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窓、開けないと........
ん....、ベランダに白い羽が_______
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思考を一瞬で巡らせ、羽を燃やして窓を閉めた。
あの羽から、悪魔の香りがしたんだ。
となると、あの白い羽はおそらく天使のもの。
実際のところ、天使の羽が落ちているのは不自然じゃない。
天使には羽壊病という、簡単に言うと羽が散る病気があるんだけど、それにかかると天使の力を失うから、上の世界にはいられなくなる。
それで、こっちに降りてくる時に羽が散るから天使の羽が落ちててもおかしい話じゃないってこと。
天使の羽が落ちてるだけなら、ね。
nkk
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nkk
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靴を履くのなんていつぶりだろう。
nkkさんの家にきてから外に出ていないから、当然一回も履いてない。
少なくとも1ヶ月は履いてないな、
ていうか、めっちゃnkkさんに悪いことしちゃったな、
いきなり説明始めちゃって、それなのに自分には何ができるかって聞いてくれて......
やっぱりnkkさんは僕が守りぬかなければいけない。
........絶対に。
あれから、羽についていた香りや羽が落ちているところを探し回り、香りの元に辿り着いた。
僕は相手の微かな動きも見逃さないよう、全ての器官を集中させる。
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位置の特定はできた。
ただ、何か妙な気配を感じる。
まあ、どちらにせよ先に攻撃する以外にやることはない。
気配を感じる場所にに向けて手をかざし、確実に殺せるだけの威力の攻撃を放った。
何かが僕に向かってくる。
それだけがわかって、何が起きてるのかわからないまま僕は横に吹き飛ばされた。
反射で瞑っていた目をそっと開けると、隣には誰もいなかった。
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nkk
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nkk
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悪魔というものに対して、漠然としたイメージしかないnkkさんにとって、突然悪魔がいると言われたら、それは恐怖以上に感じるものはないだろう。
でも、僕が悪魔であり、nkkさんが器である以上は完全に不安や恐怖を取り除くことはできない。
毎日散々思考を巡らせても、世界が丸ごと変わりでもしなければどうしても運命から逃れられない。
当然そんな方法なんてなく、何もできない無力感にただムカつく。
ダメだ。今は目の前の問題に集中しないと。
さっき攻撃を飛ばした方へ、nkkさんの手を強く握って歩き始めた。
早く逃げないと......
気を失った人1人を抱えて走れる力なんてなく、必死に移動しようと腕を掴んで引きずった。
ほとんど天使の力が残っていなくても感じ取れるほどの怒りと殺気。
間違いなく殺される。
今からどこかへ行こうとしたところで、見つかるのはわかっていた。
それなのにどうして足掻くのか、
自分ですらもよくわかっていなかった。
天使が悪魔を庇っている。
目の前の状況に混乱した。
悪魔が天使を守ったなら.......いや、どちらにしてもおかしい状況だ。
天使と悪魔の関係上、こんなのあり得ない。
でも目の前に広がる景色は現実であり、それが事実として存在している。
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思わず言葉がこぼれた。
???
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恐怖、疑問、希望、期待、不安。
どれをとっても僕らに対する敵対感情はない。
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???
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すると、nkkさんがトントンと僕の肩を軽く叩いた。
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nkk
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nkk
nkk
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いや、待てよ?
nkkさんの言うとおりじゃないか?
確かに、こいつらが直接干渉してこなくても、僕の存在を認識されている以上、他の悪魔になんて言うかわからない。
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nkk
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nkk
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???
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僕はnkkさんにかけていた術を解いて、元天使に見えるようにした。
nkk
???
突然隣に人が現れたことに驚いたのか、元天使が声を漏らす。
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???
srnk
srnk
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さっき逃げようとしていた時に悪魔を引きずっていたところを見ると、おそらく自分では運べないのだろうと思い、僕が悪魔を運ぶことにした。
おんぶとか姫抱っこをするのもなんか癪だから、僕は悪魔を肩に担いだ。
コメント
2件
まさかこれは … 青組の連載と繋がってます ?! 天才ですか ? 天才だな 、 うん。 なんでこんな神作書けるんですかまじ尊敬 😭
えぇー!? 青組の話と繋がっていた!?!? もうらほんとに神作過ぎますって、!! ほんとに尊敬です! 続き楽しみです!!!