね

桃♀

これは、交易の話ですか

桃♀

・・我が国と値が随分違うのですね

?・・・距離などの問題では?

桃♀

それを差し引いても

桃♀

いくらか多い値です

もう少し、値を下げるよう商談するべきですね

桃♀

えぇ、そうしたほうがよろしいかと

・・・

こういうことにはお詳しいのですか?

桃♀

・・えぇ、まぁ

桃♀

故郷では疎まれておりましたが

・・もしよろしければ

これからも少しばかり相談しても?

桃♀

・・・えぇ、かまいません)))ニコ

(今の顔・・かわ//)

桃♀

どうかなされましたか?

あ、い、いえ!//

もう夜が遅いのでお休みになっては?!

桃♀

では、お言葉に甘えて

桃♀

おやすみなさいませ、いふ様

・・まろ、でいいですよ

桃♀

!・・で、ではまろ様

様もなくてよいです

桃♀

・・・まろ?

ええ、おやすみなさいませ

桃♀

はい、おやすみなさい、まろ

桃♀

私のことも、ないことお呼びください

桃♀

あ、姫はなくしてくださいね

・・はい!

(・・可愛かったな//)

~後日~

桃♀

今晩もいらしたのですね

・・えぇ、まぁ

桃♀

また書類の相談ですか?w

まぁ・・はい

妃という立場なのに、申し訳ありません

桃♀

いえ、わが国では

桃♀

女王というものも存在したらしいので

ですが・・

桃♀

・・あなたはいずれ

桃♀

皇太子殿を支えるのでしょう?

桃♀

なら妻として、私も少しは知っておくべきかと

・・では、お願いします

ああ、それと

桃♀

・・・?

桃♀

この書類は?

この国の貴族やその子息、子女の書類です

妃として、必要かと

桃♀

ありがとうございます

~数日後~

ないこ、ここなんやけど・・

って、何してるん?

桃♀

え?あぁ・・

桃♀

もし私に何かあった場合

桃♀

この書付に暗号を書いておこうかと

暗号?

桃♀

はい、時にまろさm

・・・)))じとー

桃♀

・・まろは星や草、花にはお詳しいでしょうか?

まぁ、教養として教えられたから

ある程度は知ってんで

桃♀

私の死因や居場所を示すために

桃♀

それ専用の書付を残しておこうかと

・・・兄といいあなたといい

どうして僕の周りは

こう、縁起でもないことをいう人が多いんや・・

桃♀

あら、皇太子殿もですか?

まぁ・・というか

いつまで敬語なん?

たまには菓子も必要かと

桃♀

桃♀

これは・・見たことないお菓子!

桃♀

一体・・?

・・饅頭というものはないん?

桃♀

まんじゅう・・?

とりあえず食べてみてや

桃♀

・・・ぱくっ

桃♀

~~~✨

気に入ったならよかったわw

桃♀

こ、この黒いやつは?

桃♀

どうしてこんなに甘いの?!

それはあんこって言ってな

桃♀

あんこ・・・

桃♀

・・・甘い✨

・・また今度持ってくるわw

~翌日~

ないこがめっちゃ可愛い

・・仲良さそうやん

よかったな

賢いし可愛いし

ほんまできた妃やわ

www

まろが女性を気に入るなんて珍しいな

・・え?

だって今まで

~過去~

女性1

いふ様、次の曲踊りませんか?

女性2

私ともぜひ!

女性3

私とも~!

・・・

みたいな感じやったやん

・・・そうだっけ?

おかげで全部こっち来て大変やったわ

・・・ごめん

まぁええけどな

次のダンスパーティは踊れそうやな

・・・ダンスパーティ?

ん?連絡来てたやろ?

・・・・

おい、その顔・・

わ、忘れてた・・

・・姫には?

・・・

・・・

さっさと言ってこい!

桃♀

ダンスパーティ?

えぇ、まぁ

桃♀

なら、練習しようか

・・・あー

桃♀

もしかして・・

桃♀

ダンス・・苦手?

ぎくっ

桃♀

・・・ふふ

桃♀

じゃあ、はい

桃♀

私がリードするから

・・・ありがと、ないこ

桃♀

これくらい何てことないよ♪

桃♀

・・・頑張って練習しようね

はい・・ごめん

桃♀

いいよいいよ!

(散々足、踏んでしまった)

~パーティ当日~

皇帝

いふは姫と仲良くなったかねぇ

さぁ、どうでしょう?

皇帝

ところで、今日相手は?

・・初兎は、熱出してもうて

皇帝

あー・・・

女性1

聞いた?いふ様の縁談相手

女性2

えぇ、異国の姫でしょう?

女性1

どんな方なのかしら~?

女性2

お美しい桃色の髪って評判よ

女性1

あのいふ様に似合うならそれくらいよね~

女性2

あ~、うらやましいわぁ

女性3

・・・

臣下

いふ様と姫様のおなーりー

・・・

桃♀

・・・

女性1

まぁなんて綺麗なの♪

女性2

おとぎの国の話のようですわぁ

女性1

あ、ダンスするみたい!

