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莉亜
ねぇ、ゆあ。
ゆあ
なんじゃい。
莉亜
いいアプリ見つけたんだけど。
ゆあ
なんつーアプリ？
莉亜
えっと、「整形アプリ」だってさ。
ゆあ
なんじゃそれ。
莉亜
あたしも入れてみたのよ。
ゆあ
へー、
ゆあ
どうやるの？
莉亜
なんかまず、自分の顔写真を撮って、
莉亜
自分の顔で変えたいところをタップするの。
莉亜
んで、なんかキーボード出てくるから、
莉亜
どういう風に変えたいか書くのよ。
莉亜
例えば目だったら、
莉亜
「二重」とか、
莉亜
「モデルの○○さんみたいな感じ」
莉亜
的な。
莉亜
んで1日経つと、変わってるって言う。
ゆあ
面白そうじゃん
莉亜
あたしもやって見たんだけど、まじやばかった！！
ゆあ
まじ！？
ゆあ
画像見せて！
莉亜
りょ！！
莉亜
ゆあ
は、めっちゃ変わってるやん。
ゆあ
いつの間にそんなに髪の毛の量増したんだよ。
ゆあ
目もなんかめっちゃでっかくなってるw
莉亜
信じた？
ゆあ
うん。
ゆあ
ちょっと入れてくるは。
莉亜
いってらー！
ゆあ
えーっと、これかな？
ゆあ
ゆあ
へー！いいじゃん！
ゆあ
インストールっと……
インストールし終わり……
ゆあ
何？説明書？
ゆあ
めっちゃ長……
ゆあ
まぁ、読まなくてもいいよね？
ゆあ
えっと、顔写真を撮って……
ゆあ
目かな？
ゆあ
二重で大きくっと…
そして、ゆあは、目のパーツを変えた……
ゆあ
完了っと！
ゆあ
明日が楽しみだな~♪
次の日……
ゆあ
なにこれ…全然違う！！
ゆあ
よし、今日も……
次は、髪の毛の量を増し、輪郭を小さくした…
ゆあ
…ふふっ……
ゆあ
人生最高だわぁᜦ ᜦ ᜦ
それから、ゆあは、毎日のように、顔のパーツを変えてきたのだ。
そんなある日…
ゆあ
嘘…何よ、これ……
「整形に失敗しました。」
ゆあ
嘘…嘘…！！嘘！嘘！嘘！！
ゆあは、咄嗟に鏡を取った。
ゆあ
……
ゆあ
ゆあ
死……？
ゆあ
それどころじゃない！
ゆあ
説明書！！
「10回以上整形を繰り返すと、顔がぐちゃぐちゃになるので、お気をつけ下さい。」
ゆあ
えっ…………
ゆあ
ヴっ……
ゆあ
ｸﾞｧｧｯ!!
ゆあ
だず……げ…で……
ゆあ
うぁぁぁぁぁ！！！！
ゆあ
苦しいっ、苦しいよっ！！
ゆあ
たずげて！！誰が！！
ゆあ
うっ、ァァァァァあああ！！！
莉亜
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不在着信
莉亜
不在着信
莉亜
あれ？出ないなぁ……
莉亜
あぁ、そうか。
莉亜
ゆあ死んだんだ。
「あたしの作った˹死˼の整形アプリで。」
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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