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マフィア物語　海外編

第1話 - プロローグ

214

2023年01月04日

#まふぃあ

#東方

#すとぷりマフィアパロ

#すとぷり

#創作

#マフィア物語

華

お久しぶりです。

華

今回は今部作のプロローグを書いていきます

華

主のリア友の「牛ﾀﾝつくね」にバトンタッチします！

牛ﾀﾝつくね

バトンタ〜〜〜ッチ！

牛ﾀﾝつくね

読者の皆様初めてまして！
牛ﾀﾝつくねと申します！

華

これから度々つくねは登場するかもしれないです。

華

頼んだ！

牛ﾀﾝつくね

頼まれた！

牛ﾀﾝつくね

では、説明へ。

牛ﾀﾝつくね

主の前述のように、本話は今作のプロローグとなっております！

牛ﾀﾝつくね

因みに、残酷描写・微グロ注意⚠️です！
不快になられるようでしたらこの話は飛ばしてもらって構いません！

華

(飛ばしても大丈夫なように話は繋ぎます。)

牛ﾀﾝつくね

そして最後はもしやあの人が…⁉︎
前フリも程々に、本編へどーぞ！

これは麗が海外移行してから少し経った頃のお話

某月某日　日本　明保野村

父

───『狄』

狄

……父さん…？

狄

！そんな……ッ

狄

嘘だよね…？

父

…落ち着いて聞いてくれ、狄

父

俺だって…ッ認めたくない…

父

母さんが、

父

───『アレ』に感染した

狄

ぁ……………

狄

ッ…！？…

狄

あぁあああぁあ゛ッ………！！！！

あの日。

前触れもひとつもなく、明保野村を───恐ろしい伝染病が襲った。

二ヶ月前

ｼﾞﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘッ

母

───しゅう？狄！

母

早く起きなさい！学校に遅刻するわよ！

狄

ぅッ………うぅん…

狄

…！？えっ

狄

うわまじかっ……！！！

母

まったく……
もう15なんだからしっかりしなさい！

狄

うん母さんごめんッ(ﾄﾞﾀﾊﾞﾀ

父

お、やっと起きたか？寝坊助め〜

母

あなたも…
そんなに狄を甘やかしちゃダメよ、もうすぐで高校生なんだから

父

そう言ってやるなよ母さん。
まだ子供なんだからさ

母

だーかーらー！あたしが言わないと誰も言わないじゃないの…

弟

あ！お兄ちゃんきょうもねぼう？

狄

あーうん、ってやばいやばい遅刻するッ！！

母

あっ！ちょっと朝ごはんくらい食べなさい！

母

！もう〜あの子ったら…！

ちょっと騒がしい、我が家のいつもの朝。

口うるさいけれど、優しい母さんと、いつも僕に甘い父さんも悪ガキ気質なかわいい弟も

僕にとってはかけがえのない、大切な家族だ。

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

狄

──！！ふぅッ！！はァ…ッはァ…ッ

燕人

狄！やっと来やがったか！

燕人

また寝坊かこの野郎ー！(ｶﾞﾊﾞｯ

狄

ぃてっ！！やめろってよしひとッ！

燕人

ハハッ！いいじゃん、
オレたち親友だろー？

狄

いやそうだけどさあ！

燕人

へへっ。
なあ狄、今度裏山に遊びに行こうぜ！

狄

えー、
服汚れたらまた母さんに叱られるじゃん…

燕人

で、返事は？

狄

はっ、行くに決まってるだろ！

燕人

うっしゃ！そう来なくちゃな！

ああ、幸せだ。

親友がいて家族がいてこの村にいて。

ああ。こんな幸せが、

───永遠に続きますように。

数日後

狄

………なあ燕人、どうしたんだよ、
こんなとこに呼び出して

燕人

………………

狄

…なあ、なんか言ってくれよ。
……お前らしくないじゃないか

燕人

…………ッ

燕人

…狄。

燕人

オレの父ちゃんがな…
──伝染っちまったんだ。

狄

……ッ！！！

狄

はっ………それって……ッ

燕人

オレはもう学校に来ない

燕人

今までありがとな、狄

狄

おいッ！話が違うだろッ！？
約束したじゃんか、今度一緒に…ッ

燕人

…『今度』なんてないよ、もうないんだ

燕人

じゃ…元気でな