~~~♪

(えっと、まずは右足を・・)

桃♀

まろ、顔

っ・・ニコ

桃♀

うん、余裕そうにして

桃♀

そうするだけで上手さはごまかせるから

わかったわ

女性2

何をお話なさっているのかしら?

女性1

本当に素敵✨

女性3

・・・・ちっ

(これで・・おしまい!)

パチパチ!

はぁ・・はぁ・・

桃♀

お疲れ様、まろ

・・ありがとうな

桃♀

いえいえ♪

少し休むか?

桃♀

えぇ、まろは踊っていていいよ?

いや・・そばにおるわ

桃♀

!・・・ありがとう

すごい賑わいやな

桃♀

どこの国でもこれは変わらないんだね

まぁ、それが貴族ってものやろ

桃♀

大変だよね~

臣下

いふ様・・あのよろしいでしょうか?

あ・・

桃♀

大丈夫、行ってきて

桃♀

私は部屋に戻ってるから

・・・なんや?

臣下

この時間帯についてですが・・

桃♀

(前より話しやすくなったな)

桃♀

(この国に来たときは・・怖かったけど)

桃♀

(優しい人でよかった、うん)

桃♀

(そういえば、あの書付・・)

コンコン

桃♀

・・・?

桃♀

(こういうときは開けないのが一番・・)

ドンドン

桃♀

(一体・・誰?)

バァン!

桃♀

?!

桃♀

(・・・この顔!)

~数時間後~

ないこー

パーティは終わった・・で・・

・・・いない?!

(この部屋から会場までは一本道)

(会場にはおらんかった・・)

(かといって、パーティドレスで)

(どこかに行くことはできんやろ・・?)

攫われた・・?

まろー?どうかしたか?

兄貴!

ないこが・・ないこが攫われたかもしれん!

は?!

早く、早く捜索せんと!

落ち着け!まろ!

落ち着くことなんて!

捜索はする、総動員させるわ

なんか手掛かりはないんか?

・・・手掛かり

それ専用の書付を残しておこうかと

書付・・・

え?

ないこの・・書付!

居場所:シャウラ

シャウラ?

・・・兄貴

この部屋から南の方角ってどっち?

ん?あっちやな

・・その方角に光るものってある?

えっと確か・・高い塔に

たまに赤い火を灯しているって

その塔から南南西の家に

ないこはいる

桃♀

・・・

女性3

なんであんたみたいな女が

女性3

あの人の一番近くにいるのよ!

女性3

よりにもよって・・異国のやつだなんて

桃♀

・・・何のために攫ったの?

女性3

・・・あんた、いふ様との

女性3

縁談切りなさいな

桃♀

女性3

末娘なのでしょう?

女性3

なら、その地に婚約者だっていたはず

女性3

この国に居ついていないで

女性3

さっさと帰りなさいな

桃♀

それはできない

女性3

っ!

