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李華
ねぇ、知ってる？こんなウワサ
恋蘇
何？
李華
昔、恋蘇の飼い猫が死んだでしょ？
恋蘇
うん。十六夜の事でしょ。
李華
飼い主がいない時に死んだ動物は、幽霊になって、離さないって言うんだ
恋蘇
え？嘘？まず、李華は霊感あるけど、私には、無いもん
李華
霊感が無い人も見えるんだって
李華
しかも…
恋蘇
どうしたの？
李華
その幽霊は、悪霊になっていることがほとんどだって
恋蘇
十六夜はそんなわけ無いじゃん
李華
そうだといいけど
李華
一応対処法教えるね
恋蘇
別に良いのに
李華
いいから！
恋蘇
はいぃ！
李華
まずは…
数日後
不明
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不在着信
恋蘇
ん？誰から？
恋蘇
嫌な予感が…
恋蘇
李華に聞かなきゃ…
恋蘇
え？嘘？なんで？
恋蘇
あ、そうだ…あの時！
李華
分かった？対処法
恋蘇
うん…なんか不安そうだけど、どうしたの？
李華
いや、実は…教えていいかな…一番仲良しの友達を幽霊は殺しに来るの…
恋蘇
大丈夫！きっと嘘だから！
恋蘇
なんで…本当だったんだ…
恋蘇
あの噂…
十六夜
そうだよ…
恋蘇
誰？
十六夜
僕だよ…十六夜だよ
恋蘇
十六夜！？
恋蘇
なんで？人なの？
十六夜
僕の願いと呪いだよ
恋蘇
なんで…
十六夜
やっと会えた…
十六夜
モう離さナい
恋蘇
怖いよ…
恋蘇
そうだ…対処法…
李華
対処法はね、悪霊の前で…手のひらにその幽霊になる前の名前を書いて、悪霊を抱きしめてあげるの。
恋蘇
やろう。
恋蘇
えっと…十六夜っと
十六夜
何？
恋蘇
大好き…
十六夜
それ…対処法…
恋蘇
ごめんなさい…
十六夜
嫌だ…嫌だよ…
十六夜
せっかく会えたのに…
十六夜
離れたくない
恋蘇
私だって…
恋蘇
嫌…
恋蘇
ふうぅうぅ…
恋蘇
ううっ…
十六夜
あっ…
十六夜
泣かないで…
恋蘇
ふぇ？
十六夜
ねぇ…笑って…
恋蘇
格好いい…
恋蘇
めっちゃイケメン…
十六夜
そこか…
恋蘇
ねぇ！
十六夜
ん？
恋蘇
これからはずっと一緒に居よう
恋蘇
もう二度と寂しくないように
十六夜
ありがとう…
恋蘇
一緒に居よう…
十六夜
良いの？君の人生は？
恋蘇
もう十分…
十六夜
じゃあ、一緒に
恋蘇
さよなら、この世界
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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