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4件
待ちに待った給食時間。 一日で一番楽しみな時間。
日直
日直
クラスメイト
俺も箸を出し、お弁当の蓋を開け、 無言のもぐもぐタイムに入る。
放送
放送
放送
放送
クソ野郎
放送
流れたのは大好きな推しの曲。
やばい、めっちゃうれしいだけど。
俺は後ろにいるないちゃんに親指を立てる。
するとないちゃんは、ウインクして指ハートをくれた
クソ野郎
ゴミ
消えろクズ
クソ野郎
マジ、道徳1だろ
クラスメイトの口から出る言葉や 行動は最悪。
曲が聞こえないようにしようと大声を出したり 音量をゼロにしたり、悪口やディスを言ってきたり。
うんざりだ。それでも自分を抑えられたのは まろちゃんのおかげ。
まろちゃんは幼馴染で、ジャニオタ。 俺たちの気持ちを理解してくれたし、 クラスメイトにも一緒に反感してくれた。
でも今日は違った。
If
まろちゃんの口から発された言葉に、俺は絶句した
いや、まろちゃんが本気でそう思ってるはずない。 きっとみんなを宥めるために言ったんや
そう自分に言い聞かせた。
放送
放送
ああ、ちゃんと聴けてないのに終盤までいっちゃった
その気持ちを紛らわすように、 俺はひたすら弁当を食べた。
放送
放送
あ、ないちゃんの推しやん。 しかもないちゃんがリクエストしたやつ。 よかったね~
ちらりと後ろを向くと、 ないちゃんは無言で悶えていた。 めっちゃ幸せそうw
クソ野郎
消えろクズ
ないこ
4回目w そんなリクエストしてたんやw
ゴミ
存在意義なし
マジ、道徳1だろ
カス
ないこ
キレ気味のないちゃん。
If
またもや、まろの口から酷い言葉が出る。
それが本当にまろが言ったと信じたく なくて、俺はご飯を口に掻き込んだ
放送
放送
プツッ
一番いいところで曲が途切れる。 時計を見ると、放送終了の時間だった。
マジ、道徳1だろ
ないこ
クソ野郎
消えろクズ
めちゃくちゃ煽ってくるクラスメイト。
今度本気で殴ってやろうかな
曲が止まっても、クラスメイトからの 暴言やディス、悪口が止まることはない。
ないこ
ないちゃんが反感する。 俺も言お
初兎
初兎
If
プツリ、と何かが切れる音がした。
初兎
俺はまろの胸ぐらを掴んで問う。
If
初兎
If
初兎
If
初兎
If
初兎
If
初兎
If
悠佑
突然、悠くんが割り込んでくる。
悠佑
悠佑
If
初兎
If
初兎
If
初兎
初兎
初兎
初兎
初兎
If
If
初兎
If
If
初兎
初兎
If
そう言うと、まろは友達の方に行った。
俺も自分の席に戻る。
-hotoke-
-hotoke-
-hotoke-
-hotoke-
初兎
-hotoke-
初兎
初兎
-hotoke-
初兎
-hotoke-
初兎
りうら
りうちゃんがやってくる。
初兎
りうら
初兎
りうら
初兎
りうら
と、国語のワークの回答冊子を指さす。
初兎
てか俺が言ったことガン無視するやんw
-hotoke-
初兎
俺は大声を張り上げる。
-hotoke-
なぜか笑っているいむくんと、 「きーえーろー」と言いながらなかなかホラーな イラストを回答冊子に描くりうちゃん。
まろたちが後ろでなにか話しているのを 無視して、自分の作業に取り掛かろうと したところに、悠くんが来た。
悠佑
初兎
俺は笑顔で答える。
悠佑
というと、悠くんは去っていった
終学活、帰る準備をするため ロッカーにかばんを取りに行くと、
悠佑
すれ違いざまに悠くんに問われる
なんで今そんな質問を...
初兎
俺はできるだけ平常を装って答える
悠佑
日直
クラスメイト
今日部活あるけどめんどいから行かんでいっか☆ りうちゃんに強制連行されそうやからさっさと帰ろ
そう考え、俺はそそくさと教室を出た。
If
まろが話しかけてくる。
は、コイツなんなん? 昼休みあんだけ 喧嘩したのに一緒に帰ろ とかやばいやろ。
俺はまだ怒りが収まってなかったし、 今まろと話すのはプライドが許さないため、 頻りに話しかけてくるまろをガン無視した。
If
独り呟くまろ。
俺はなにも反応しない。
するとまろは、諦めたのか 急ぎ足で帰っていった。
なんかすげー 卵焼きの匂いする
なんかすげー 卵焼きの匂いする
なんかすげー 卵焼きの匂いする
なんかすげー 卵焼きの匂いする
まろの声が頭の中で繰り返される。
胸が締め付けられるような感覚がする
これから俺たちはどうなっていくんだろうか。
▲▼▲▼ 次に続く ▼▲▼▲