パァン!

桃♀

いたっ

女性3

平手打ちなんて初めてよねぇ?

女性3

次はもっと痛くするわよ?

女性3

さっさと切るといいなさい!

桃♀

嫌!

桃♀

(まろの・・隣は・・)

桃♀

あなたにも、誰にも譲る気はない!

桃♀

それに・・

女性3

なによ!

桃♀

私に手を出そうなど

桃♀

愚かにも程がある

女性3

っ?!

桃♀

嫁いだとはいえ姫

桃♀

王族に手を出すなど

桃♀

覚悟はできているの?

女性3

お・・王族だからってなに?!

女性3

一人じゃ何もできないくせn

桃♀

何もできない?

桃♀

それはあなたも同じでしょう?

桃♀

家来を使って私を攫って

桃♀

それで勝ち誇っている

女性3

・・・

桃♀

家来を使うことは悪いことじゃない

桃♀

でも、感情に任せて行動した

桃♀

それで、皇族の一員になれると?

女性3

っ!

桃♀

考えもなく私を攫い

桃♀

感情に任せて力を使う

桃♀

あなたには、誇りも何も

桃♀

守るものなんて、ないのねw

女性3

~~~!このっ!

何してるん?

桃♀

まろ!

女性3

い、いふ様?!

女性3

ど、どうしてここが・・

ないこからの暗号や

女性3

暗号・・?

”シャウラ”

女性3

シャウラ・・?

12月16日の星で

さそり座の一部

冬の時期さそり座は南にある

女性3

だから私の家の方角に・・?

女性3

で、でもそれだけで!

さそり座の恒星はアンタレス

このあたりで一番明るいのは塔に灯る火

シャウラはアンタレスの南南西にある

この家も、塔から見て南南西にあるんや

女性3

~~!

家来がこの場所を教えてくれてなぁ?

・・・さて

覚悟はできとるよな?

桃♀

ありがとう、まろ

桃♀

あの時の話、覚えていてくれて

いや、おかげで早く助けられたわ

・・・体調のほうは?

桃♀

大丈夫!

桃♀

ちょっと頬が痛むだけ

もう少し警備をしっかりせんとな

桃♀

うん・・そうだね

・・・無事でよかった

桃♀

・・そうね

桃♀

外交問題になるものね

そういう意味やなくて!

桃♀

いいよ、分かってる

桃♀

私はまろの妃で仕事の相談相手

桃♀

たまに雑談もする友達

桃♀

友達として、信頼してくれているんでしょ?

・・・

桃♀

皇太子殿から聞いたの

桃♀

まろは、結婚相手は自分で決めるって

桃♀

そう言っていたって・・

桃♀

だから、私のことは気にせず

気にするわ

桃♀

俺の妃は、ないこだけやから

桃♀

え、でも・・私は

そうやな、親が決めた

”外交上の”縁談

桃♀

・・・

でも

愛しちゃいけないわけやないやろ?

桃♀

愛してるで、ないこ

桃♀

・・・まろが私を求めないのは

桃♀

私以外の人を慕っているからだと・・

あ・・いや・・

桃♀

それでも

桃♀

この、正妃という立場だけは

桃♀

譲りたくなかったんだ

桃♀

私も、愛してるよ!まろ!

うん・・これからもよろしくな

桃♀

よろしくね!

桃♀

そういえばなんで初夜に

桃♀

書類持ってきたの?

あー

俺との婚姻嫌やったら

可哀そうやし・・

(あんな震えていたから)

(嫌われると思ってたしな・・)

桃♀

!・・・そっか

桃♀

ありがと♪

あ、じゃあもうええんよな?

桃♀

え?

・・・ないこ

名実ともに、夫婦になろうや♪

リリエン

おかえりなさいませー!

リリエン

シャウラの話、分かりましたかね?

リリエン

難しかったらごめんなさい

リリエン

ここまで読んでくださりありがとうございました!

リリエン

また483タップお疲れさまでした!

100日お話を書く(前編)

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