その後、ズルズルと引きずられたままテーブルに連れてこられた。次郎力強くない?
次郎太刀
次郎の言葉に、座っていた刀がこちらを見た。迫力すごっ!身長高っ!
太郎太刀
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グラスに注がれた酒をグビッと飲み干す刀。またって思っちゃうよね。だってこの本丸の主って今までもずっと女だったみたいだし。男がよかったって後悔する日が来るもんなんだね。
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次郎太刀
柘榴
やかましいとか失礼だわ!気心知れた刀が一人もいないテーブルに連れてこられて私はどうしたらいいの?獅子の檻に放り投げ投げ込まれた気分なんだけど?
太郎太刀
柘榴
次郎太刀
そう言って次郎は新しいグラスに酒を豪快に注ぎ、私に手渡してきた。
柘榴
私はとりあえずグラスを受け取った。未だに皆はこちらを見ている、、、これは飲んだほうがいいかな。
柘榴
次郎太刀
私はグラスのお酒をグビッと一気飲みした。そうしたら再びグラスに注がれる。うん?これ飲んだら飲んだだけ注ぐ形式?やばいかもしれない、、、流石に潰れる。
柘榴
またこの量(ビールジョッキぐらい)を一気飲みかと思ってグラスに入ったお酒を見つめていれば、近くにいた刀に取り上げられた。
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柘榴
?
柘榴
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太郎太刀
次郎太刀
太郎、ありがとう、、、!太郎の言葉に続き、一人ずつ口を開いた。
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?
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三人とも槍の人かな?近くに槍があるし。皆が一通り自己紹介を終えると私も自己紹介をしようと口を開く。
柘榴
勢いよく頭を下げみんなに挨拶をすれば、御手杵に頭をポンポンと撫でられた。手のひらが大きいから安心する、、、
御手杵
柘榴
御手杵
顔をあげると優しく笑ってる御手杵と目が合った。顔をあげた私をさらにわしゃわしゃと撫でてくる御手杵いつも撫でる側だからなんだか恥ずかしい気分だ。
柘榴
日本号
柘榴
蜻蛉切
柘榴
ケーキを指差しながら主張すれば、太郎がケーキを自分の皿に取り分けて一口食べてくれた。
太郎太刀
柘榴
太郎太刀
次郎太刀
二人の話を聞いていれば少し、悲しくなった。それと同時に宴を開いてよかったと心の底から思えた。まぁ、次郎の提案なんだけどね。
日本号
次郎太刀
お酒の瓶を片手に嬉しげに笑う二人を見て、こっちまで笑顔になった。
柘榴
次郎太刀
柘榴
次郎太刀
そう言って、再びグラスを差し出してきた次郎。私はそのグラスを受け取り、中に入っているお酒を一口飲んだ。すると、横から蜻蛉切が声をかけてきた。
蜻蛉切
柘榴
蜻蛉切
柘榴
蜻蛉切
心配そうな顔をしながら私に忠告をしてくれる。あぁ、なんて優しいんだ。
柘榴
蜻蛉切
柘榴
軽く頭を下げながらお願いをする。すると少し驚いたような顔をしたが、ほんのり笑いながら了承してくれた。
蜻蛉切
柘榴
私はゆっくりと蜻蛉切の胸筋に手を伸ばしてふにふにと触った。ちょっとくすぐったいかもしれないけど。
柘榴
蜻蛉切
そんな私達の姿を見ていた他の刀は何やら話をしていた。
御手杵
次郎太刀
日本号
太郎太刀
御手杵
次郎太刀
好き勝手言われていました。私って変態なの?陸奥守は女の子らしくて可愛いって言ってくれたよ!(まあ人たらしだけど)
柘榴
蜻蛉切
申し訳なさそうな顔をしながら謝る蜻蛉切。
柘榴
蜻蛉切
柘榴
蜻蛉切
蜻蛉切は律義にお礼を言ってきた。本当に優しい刀だ。そんなことを思いながらグラスに目をやれば空なのに気づいた。私はお酒の瓶を手にして蜻蛉切に尋ねた。
柘榴
蜻蛉切
柘榴
ゆっくりグラスにお酒を注いでいけば、他の刀達もグラスを差し出してきた。
次郎太刀
御手杵
日本号
柘榴
私は差し出されたグラスに順番ずつお酒を注いでいく。そして、先程までケーキを食べていた太郎のグラスも空だった。
柘榴
太郎太刀
柘榴
数十数分後
次郎太刀
柘榴
私はあれから次郎に捕まり、酒を飲ませられていた。もう多分一升瓶二本は飲んだよ?なのに、まだ次郎は酒を勧めてくる。
次郎太刀
柘榴
次郎太刀
やばいやばい。ここに長居しすぎたら完全に潰される!
柘榴
次郎太刀
柘榴
太郎太刀
半場無理やり、次郎を太郎に任せて私はそのテーブルから離れた。
コメント
1件
続きが楽しみです!!