〇10年前の天界の天宮・庭
コソコソ話す侍女達。
地面に座り照れながら話す 麗奈(第二王女)と奏太。
麗奈(れいな)
奏太(かなた)
と、ニコニコしながら麗奈を 見つめる奏太。
〇10年後天界の天宮・運命塔
もめている臣下達。
それを座って聞いている天神王。
臣下(しんか)①
臣下(しんか)②
臣下がもめていると天神王が 静かにしろと合図をおくる。
臣下が黙ると、天神王が立ち上がり
天神王(てんしんおう)
と、悲しい表情で言う。
○天宮・麗奈の部屋
泣いている麗奈。
麗奈に寄り添うみらい (めしつかい)。
みらい
麗奈(れいな)
麗奈が勢いよく立ち上がると みらいが驚いた表情で 麗奈を見上げた。
○天宮・美優(第一王女)の部屋
はしゃいでいる美優。
一緒に喜んでいる美優の侍女(雪華)
美優(みゆう)
雪華(せつか)
そう言うと雪華は出て行った。
○天宮・奏太の部屋
お酒を飲んで酔っ払っている奏太。
それをとめている奏太の侍女(美咲)
美咲(みさき)
奏太(かなた)
と、奏太が言うと誰かが部屋のドアを叩いた。
奏太がどうぞと言うと 美優が入ってきた。
美優(みゆう)
と、美優に言われ会釈を 侍女は出ていった。
侍女が出て行くと美優が
美優(みゆう)
奏太(かなた)
奏太が反論しようとすると、 だんだんと奏太の意識が ぼんやりしてきて その場で倒れた。
奏太(かなた)
美優(みゆう)
その一言を最後に奏太は眠りについた。
美優は何か企んでいるかのように 麗奈を呼んだ。
〇天宮・麗奈の部屋
怒った表情で麗奈の所へ 向かって来るみらい。
みらいを見つめる麗奈。
麗奈(れいな)
みらい
みらいに言われ麗奈は少しの間 目をつむって考えた。
麗奈(れいな)
みらい
みらいは何か言いたそうに 支度した。
○天宮・?の部屋
ベッドに横たわっている奏太。
奏太の横に横たわって寝ようとする 美優。
美優(みゆう)
○天宮・奏太の部屋の前
ウロウロして入るか迷っている 麗奈。
呆れた顔で麗奈を見つめるみらい。
みらい
麗奈(れいな)
みらい
そう言ってみらいが かがみこんだ。
二人が外にいた時間は約1時間半。
麗奈(れいな)
麗奈がみらいに言った。
みらい
みらいが立ち上がった。
麗奈は深呼吸をしながら 奏太の部屋のドアを叩いた。
麗奈(れいな)
ドアを何度も叩くが、返事がない。
みらい
麗奈(れいな)
そう言うと麗奈はしつこく ドアを叩き始めた。
少し経っても返事がないので 麗奈は不審に思い みらいにドアを壊すよう頼んだ。
麗奈(れいな)
みらい
麗奈(れいな)
みらいは少し考え壊すことにした。
みらいがドアを壊すと麗奈が急いで 部屋の中に入って行った。
麗奈(れいな)
みらい
麗奈が首を横に振った。
すると、麗奈はあることに 気がついた。
麗奈(れいな)
みらい
みらいが聞くと麗奈が頷いた。
麗奈(れいな)
みらい
麗奈(れいな)
みらいはその事を聞くと納得したように首を縦に振った。
麗奈(れいな)
麗奈はそう言うと走って美優の部屋に向かった。
みらい
みらいはそう言うと 麗奈の後を追った。
○天宮・美優の部屋
奏太の顔を触っている美優。
二~三時間寝ている奏太。
部屋の掃除をしている雪華。
美優(みゆう)
そう言うと誰かが美優の部屋の ドアを叩いた。
美優は雪華に誰か確認させ 麗奈だったら通すようにと 命令した。
雪華が出て行くと美優は寝ている ふりをして雪華が戻るのを待った。
雪華がドアを開けると麗奈がいた。
麗奈(れいな)
雪華(せつか)
そう言われると麗奈とみらいは 中に入って行った。
麗奈は部屋に入るとすぐにベッドに横たわる美優を見つけた。
麗奈は美優に近づこうとした。
すると、どこからか奏太の 声が聞こえ、声とともに ベッドが揺れた。
美優は驚いた。
美優(みゆう)
奏太(かなた)
ビックリして奏太は起き上がると、あることに気がついた。
上半身裸の状態で寝ていたのだ。
麗奈(れいな)
奏太(かなた)
奏太が言うと、美優が
美優(みゆう)
と、言った。
麗奈は怒った表情をしながら
麗奈(れいな)
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!