試合は着々と進み…気付けば日本支部会長と1年生、天原光一の妹にして天原家の巫(かんなぎ)、天原日菜との試合中にことは起こった
日菜
支部長)💢
そんな風に口喧嘩(?)をしている真っ最中…未感知霊力警報が辺りに響き渡った
鏡華
周りを見渡すと周りの観客はザワザワと騒がしくなった
守
結界…ここら辺…日本支部をぐるーっと囲うように結界が張られているのだがその結界が壊され中に侵入者が入り込み未感知霊力警報が鳴ったのだ
ちなみに日本支部の周りに張ってある結界は葡萄原家と九重家のふたつの家系で張り込まれている
確か…Aの近接タイプ…まぁ、簡単に言うが脳筋の攻撃を防げるぐらいの強さとか…準Aだったかな…
まぁとにかく強いやつの攻撃を防げる結界が今さっきぶち壊されたのだ
鏡華
ここに居る観客は全員ルイーツァリ関係者だ、私が一言いえば大人しくなるかもしれないが…私は日本支部の人では無い…黙るかも知れないが日本支部に対する不満は目に見えてしまうかもしれない…
1人が叫ぶ「この失態をどうするつもりだ」と
その声に反論するかのように激しい音と共に聞き慣れた声が場を支配する
支部長)静まれ、童(わっぱ)ども
支部長)動揺するのも無理はない、これは異例の事態だからな
支部長)じゃが、わしら日本の異能力者は……陰陽師、霊媒師、時代の変化と共に様々な伸び方をされその形を変えていってきた
支部長)分かるか?わしら日本の異能力者は千年以上前から人々を妖魔の手から救ってきておるのじゃ
支部長の鶴の一声と言うべきなのだろうか…だが、今ここでわかるのは「会場の支配」と同義の声
そしてその声に同調するかのように守君が口を開く
守
守
そしてまた1人……
常盤 愛久(ときわ あいく))いっつも化け物を相手にしているんだ、今更異例の一つや二つで動揺するほどウチもヤワじゃない
待っていたと言わんばかりに晴樹が口を開く
晴樹
晴樹
晴樹
鏡華
ヨウラン)てめぇらコノヤロウ💢
晴樹
晴樹
晴樹
晴樹
晴樹
流石……と、言うべきか…晴樹は普段光一君が居ない代わりに日本支部を引っ張っている人だ、そんな人が我らに声をかければ我ら日本支部は水を得た魚…リードに繋がれていない犬も同然のように暴れ回る
鏡華
声を掛け観客席から飛び降りると晴樹が何故か私を抱き留めた
鏡華
晴樹
鏡華
鏡華
晴樹
鏡華
晴樹
鏡華
晴樹
晴樹
鏡華
晴樹
晴樹は指揮を私と支部長に任せ1人逃亡、アイツマジで許さん💢
鏡華
守
鏡華
鏡華
守
支部長)任せたぞ、鏡華殿
鏡華
声を掛けると各々戦闘に入るために準備をし始め準備が終わったものからどんどんと外に出ていく
鏡華
守
鏡華
稲月家……現人神と言う神だが神じゃない、人だが人ではないモノに造り替える…という言い方はあまり宜しくないが……まぁ、そういうモノにしようとしている家だ
守
鏡華
鏡華
守
鏡華
そんな願いも虚しく打ち砕かれてしまった
場面は切り替わり黒雪視点
黒雪
俺は少し前に難癖をつけて来た凛さんを助けた
難癖……まぁ、俺の不甲斐なさが原因だがな…
少し前…護衛任務の時に俺と鏡華さんが緑龍の討伐をしなかったせいでキョンシーがわんさかと湧き凛さんの部下を殺してしまったんだ……
凛さんは鏡華さんではなく全て俺に擦り付けようとしたが聞く耳を待たれなかった……まぁ、そんな事があり嫌われていたのだが、俺は今……そんな自分を嫌っている相手を助けた
凛
黒雪
凛
凛
黒雪
凛
凛さんは呆れた顔をしながら俺を回復して「治療は専門外なんだ、あとは医者に診てもらえ」と言って去っていった
黒雪
そんな事はさておき、俺は小夜を避難させるために外に出ていたのだ!
小夜は多少は術が使えるみたいだが…あんまり、という感じらしい……付術(エンチャント)位は出来るらしいが
黒雪
少し歩き……
小夜)黒雪さんこっちです!
黒雪
小夜)良いんですよ!何時もお世話になっているんですからこれ位いつでも手伝います!
少しは回復してもらったがやはり治っていないところは有るらしく傷が自分の足を引っ張ってしまう
そのせいで小夜を先に走らせてしまっている…自分の無力を痛感する
そんな時……小夜が顔を青白くさせてしまう物事が起きてしまう…
??
小夜)!!
??
黒雪
小夜)ち……父、、です…
黒雪
??
??
??
フードの中の瞳は俺が持っているのと同じ月の目…
小夜は頭が混乱しているのかその場に立ち尽くし体を震わせている
小夜)(まずいまずいまずいまずいまずいまずい……このままじゃ黒雪さん達に迷惑がかかる……言う通りにしてしまえば僕はまた監禁されるだろう…)
小夜)(黒雪さん達が危険な目に遭うぐらいなら…僕はッ)
黒雪
怖がる小夜の体を包み込むように後ろから抱きしめる
小夜)く、黒雪さ……
黒雪
黒雪
黒雪
黒雪
小夜の瞳を見つめ聞くと小夜は泣きそうな目で「ぼッ…僕は…たす…けて、欲しいです……おねがい…します」か細くもはっきりと聞こえた、あいつが言葉を遮ろうとしたが、確かに…ハッキリと!
黒雪
結月
俺と結月は当時に答え小夜の前に立つ
黒雪
結月
黒雪
マジでほんのちょっとの雑談をすると男は溜息をつき「なるべく強引な手段は取りたくなかったが……仕方ない」と言って指を鳴らした
指を鳴らすと5人の敵が追加で現れた
??
小夜)そ、そんな……五人も…
絶望する小夜に向かって「大丈夫だ」と声を掛け続け「数は多いがこっちには結月がいる、俺と結月2人で攻守交替しながらでの戦闘をする」 「俺ら2人は短期決戦型だが殲滅力に特化しているから仕掛けてきたら速攻で叩きのめす形になる」 と伝える
結月
結月
結月の言葉に動揺し「そんなこと…」と、言うが俺が遮る
黒雪
黒雪
結月
小夜)わ、分かりました!
小夜)負けないで……下さい!
黒雪
結月
黒雪
薫
薫
エレナ)ツヨサ、カンケイナシ……ツブス
쥰기(ジュンギ))ちょい待ちちょい待ちー!何あの黒髪ロングの子!チョーーゼツかわうぃんですけどーーー!?
薫
アルフォンス)出来れば早めに頼むぞ、4時から日本の戦艦百選を見に行くんだ…あの戦艦ヤマトなるのも、非常に興味深い!
エレナ)ウルサイ
悠夜
悠夜
黒雪
結月
悠夜
結月
黒雪
結月
その言葉と同時に俺らの第二の戦闘は始まった