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Dom/Sub sm受け

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Dom/Sub sm受け

14 - 📕×🙂⑤

♥

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2025年06月16日

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Dom📕×Sub🙂⑤

キスを終えたBroooockは

起き上がってその場に座り込んだ

Broooock

はぁ……

少しだけ汗ばんだ髪をかき上げ

スマイルの様子を窺う

スマイルは脱いだ自分のスウェットを手繰り寄せ

それで口元を隠していた

Broooock

スマイル、Playおしまいで大丈夫?

スマイル

……ん

Broooock

……んへへ……ヤっちまったなぁ

スマイル

…………

Broooock

とりあえず、えっと、タオルとってくるねぇ!

スマイル

――!

スマイル

まっ……!

Broooock

え?

スマイル

……いや……なんでもない

Broooock

いやいやいや、なんでもなくない

ベッドから降りようとしていたBroooockは

慌ててスマイルに近づいて

その顔を覗き込んだ

Broooock

なんでも『言って』、怒らないから

Broooock

嫌になったりしないから

スマイルは真剣なBroooockを見つめて

ゆっくりと体を起こした

スマイル

……嫌じゃなかった?

スマイル

なんか俺正気じゃなかったって言うか……

Broooock

え~、それ僕のセリフだよ

Broooock

スマイル嫌じゃなかった?

Broooock

ごめん、セーフワード言わないから全然やっちゃった

スマイル

別に謝んなくても……

スマイル

……嫌って言うか

スマイル

まぁやっちまったなって感じ……

Broooock

あは、僕もだよ

Broooock

嫌じゃなかったなら良かった

スマイル

………あぁ……

スマイル

はあぁ~…………

Broooock

クソデカため息w

Broooock

おい~やめろよw

Broooock

傷付くだろ~

スマイル

いやさぁ……あ~

スマイル

マジでSubって厄介だ……

Broooock

え~……w

スマイル

いや、俺もさぁ、別に嫌じゃなかったよ?

スマイル

嫌じゃなかったけどね、ほら、あるじゃん

スマイル

なんというか、こんなはずじゃなかったと言うか

スマイル

もっとね?わかるでしょ?

Broooock

いやわかるよ、うん

スマイル

でもさぁ、それをさぁ……

スマイル

……ただのダイナミクス性のせいにしたくないじゃん

Broooock

……うん

Broooock

あれだよね、僕らはちゃんと僕らの意思でやったって思いたいよね

スマイル

そうなんだよ

スマイル

俺らはダイナミクス性に踊らされたわけじゃない

スマイル

でもそれをさぁ、真実にするためにはさぁ……

Broooock

……え、付き合う?

スマイル

――って話になるよね、そうだよね

Broooock

ちょっと、ちょっとこの話後にしよ?

Broooock

先に後片付けしよ?ね?

スマイル

あぁ……そうだね

Broooock

じゃぁ僕タオルとってくる

Broooock

ここにいて

きっとお互いに頭を冷やす時間が必要だ

Broooockはタオルを水で濡らして

レンジで温めてから

スマイルの元へ戻った

スマイルはすでに上着を着ていて

ベッドに腰を掛ける形で

Broooockを待っていた

Broooock

はいこれ

スマイル

Broooock

シャワーとか浴びたい?

スマイル

いや、そこまでじゃない

Broooock

わかった

Broooock

僕リビングにいるから

Broooock

ティッシュそっち、ごみ箱ここね

スマイル

うん

Broooockは部屋を出ると

自分の後片付けをした

スマイルは今朝からSubdropを起こして

半日入院して

その足でBroooockの家にやってきた

病み上がりの彼に無理を強いてしまった

彼がCareを断らなかったからと言って

やっていいことと悪いことがある

Broooockは深く反省した

Broooock

(――でも)

Broooock

(僕は半端な覚悟なんかじゃない)

Broooock

(だってCollar渡したいって思ってたもん)

Broooock

(今だってスマイルとパートナーになりたい)

Broooock

(スマイルは僕のSubだから)

Broooock

(他のやつに取られるなんて絶対やだ)

――絶対逃がさない

何なら今の状況は良い傾向だろう

言ってしまえば――

既成事実を作ってしまったのだ

スマイルは今悩んでいるはずだ

Broooock

(……そんな悩み事、僕が吹っ飛ばしてあげるよ)

いくらスマイルが悩んで考えたところで

押しに弱いスマイルが

Broooockに勝てるわけがないのだ

スマイルが部屋から出てくると

Broooockはソファに腰を掛けて

飲み物を用意して待っていた

Broooock

喉乾いたでしょ、どうぞ

スマイル

あぁ

スマイルはBroooockの隣に座ると

飲み物を手に取って

ちみっとそれを口に含んだ

Broooock

……おなかすいてない?

スマイル

すいた

Broooock

なんか食べる?

スマイル

うん

Broooock

えーっとぉ……炒飯と麻婆豆腐でいい?

スマイル

うん、あんま辛くしないで

Broooock

おけw

Broooockが料理をしていると

スマイルが台所にやってきた

Broooock

良いにおいする?