狄

おい待てヨシっ！！(ｶﾞｼｯ

狄

なんで俺を頼ってくれない！？
俺たち親友なんだろ…！？

燕人

…………手ェ、離してくれ。

ﾊﾟｼｯ

狄

ﾊｯ……ヨシッ………

燕人

じゃあな

狄

…………！

ある日を境に、僕たちの日常は、確実に変化していった。

急に村で流行りだした、原因不明の伝染病。

発症すると、頭が割れるような頭痛や激しい発熱を伴い、他に咳嗽・喀血。

…おまけに敗血症で、全身に黒い出血斑。

そして、最終的に、死に至る。

クラスの生徒は日に日に少なくなり、暫くするといなくなった生徒の机に白ユリの花が置かれるようになった。

…それは遂に、燕人の机の上にも。

僕の幸せは、壊れていった。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

弟

……ゴホッゴホ…ゴホ゛ｯ

弟

…！！ｶﾊｯ……

狄

！大丈夫か…！？

弟

──！！

狄

お前…血を……ッ

狄

ッ……待ってろよ、兄ちゃんがハンカチ
持ってきてやるからな…！

ｷﾞｭｯ

弟

お゛にぃぢゃん…ッ
ボク…しんじゃうの…？

狄

ッ！

弟

…ぐるしいよ゛っ、
だずけてょッ…ぉに゛ぃぢゃん……ッ

狄

……ごめん……ごめんな…ッ

父

…狄……………

───弟が死んだ。

母は病床で泣いていた。

父は体が震えていた。

狄

………………ッ

分かってる。

俺もきっと今

酷い顔をしているのだろう。

もう生きる意味が分からなかった。

自分がいつ発症するか分からない状況で、未来を夢見ることなどできなかった。

生きることが、ただ毎日息をするだけの行為となった。

ああ、もし『神様』がいたなら。

もうこれ以上俺から何も奪わないでくれ。

その時は、無情にも来て。

感染拡大防止という口実で、『政府』は明保野村を

───亡ぼす事を決定した。

狄

……………ﾊｧｯ…ハァ…ッ

…買い出しに行ってたんだ。

父は家で動けない母の世話をしていて。

その間に僕は『村外れの』商店まで日用品や食糧を買いに行った。

──すぐに戻ったつもりだった。

村をもやす炎が

めらめら

ぱちぱち

音を立てて。

狄

ぁッ…………………………………ッ

くろい煙が

天高く昇っていく。

狄

はぁッ……はあッ……あぁあ゛ッ………ッ

その下はまさに、

灼熱地獄を連想させるような。

父が

母が

隣人のお爺さんが

か弱い赤ん坊が

学校の生徒が

みんな、みんな、

黒焦げの、死体になっていた。

狄

うわ゛ぁあああぁぁあ゛あぁぁああぁぁぁ゛っっっ゛！！！！！！！！！！！！！！！

時間は過ぎていった。

元々人口の少なかった『明保野村』は、最早人々の記憶から消え失せていた。

でも。

僕は、 ──俺は、

忘れはしない。

『あの人影』

◽️

「…元を辿れば、君らが悪いんだよ。」

◽️

ああ、それだと語弊があるか…

◽️

あいつらが、君たちの長が悪いんだよ。

◽️

…！

◽️

どうだった？

部下

生存者は確認できませんでした。

◽️

生き残りはいないか

◽️

主犯は？

部下

…残念ながら

◽️

探せ、居場所を特定しろ。

部下

はっ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

麗

「──────────」

狄

………！

狄

……見つけた。

-プロローグ　完-

牛ﾀﾝつくね

お疲れ様でしたぁー！
読んで頂きありがとうございました！

牛ﾀﾝつくね

今回プロローグを書かせて頂きましたが、
はっきり言って…

牛ﾀﾝつくね

んんんめちゃくちゃ楽しかったです！！

牛ﾀﾝつくね

また機会があればまた関わりたいなー！

牛ﾀﾝつくね

それじゃあまたあえる日まで！
主にお返しします！

華

お疲れ様でした。

華

今回のプロローグはすぐにお話に繋がる訳ではありません。

華

書きたいものが二つほどあるので…

華

待ってていただけると嬉しいです。

華

ではまた。

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