TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

俺らは、ある日突然両親を殺された

理由はわからない

急に家に入ってきて俺らには意味 わからんこと言って 母さんと父さんだけを殺して逃げた

俺とゆあんくんはその状況を理解できず 抱き合って震えた

沢山泣いた

それから俺らは「殺し屋のボス」と名乗る 男の人に拾われて

親を殺した犯人に復讐するため 殺し屋になった

じゃぱぱ

よーし、仕事終わりっ!

ゆあん

じゃぱぱー、こいつの死体
どうする?

じゃぱぱ

んー、とりあえず隠して
あとで回収してもらお

ゆあん

りょーかーい

こんな感じで俺らは二人で仕事をしている

俺らが所属している殺し屋は大きな組織で

悪人を裁いている…らしい

会ったことはないけど俺らより前から 殺し屋をやっている先輩とかもいるそうだ

そして、この仕事を続ければ…

いずれは、両親を殺した奴の もとへ辿り着く

じゃぱぱ

……帰るか

ゆあん

そだね

最初は人を殺すことが嫌で嫌で仕方なかった

でも今ではもうそれが日常となり、 なんの抵抗もない

ただ、最近俺はこう思うようになった

ここまでして親の仇を 討ちたいんだっけ?

じゃぱぱ

(…考えていても
 仕方がない)

もう、絶対に「普通」には 戻れないんだから

ゆあん

…じゃぱぱ?

じゃぱぱ

…ん?
なに??

ゆあん

いや…どうしたのかと
思って……

じゃぱぱ

……なんでもないよ

ゆあん

そう?

ゆあんくんには普通に生きてほしかったなぁ

巻き込むんじゃなかった

それも、もう遅いか………

じゃぱぱ

はぁ〜〜〜………

ボフッ

そのままベッドへダイブする

最近生きた心地がしない

じゃぱぱ

早く仇討って俺も死にたいな…

 

じゃぱぱ

…寝よ

現在時刻9:00

じゃぱぱ

…………へ

めっちゃ寝坊した

なんでだ?

昨日たしかにアラームをセットしたのに OFになっている

じゃぱぱ

ヤバいヤバいヤバい…

じゃぱぱ

なんでゆあんくん起こして
くれなかったんだよぉ…

じゃぱぱ

ゆあん、おはよ〜…

じゃぱぱ

……って…あれ…?

ゆあんくんがいない

いや、流石にゆあんくんも 寝坊じゃないよな?

じゃぱぱ

…ゆあん……?

なぜか胸騒ぎがする

急いで俺は殺しの仕事が送られてくる URLを開いた

じゃぱぱ

……!!!

じゃぱぱ

あいつ、まさか…!

ダダダダダッ!!!

じゃぱぱ

ゆあんくんっ!!!

やっぱり部屋にもいない

じゃぱぱ

…!!

慌ててゆあんくんの仕事に使う武器が 置かれている場所を見る

案の定そこには武器が一つもなかった

じゃぱぱ

………………

じゃぱぱ

なんでだよ…

じゃぱぱ

ゆあんの馬鹿………

そのまま俺は一直線に家を飛び出した

ゆあん

はぁっ…はぁっ……

見つけたぞ!逃がすな!!

ゆあん

っ!!

ゆあん

(やっぱり一人でこない
 ほうがよかったか…)

ゆあん

(いや、今更遅い)

ゆあん

(なんとか生きて
 帰らなきゃ…)

ゆあん

(じゃぱぱ…!!)

観念しろ!!

ゆあん

ぐっ…!

そのまま取り押さえられる

抵抗しようにも体中あちこち怪我してせいで 上手く力が入らない

何人も殺しやがって…!

おかげて計画が台無しじゃ
ないか!

ゆあん

その計画ってのは、
人身売買っていう胸糞悪い
計画だろ…!

うるさい!

ガキが、舐めてっと
殺すぞ!!

どうしよっかな…

マジでヤバいかも

死ねっっ!!!!

ゆあん

っ!

ガキィン!!!

ゆあん

…?

え、何この音

しかも痛くないし…

なっ…?!

じゃぱぱ

てめぇ…ゆあんくんに
なにしやがる…!!

このガキの仲間かよ!

じゃぱぱ

俺はこいつの兄だよ!!

じゃぱぱ

きっちり落とし前を
つけてやる…!!

やれるもんなら
やってみろっっ!!!

じゃぱぱ

っ!

やっぱり、こいつ強い…!

どうしよう…このままじゃじゃぱぱが…!!

ドスッッ!!!!

じゃぱぱ

くっ……!

がっ……!!

じゃぱぱの肩に敵の刃が食い込み、 敵の腹をじゃぱぱのナイフが突き刺している

この野郎…!!

そのまま敵が刃の向きを変えてじゃぱぱの 首を切ろうとする

ゆあん

やめろーーっ!!!

ドンッ!!

…ガハッ

ドサッ…

ゆあん

……あ…

そのまま俺の撃った弾は敵の心臓を 撃ち抜いた

ゆあん

…よかった……

そう言って一息つくと、じゃぱぱが こっちに向かって走ってくる

じゃぱぱ

なにが「よかった」だ
ゆあんの馬鹿ーー!!

ゆあん

え?!?!

急に馬鹿と言われて戸惑っていると じゃぱぱが俺に抱きついてきた

じゃぱぱ

なんでこんな危険な仕事に
一人で行くんだよ!!

じゃぱぱ

俺が来なかったら今頃
どうなってたか…!

ゆあん

…ごめん……

じゃぱぱ

俺のアラームOFにしたのも
お前だろ

ゆあん

ギクッ(ーー;)

じゃぱぱ

なんでこんな無茶した?

じゃぱぱ

危険な仕事だってちゃんと
かいてあったろ

じゃぱぱ

教えて

ゆあん

……実は…………

そのまま俺はじゃぱぱに全ての理由を 話し始めた

殺し屋として、兄弟として

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

53

コメント

1

ユーザー

ゆあんくん優しい!!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