スマイル

うん

Broooock

もうちょっと待ってねー

スマイル

…………

スマイルは何も言わずに

Broooockが料理している姿を

ずっと見つめていた

暇なのかな、と思いつつ

Broooockはスマイルを放置した

出来上がった料理を皿に盛ると

スマイルはようやく動き出して

その皿を机に持って行った

準備が整って

二人は手を合わせた

Broooock

いただきまーす!

スマイル

いただきます

カチャカチャと食器の音が鳴り響く

スマイル

んー

スマイル

うまい

Broooock

よかったぁ

スマイル

なんか色違くね?

Broooock

あぁ、僕のほうは辛くしたの

Broooock

食べてみる?

スマイル

うん

スマイルはBroooockの皿から

スプーンで豆腐を浚うと

それを口に含んだ

スマイル

…………んー

スマイル

うん、普通においし――からっ、かっら!

Broooock

あっはっは!w

スマイル

ヤバすぎ、からぁ

水をごくごく飲み干すスマイルを見て

Broooockはもっと笑ってしまった

Broooock

ごちそうさまでしたぁ!

スマイル

ごちそうさまでした

Broooock

お粗末様でした~

Broooockは鼻歌を歌いながら

食器を片付けると

洗い物をはじめた

スマイルはそんなBroooockを見ながら

ソファに座って彼が戻ってくるのを待った

Broooockは戻ってくると

スマイルの隣に座って

ぴったりと体をくっつけた

スマイル

……?

スマイルが少しズレると

Broooockもついてきた

スマイル

なに

Broooock

えー?

Broooock

くっつきたいだけだよ

スマイル

あぁ……

Broooock

スマイル

スマイル

はい

Broooock

僕の気持ちは変わってないよ

Broooock

君をパートナーにしたい

Broooock

僕だけのSubでいてほしい

スマイル

……はあ

Broooock

スマイルはどう?

スマイル

……まぁ……

スマイル

うん……

Broooock

えぇ?

スマイル

いやいや……

スマイル

言っとくけど人前でコマンドはなしだからな

Broooock

え?

スマイル

ていうかPlay中はからかったりするの禁止だから

スマイル

Playってそういうもんだからね?

Broooock

ん?う、うん

スマイル

前科あること忘れんなよ

スマイル

わかってんのかぁ?

Broooock

わかってるわかってる……え?

スマイル

え?

Broooock

今何の話してる?

Broooock

パートナーになってくれるってこと?

スマイル

え……あぁ、まぁ……

スマイル

まぁ……

Broooock

いやいやそこ曖昧にしちゃダメなとこぉ!

Broooock

ちゃんと言って、じゃないと僕に伝わんないから

Broooock

……スマイル、僕のパートナーになってくれますか?

スマイル

……ん、まぁ……

スマイル

よろしくおねがいします

ぺこりと小さく頭を下げたスマイルに

Broooockはぱぁっと笑顔を浮かべた

Broooock

よろしくおねがいしまぁす!!!!

スマイル

うわっ――!

Broooockは勢いよくスマイルに抱き着くと

スマイルはそのままソファに沈んだ

Broooock

えっへへぇ!よかったぁ!!

スマイル

あぁ……よかったね

スマイルは苦笑しながら

Broooockの頭を撫でた

おしまい

おまけ

最近――

Broooockがスマイルにべったりである

いつどこにいても何をしていても

Broooockはスマイルに抱き着いている

Nakamu

……ねぇ、最近近くない?

Nakamu

どしたの?

Broooock

んー?

Broooockだけが反応して

Nakamuをちらりと見た

スマイルは話を聞いていないのか

手に持っている資料を読み込んでいる

Broooock

僕らパートナーになったんだぁ!えへ!

Nakamu

パートナー……パートナー!?

Nakamu

ってことは二人ともDomSubなの!?

Broooock

うんそう、えへへ

そう言いつつBroooockは

スマイルに頬をすり合わせる

スマイル

なに?邪魔なんだけど

スマイルはそんなBroooockを

小さく押し退けていた

Broooockはそんなこともおかまいなしに

スマイルにべたべただ

Nakamu

…………えーっと、おめでとう

Broooock

ありがと~!!

Nakamu

え、BroooockがSub?

Broooock

ん?

Broooockはみんなの中でも

よく頭が回るほうではあるが

手のかかる弟のような立場にいる

そんなBroooockがスマイルに

コマンドを出す立場だとは

考えづらかった

故の質問だったのだが――

Broooockはスマイルに抱き着きながら

笑みを深めた

Broooock

……さぁ、どうだろうねぇ?

Nakamu

……へ?

Broooock

今度Collar買いに行くからそん時お披露目ね!

スマイル

ちょっと耳元で叫ばないで、うるさいって

Broooock

ごめぇんw

Nakamu

(いや……そう言うってことは)

Nakamu

(逆ってことやん……)

後日お披露目されたCollarをつけたスマイルに

みんなは度肝を抜いた

おしまい

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